2020年05月11日

映画タイトルの流行

この前、映画の邦題の付けかた、
サブタイトルについて、など書いたけれど、
今日は、タイトル付けにも流行があった、
という話だ。


1940年代、50年代は、漢字二文字のタイトルが
非常に流行っていて、
特にそれは恋愛映画に使われたようだ。

「哀愁」「黄昏」「慕情」「旅情」「喝采」「断崖」
「余命」「追走」「裏窓」etc.

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また、70年代から80年代にかけては
「愛と〜」シリーズがわんさか。

「愛と青春の旅だち」「愛と哀しみのボレロ」「愛と喝采の日々」
「愛と哀しみの果て」「愛と宿命の泉」「愛と栄光の日々」
「愛と復讐の挽歌」「愛と追憶の日々」

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この「愛と哀しみのボレロ」の
原題は「それぞれの人生」
というような意味らしいけれど、
このポスターの表現のしかたは
まったく違う。

このあと、90年代になると、オリジナルをそのまま
カタカナにしたタイトルが増えた。

「ア・フュー・グッドメン」「アウト・フォー・ジャスティス」
「エニイ・ギブン・サンデー」「ウエディング・バンケット」
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」「インデペンデンス・デイ」
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

原題は違うのに、それ風なカタカナタイトルもある。
「ザ・エージェント」「ベスト・キッド」「ネゴシエイター」
「アウトロー」「プリティ・ブライド」「ハートブルー」とか。

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image.pngimage.jpeg

こういったモノを逆に英語に直訳して、
あちらの人に伝えると、
笑ってしまうモノも多いんだろう。

もちろん、外国映画の原題だって、
日本人の僕らからすると、
すごく不思議なタイトルも多いのだから。

また、そのあたり、調べてみて、
ヒマなうちにアップでもしようか、と(笑)

それにしても、昨今の邦題の流行って
どういう流れなんだろう。
あまりピンと来ない。。。

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2020年05月10日

本日のLGBT映画「シークレット・ラブ:65年後のカミングアウト」

これまた、すぐにここで紹介するけれど、最近
「Hollywood ハリウッド」というテレビドラマを制作した
ゲイの大プロデューサー、ライアン・マーフィの
「シークレット・ラブ:65年後のカミングアウト」が
先月末からNetflixで配信された。

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70年付き合ったレズビアンカップルの
人生を描いたドキュメンタリーだけれど、
これが同性愛者という視点から
非常に良く出来ている。

二十歳前後で知り合った二人は、
基本的には家族や職場、友人たちの前では
ごくごく普通の友人同士として生きてきた。

なりを潜めて生きる二人だが、
8ミリで撮られた楽しそうな映像の数々。

年上のテリーは、女子のプロソフトボールの選手。
これは後にマドンナなどが出た「プリティ・リーグ」の
モデルになったリーグだったようだ。

映画は80年代を過ぎ、彼女たちがやっと
自由な気持ちでカミングアウトするところから
映画は始まる。

彼女たちが振り返る1940年代が
いかに同性愛者への差別などが酷かったか
わかってくる。


そこには摘発、逮捕、自殺、
さまざまな出来事があったことが露呈されてくる。

辛い時代を超えて、2000年代を過ぎて
今度は老後という問題が二人に
大きくふりかかってくる。

若いほうのパットの理解者でもある
姪御さんが加わり、3人で涙ながらに
意見の違いをぶつけ合うシーンは辛くなる。

そしてひっそりと隠し持っていた
二人の多くのラブレター、
そして80歳を超えて多くの友人に
囲まれての結婚式には泣かされる。

彼女たちが大変な時代を生き抜いたことは
心から胸を打つし、その愛の貫きかたも
とても素晴らしい。

ひとつだけ思ったのは、経済的に
非常に恵まれている人たちであるということだ。
女性二人で、ここまでの生活が出来る人は
たぶん世界の中でも少ないのではないか。

もちろん、だからと言って、
この映画が描きたかった愛の尊さには
なんの違和感もなければ
もちろん、否定することもないのだけれど。

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2020年05月09日

ゲイシーンでのクラスター

昨日のニュースで知った人も多いだろうけれど、
ここのところ、感染者数がグーンと落ちていた韓国で、
一昨日20代のゲイの感染者が出てしまったようだ。

あちらでは感染者の動線を自治体が発表し、
乗った交通機関の時間や、行った飲食店が公開され、
それを見た市民が、接触したかどうかがわかる、
という仕組みになっているらしい。

彼が行った5軒のゲイクラブの名前はすべて
公表され、彼の知人や、クラブにいた15人の
感染もわかったと言う。

それによって、「ゲイがコロナを撒き散らしている」
などと言う心ない書き込みで
ネットが炎上しているとのこと。

僕は長いこと、韓国には行っていないけれど、
そもそも、儒教的思想によって、同性愛差別も
まだまだ多くはびこっているようだ。

でも、これは韓国に限ったことではなく、
日本のゲイシーンでもクラスターが
発生すると、似たようなことが
起きることだって否めない。


確かに、この徹底した防疫対策で、
急激に感染者が減っていることは確かだけれど、
ゲイに限らず、自分の日常の動きを明らかに
される、ということはやはり考えものだ。

それにしても、先日書いた自粛警察も含めて、
有事になると、誤った正義感をふりかざし
叩く人たちが大勢出てくる。

こういう時期だからこそ
バランスを保った良識、ということを
常に考えながら、言動に注意していかなければ、
そう思う。

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2020年05月08日

本日のアニメーション映画「父を探して」

子供の頃からディズニー・アニメが好きだったり、
宮崎駿も好きなモノは繰り返し観ているけれど、
日本国内でも膨大な量のアニメには
とても付いて行けていない。
思えば、去年大変なことがあった
京アニの作品も観ていない。
邦陽問わず、もっと広く
優れたアニメーションを観たい、そう思う今日この頃。

ここ数年で僕を夢中にしてくれたのが
ブラジルで作られたアニメ「父を探して」だ。

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アカデミー賞にもノミネートされていながら、
日本公開されたのは小さな映画館で
朝一回の上映という残念な形だった。

少年の目を通した社会や環境問題を
クレパスや、切り絵、色鉛筆で描かれた
その映像マジックに痺れた僕は
DVDで繰り返し観ていて、今日もまた観賞。


幸せに送っている両親と少年、という3人家族。
その後、列車で出稼ぎに出る父親を追って、
少年は初めて世界へ出るという話だ。

そこで彼が目にするのは、
過酷な重労働をさせられている人々や
派手でキラキラとしていながらも虚構に満ちた社会。
自然破壊に商業主義、そして独裁国家。

かつて、父親がフルートで奏でた
メロディの記憶を辿りながら、
父親と共に自分を探していく。

ブラジル産と言っても、セリフはなく、
とにかくイマジネーションの限りをつくした
映像と、どこまでも想像力を広げていく音楽が魅力的だ。

シンプルかつ美しい色彩で描かれる田舎の風景と
派手で細かいながらも、
黒を基調とした都会の風景の違い。

人々を愚弄し、締め付ける体勢派と、
そこでのたうち、苦しむ民衆。
しかし、元を辿れば、すべて少年と同じ子供だった。
同様に、そのふた通りの生き方は
どちらも少年の未来であることに
思わず鳥肌がたってしまう。


Amazonではレンタル500円と少し高いけれど、
十分見応えがある一作。
鬱屈した日々を送る中に、
きっと素敵な刺激を与えてくれるはず。

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2020年05月07日

頑張る人々

昨日から今日にかけて、久しぶりに
店の様子を観るのと同時に、
多くの人たちと会った。


昨日は、新宿2丁目のバーの人たちに向けて
あらゆる給付金について、新宿区に務める
区議会議員の方、司法書士の方などによる
相談会があったのだ。

顔見知りのバーのマスターや
初対面の方たちと話をした。

それぞれの店の方針や作られ方、
不動産とか大家さんとの関係、
家賃ほか、何でお金がかかるのか、
それは、店によってまったく違ったりする。

オンラインや、ランチボックスなど
営業を続けられているお店もいらっしゃる。

うちの店もそうだが、それぞれが
大変な状態をどうやって乗り越えて
いこうか、と苦しい状態を語っていた。


打ち合わせの帰りに、ちょっとご無沙汰していた
仲良しの3丁目のレストラン、神場さんに行く。

お店の前にあった目標にもなる
紅葉の木がなくなってしまった、と
SNSで目にしていたので心配だった。

ビールを飲みながら、改めて店長のシン君から
かなりショックだったと聞いて、
残念だなあ、そんなふうに思った。

しかし、今日になって、なんと警察から
連絡が入ったのだと言う。
インターネットの情報から
神場さんのお店のモノだと連絡を
くれたらしい。
とてもありがたかった、そう言っていて
ホッとしながら、驚いた。
そういうこともあるのだ。

神場の帰り道、雨降る中、店に寄って、
片付けや掃除をする。

ひと月以上、営業していない店だが、
特に変化もない。
うちはおかげさまで路面店でもなく、
虫やネズミにも荒らされていないことも確認。

それでも、古いフライヤーなどを整理したり、
ベランダのガラス窓を拭いたりしていたら
なんだかホントに切なくなってしまう。

こんな時間がどれくらい流れるんだろうか、
いつになったら、前のように
みんなで爆笑したり出来るんだろうか、と。


日が変わり、今日は雨が上がって
すっかり晴れ渡ったので、ウォーキングで
築地へと向かった。

つい今週の頭から、元スタッフのラファエルが
働いているお店が持ち帰りのカツサンドや
エッグサンドなどを販売していると聞いたからだ。
ラファエルには一昨年まで本当に世話になった。

IMG_3362.JPG

僕もマスクをして、キャップを被っていたので
最初は彼もわからず
「どこのおじさんかと思った」と笑われた。

ラファエルは相変わらず元気で、
明るい彼の顔を見ていたら、昨日の
ちょっとだけネガティブな気持ちも吹き飛んだ。

おまけにサンドイッチも、
想像以上に美味しかった。

さあ、給付金をきちんともらえるようにしながら、
来月以降のことを、前向きに考えよう。

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2020年05月06日

本日の映画「仁義なき戦い」

自分が若い頃、映画の中で、
かっこいいおっさんと
思っていた俳優が、時間が経過して
同じ作品を観ると、いかした兄貴となり、
今度、その年齢を自分が追い抜いてしまうと、
やんちゃな若い衆みたいになったりする。
映画って不思議だ。

この休みの間に、物凄く久しぶりに
「仁義なき戦い」の5本のシリーズを観賞、
菅原文太が、まさに上に書いたようで
改めて惚れ直した。

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それにしても、やくざ映画。
西部劇、戦争映画、時代劇、史劇なんかと共に
多くのゲイは、苦手だという人も多いだろう。

僕もさほど得意ではない。
暴力描写もそうだけれど、
いわゆるノンケ男の
勝つか負けるかという
闘いの中に、ほとんど心躍るモノはない。

「ゴッド・ファーザー」が
公開されたあとだったせいか、
血飛沫が飛び散り、主要な人物が
どんどん殺されていくのは、
それまでの仁侠映画以上の壮絶さ。

でも、この映画が公開される前の
いわゆる高倉健や鶴田浩二主演のやくざ映画で
描かれている渡世の美学、ヒーロー然とする
モノはここにはない。
むしろ、辛いほどに切ない青春群像劇で、
その昔の「やくざってカッコいい」など
ほぼ感じる部分もない。

「唐獅子牡丹」を聞きながら、映画館で
「ケンさんっ」と声をかけていた60年代の時代とは
確実に違うのだ。

とは言え、それでも菅原文太はかっこいいのである。
それは、やくざとして、ではなく、一人の男として。

そもそもはみ出しモノの集団であるのに、
その組織の中でいいように使われ、
ハミ出たモノはどんどん犠牲になっていく。

それを許せないのが、文太扮する昌三だ。
やくざ社会に救われ、裏切られ、報復しながらも
それでもやくざとして生きていく男。

躍動するカメラワーク、そして血飛沫の中に
見える孤独感や、世の中に対する怒りは、
その後、菅原文太が社会活動家として
発言していたことにもどこか繋がっているのかも知れない。


ゲイ的にも・・・
天井から撮られたファックシーンで
全身に鯉の刺青を乗せた締まった文太の肉体。

また、刑務所内で、梅宮辰夫と兄弟の契りを
交わすシーンなど、その手のシークエンスが
好きな人たちは、生唾を飲み込むはず。

IMG_3358.jpg

しかも、どの映画のどこを切り取っても
「兄貴」という言葉が連呼されるのも
人に寄っては、とてもアガるかも(笑)

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2020年05月05日

激しいコロナ自警団のこと

昨日、いつものようにうちの近くを
ウォーキングをしていた。
日光に照らされた新緑が
鮮やかに輝いていて気持ちが良い。
人や車が少ないせいか、
いつもよりも空気が綺麗な気もする。

そんな中、「おい!お前!!」と
すごい声が聞こえて、振り返ると
ジョギングしている青年に
僕と同世代か、もう少し若いくらいの男性が
「マスクしろよ、マスク!!」と
大声で怒鳴っている。

確かに青年はマスクをしていなかったけれど、
周りにはほとんど人がいない。

僕自身も、たまたま昨日は付けていたものの、
湾岸近くの自宅近辺は、人が少ないので
付けないで歩くこともある。
帰りにスーパーに寄ったりする時は
きちんと付けては行くのだけれど。


この新型コロナウィルス問題が起こってから、
自粛もあって、非常にイライラしている人が
多いせいなのか、結構なメディアで、
驚くような行動に出る人がいることをよく耳にする。

いわゆる「コロナ自警団」と言われる人たちだ。

リモートライブを一人でやっているような
ライブハウスにも「やめてくれ」と
張り紙をしたり、
仕事で他県から来た車のミラーを
割ったり、
細々と限られた会員だけのために
オープンしているトレーニングジムにも
いやらがせの電話をかけまくったり、
そんな事例があとを経たない。

そして、それは感染者の人や
中国人留学生などにも及んでいると言う。

テレビのワイドショーでも、
海やゴルフ場から、わざわざ中継する。
「人は少ないですが、それでもまだ
来る人がいます。」と。
顔はボカしながらも、カメラをむけて
「何故、来たのか」と責めるような
質問を浴びせたりする。


「自分がこんなに我慢しているのに何故、お前は」
または「こんなに我慢させられているのは
お前のせいだ」という論理で
激しく攻撃してくるのだそうだ。

そういう人は、いざ自分が感染者に
なってしまうと、必死に誰がそれを移したのか
犯人探しを始めるのかも知れない。

国の要請はあくまでもお願いであり、
命令ではない。
色々考えた上で、その要請には添えない人もいる
出来ないことだってある。

こういう時に、「違う」ということを
認められない不寛容さ、想像力のなさは、
決して住み良い環境、素敵な人間関係を
作ることには、ほど遠い、そう思ってしまう。


こんな時期だからこそ、
許し、許される、という関係作りを
目指したいなあ、そう思う。

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2020年05月04日

本日のゲイ・ドキュメンタリー映画「サーカス・オブ・ブックス」

Netflixで去年、作られたばかりの
ドキュメンタリーがなかなか面白かった。
タイトルは「サーカス・オブ・ブックス」。

Unknown-2.jpeg

タイトルになっているのは、60年代に
LAにオープンしたゲイ・ポルノ専門店の名前。

いわゆる雑誌から始まり、ビデオからDVD、
そしてありとあらゆるアダルト・グッズを
販売していたLAのゲイタウンにあったショップ。

いわゆる2丁目のルミエールという感じの店だ。

つい去年の2月にクローズしたこの店は
なんと、ゲイシーンなどに
まったく興味がない二人の子持ちの
ストレートの夫婦が経営していた。

そもそも、新聞記者だった女性と
映画の特殊技師だった男性が
ユダヤ教のパーティで知り合い、結婚。

夫の仕事がうまくいかなくなり、
妻が知り合ったアダルト誌ハスラーの
編集長ラリー・フリントの提案から
その雑誌を売るということになった。
それがいつのまにか、
ゲイ専門の店へと変貌した。

彼らは店に来るお客さんや従業員を通して
ゲイの人々と楽しく、にこやかに接する。
店内はハッテン場も兼ねた店となり、
二人はそれもさほど気にせず、商売を続ける。

娘と息子との家族団欒では、
まったく仕事については触れられない。
うちの真横では、18禁のモノばかりを
扱っているのにもかかわらず、だ。

もちろん、そこにはエイズパニックや、
ネット社会への移行による経営難にも見舞われる。

80年代を知っている僕たちには
懐かしいジェフ・ストライラー(!!)が
大きく変化して登場して驚かされる。
(ジェフのペニス大のディルドなど
日本のショップでも売られていたもんなあ。)


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後半、敬虔なユダヤ教で保守的な妻は
ある瞬間から、自分の中の同性愛蔑視や嫌悪に
気が付き、悩み、苦しむ。

そのきっかけになるシークエンスは、
この映画のクライマックスにもなっていて、
ショッキングでもあり、胸を打たれるはず。

ストレートでも、ゲイでも、自身の胸の中にある
「どうしても許せないこと、認めないこと」に対して、
いかに寛容になっていくことが出来るか。

この映画自体を、大人になった二人の娘が
非常に客観的に作っている、ということも凄い。

店主であり老いた母親が、
毅然と店じまいをするラストシーンは
泣けて仕方がなかった。

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2020年05月03日

メディアの年齢表記の気持ち悪さ

昨日、友人と電話で話をしていて、
彼の友人の彼氏が一昨年、ドラッグで
摘発されたという話になった。

相手がドラッグをやっていたことも、
捕まってしまったことも、
その友人が知ったのは
新聞に載ってからだったと言う。

摘発された彼はクローゼットだったらしいし、
特にその友人のところには警察から
連絡があったワケでもなかったようだ。

しかし、自分の相手が捕まったということは
もちろんだったけれど、
その彼がショックだったのは、
新聞に載っていた相手の年齢だ。
自分が聞いていた年齢よりも
6歳も上だったとのことだったそうだ。

年齢を偽って言うという人は、
別にゲイの世界に始まったことではない。
そういう人は、どこにでもいるし
いくらでも聞いてきたので、
今さら、僕は驚かなかった。

ただ、何よりもどうなのかと思うのは、
新聞に書かれる際に、
何故、年齢が必要なのかということだ。

それは犯罪者だけではなく、政治家、
そして芸能人もすべての人が、だ。


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新聞や雑誌のみならず、テレビ、
それもワイドショーだけではなく、
かなり広い範囲で、年齢が公開される。
それも、いちいち()付きで。

これ、誰が必要とするのだろうか。

少なくとも欧米のメディアで
いちいち年齢を公表することはない。

僕だって、凄いことをした人の記事や、
それこそ日頃リスペクトしている方の
年齢を見た時に、ああ、自分よりも何歳若い、とか
何歳上、とか思って、自分も頑張らなければ、
そんなふうに感じたりすることはある。

しかし、そんな事、今どき、
ネットで調べれば誰もがわかることだ。

増して、夢を売る芸能人やスポーツ選手が
何歳であろうが、まったく関係ないし、
そんな情報はまったく意味がないことだ。

僕個人が、店で年齢を尋ねられたりして
誤魔化したり、違う年齢を言うこともないし、
特に老いたること(笑)を、
今更隠そうとは思ってない。
でも、表記されたりすること、
というのは別の話。

この悪しき(と僕は思う)風潮を
何らかの方法で、なくしてしまう方法はないだろうか。

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2020年05月02日

本日の映画「熱いトタン屋根の猫」

もっと、観ていない映画、新作を観なければ、
なんて思いながらも、
若い頃観たけれど、覚えていない、とか
耳にした解釈を確認しなければ、なんて
思いながら、久しぶりに観る映画も山ほど。

今日観た映画は「熱いトタン屋根の猫」。

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これは読書好きなゲイなら知っている
テネシー・ウィリアムズ原作の舞台の映画化。

ミシシッピにある大邸宅に
父親の65歳の誕生日のために
訪れた結婚している二人の兄弟。

弁護士の兄は何人もの子供に囲まれていて、
その妻は家の遺産を狙っている。

ポール・ニューマン演じる弟は
エリザベス・テイラー演じる妻と
あまりうまく行っておらず、
子供は出来ない。

それに父親が余命いくばくもない、
とわかっていない母親が加わって、
激しく、ドロドロとした愛憎劇が繰り広げられる。

ニューマンの役は、そもそも
ゲイという設定だったけれど、
この映画ではまったくそこは
割愛されていて、原作者の
ウィリアムズは怒りまくったらしい。

それだけに、当時は、「彼の親友が
自殺をしたからと言って、
何故、それが夫婦関係に支障を
きたしているのか、わからない」
という人も多くいたみたい。
そりゃそうだ。

でも、若く眼光鋭いニューマンを、
ゲイ、というふうに観ていくと、
見事な彼の芝居から
傷つきやすい繊細さなところが
しっかりと見えてくるのが凄い!!

妻を受け付けないけれど、何故に
ここまでエロチックなんだろう、と。。。

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ファーストシーンで、前日に酔っ払って
学校の校庭でハードルを飛び越えることを
失敗した彼が持つ松葉杖も
いたるところで凄い小道具に変化する。
これは舞台も同様かも。

彼と同様、エリザベス・テイラーも
負けちゃいない。
しつこく、何故自分をそこまで拒否するのか
自分の美貌を武器にしながらも、
切なくも強い女性を演じているのがさすが。

実生活で、この映画の撮影途中、当時の夫を
飛行機事故で失いながらの演技だったようだ。


ちなみに、このあと作られたテレビ版は
ロバート・ワグナー、ナタリー・ウッド、
そして父親をローレンス・オリヴィエがやっていて
そこでは同性愛であることを、
さらにオープンにしている模様。
これ、YouTubeで観られるようなので
チェックしないと。

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2020年05月01日

洋画のサブタイトル 副題って!?

ちょっと久しぶりに「ドリーム」という映画を観た。

NASAに勤めた3人の黒人女性の
なかなか素晴らしい映画だけれど、
今日は映画の内容じゃなくて、タイトルの話。

これ、もともと日本では「私たちのアポロ計画」という
サブタイトルが付いていた。

しかし、映画自体はアポロよりも前のマーキュリー計画
だったことがわかり、ただの「ドリーム」になったとのこと。

え?こんなシンプルだけど、何の映画か
わからないようなタイトルでいいの?って思ってしまう。


Unknown-3.jpeg → Unknown-4.jpeg

原題は"Hidden Figures"という
「知られていない人たち」とか
「隠された数字」というダブルミーニング。

Unknown-5.jpeg

それをどういう邦題にするか、
配給会社、宣伝部は頭をひねるワケである。


その話から、深夜に友人と
映画のタイトルの話で少し盛り上がった。

そんなブログをいくつか、書こうと
思っているけれど、今日は映画のサブタイトルの話。

とは言っても、アメリカ映画などにはサブタイトルを付ける
習慣はないようだ。

そもそも、日本では、007などシリーズモノなのが
始まりのようだ。
最初は"Dr.NO"を「007は殺しの番号」と付けてしまい、
その後、日本では必ず「007」と付けたあと、
原題を付ける、それがサブタイトルのように。
「007/スカイフォール」っていう具合に。

あちらでは、「007」は付けずに
日本でのサブタイトル扱いの部分だけが
タイトルになっていて、そのほうがカッコ良い。

また、海外のシリーズモノのタイトルは、
単純に、2、3とナンバーをふるか、
それとも、まったく別のタイトルをつけるか。

日本はナンバーも付けながら、
サブタイトルも付ける
「ロッキー4/炎の友情」とか
「ブリジット・ジョーンズ3/ダメな私の最後のモテ期」
みたいに。
なんじゃ、そりゃ(笑)

加えて、人名だけのタイトルは
日本ではヒットしないというジンクスがあるせいか、
サブタイトルが付いていることも多い。

「フォレスト・ガンプ/一期一会」
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」
「マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙」
「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」
「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」
「ダンサー セルゲイ・ポルーニン/世界一優雅な野獣」
ワケ、わからない(笑)

最近では、わかりにくいタイトルを
もう少しわかり易くしようとした
サブタイトルが多く
「ファウンダー/ハンバーガー帝国のヒミツ」
「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」
「イミテージョン・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」
説明しようとすればするほど、長くなる(笑)

さらにわかりにくくしてるのでは?というモノも。
「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」
「ペイ・フォワード/可能の王国」
「ロレンツォのオイル/命の詩」などなど。

いずれにしても、日本はちゃんと説明して、
わかり易くしないとダメ、
という定説があるようだ。
だからちゃんと「007」と付けなきゃ、
違う映画と間違われちゃうという不安がつきまとう。

なんだか、こういうサブタイトルによって、
観客が想像力を膨らませらられない傾向になっている気がする。
もちろん、それは映画の中身自体にも言えることだけれど。
わかり易い、ということは、文化やアートにとって
決して素敵なことだとは思えないんだけれど。。。

ともあれ、映画のタイトルについて、
はなかなか興味深いので
また次回、この続きを。。。
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posted by みつあき at 20:04| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする