2019年03月20日

チャイコフスキーのゲイ・ライフ

世界に名だたるチャイコフスキーのオペラ
「スペードの女王」の新作がロイヤル・オペラで
去年から公演されていることは知っていた。

それが、うちのお客さんの
インスタグラムで、映画館で
ライブビューイング中だと知り、
昨日、早速、行くことにした。

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チャイコフスキーのオペラの中で
「イフゲニー・オネーギン」は
メトロポリタンで観ているけれど、
「スペードの女王」は初めて。

アリアもほとんど頭に入っていないと
わかり、一昨日からApple Musicで聴きまくる。
なんと、便利な世の中になったものか。

今回、ステファン・ヘアハイムの演出は
なんとチャイコフスキーの人生が
「スペードの女王」の物語と
平行して描かれていく。

それも、同性愛者として苦悩している
チャイコフスキーこそ、この舞台の
主役、という見せかた。

舞台はハスラーを自宅に呼んでいる
チャイコフスキーのシーンから始まる。

このハスラーが、実はこの舞台の主役、
ゲルマンであり、チャイコフスキーを演じるのが
その恋敵のエレツキー公爵だったりする。

舞台は「生水を飲んでコレラで死んだ」
とされるチャイコフスキーの逸話から
水が入ったグラスを持つ多数の
チャイコフスキーが登場したり、
裸体に羽を数本さした3人の
チャイコフスキーが、賭博のカードの
数字を表現していたり、と
かなり過激なスタイルで見せていく。

royal-opera-house.jpg

現実のチャイコフスキーの同性愛説は
かなり公然の秘密として知られていたらしく、
パリで多くの男と関係を持ったり、
美青年の兄弟を下男として雇って
楽しんでいたという話も聞く。

結婚も6週間しか持たなかったという
彼がそこまで苦悩したかどうなのか。

少なくともこの舞台では
男女三角関係のもつれと共に、
彼の苦しみを描いている。
入り組んだキャストが
少し無理も感じたけれど、
興味深いオペラであることは間違いない。

上映は明日、21日までのようだ。

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posted by みつあき at 15:24| Comment(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする