2019年03月31日

人名の検索の怖さ

ここのところ、とてもよく来てくれる
タカシだけれど、彼は苗字も名前も
とってもありふれているのだと言う。
だから、Google検索をしても、
同姓同名が山のように出てきて
自分を見つけられることは
まずない、と笑っていた。

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個人情報流出の怖さを考えると
今の世の中、検索されることが
良いことなのか、悪いことなのか。
ちょっと考えてみた。

思えば、ずいぶん昔に行った
マッサージのお店で、
よく喋るマッサージ師の人が
ポロッと、他のお客さんの話をし、
「こういう人がいて、検索したら、
なんとこういう仕事をしている人で驚いた」
ということを僕に話した。

それを聞いて、まず思ったのは、
この人は僕のことも、
こうして検索するのだろうということ。
そして、比較的ゲイということを
フルオープンな僕を、この時から
そういう目で見るのだろう、
強くそう思った。
僕はまったく構わないけれど、
信用、という意味で
そのマッサージに行くことはやめた。

マッサージに限らず、
僕がゲイバーという仕事以外で
繋がっている人たちの中で、
僕のことを検索する人はそれなりに
いるのかも知れない。

今さら、それで困り果てたり、
(ほぼオールカミングアウトなため)
別に脅されたりもしないだろう。

しかし、僕の性的志向を知らない人は
今さらながら、驚く人もいるだろうし、
ゲイであることが恥ずかしいという意味ではなく、
わざわざ伝える必要もない相手に
伝わってしまう気恥ずかしさはなくもない。

マッサージ師の人が、他のお客さんについて
検索したことを僕に伝えたのは
もってのほかだろうけれど、
人が検索することは、今や誰にも止められない。


そんな流れの中で、昨日来てくれていた
モトムラ君が、昔付き合っていた人が
今、どうしているんだろう、
と何人か、検索をかけたらしい。

その中で、自分の生まれ故郷に帰った
外国人がいたらしいのだが、
彼が思わぬ犯罪に巻き込まれ、
その新聞記事が出てきたのだそうだ。

それも含めて、今の時代が持つ
「検索エンジン」という
恐ろしさを改めて感じた。

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2019年03月30日

ラストダンスは私に

ここ2日のあいだで、悲しい別れと
笑顔での別れがあった。

まず、笑顔の別れのほうは、
数日前にも書いた
スタッフのヒデキが昨日、
最終日だったということ。

ヒデキが最後だということで
スタッフも含めて、多くのお客さんが
肌寒い中、立ち寄ってくれた。

スタッフの卒業は、
今回に限ったことではないけれど、
みんなにお疲れ様と言われながら、
ちょっとホッとした感じだったり
楽しい一夜となったりする。
僕個人としては、結構寂しかったりするのだけれど。

ヒデキのことはさておき、
悲しい別れの話というのは
萩原健一の逝去の報道だった。

萩原健一ことショーケンは、
僕の世代にとっては、
多くのファンを生んでいたことは確か。

もう少し上の世代は、テンプターズという
グループにいた彼に
黄色い声をあげていた女性たちだった。

それより少し若い僕たちは
高校時代に「太陽にほえろ!」に熱狂し、
映画「青春の蹉跌」で、桃井かおりと
「エンヤートット」と言いながら
セックスする姿に興奮した。

そして大学になると「傷だらけの天使」の
すっとぼけた探偵にシビれた。
でも、何と言っても「前略おふくろ様」に出た時の
板前のサブちゃんが僕のショーケン像を
確固たるモノにした。

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気が弱いのに、口が軽く
人間味溢れる不思議なキャラクターにもかかわらず
何故、これほどカッコいいのか。物凄く惹かれた。

これは、脚本家の倉本聰氏の
手腕に依るものだけれど、
ショーケンの不器用ながらも
男っぽい魅力に溢れていたのだ。

僕の萩原健一像は、ほぼこの時期の
数年に限るし、まだ自分をゲイであると
受け入れられていなかったけれど、
しっかりと「ゲイ的目線」で
ショーケン演じるサブちゃんを
観ていたことは確か。

思えば、板前の師匠の梅宮辰夫扮する
ヒデさんとの関係の中に、
男同士の何かを感じていたのかも知れない。

毎週楽しみで
大学の帰りのアルバイト先から
走って帰ったものだったことは
今でも忘れない。

決してうまいとは思えないショーケンの歌う
ロック版「ラストダンスは私に」は
ここ数日、僕の中でリフレインしまくっている。

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2019年03月29日

ルーファス・ウェインライト ライブ

「ルーファス・ウェインライト」と聞いても
これを読んでいる人の多くは
耳にしたことがないかもしれない。

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僕がこの人の声を初めて聴いたのは
2001年のアニメ映画「シュレック」で
流れた「ハレルヤ」からだった。

このレナード・コーエンが
作った楽曲「ハレルヤ」こそ、
色々な人がカバーをし、ルーファスよりも
知られているだろう。

彼はオープンリー・ゲイとして
有名だが、そんなことである前に
僕は彼の独特な声質と、
彼の作る牧歌的でもあり、
少しクラシカルな旋律を持つ
楽曲に魅せられていた。

そんなルーファスが4度目の来日を果たした。
今回のライブは、彼が1998年に
自身の名前をタイトルにした
デビューアルバムと、
その3年後に発表した「ポーゼス」という
アルバムを全曲歌う、と報じられていた。

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ライブは1部を1枚目、2部を2枚目
というふうに構成されていた。
第一部では、つい最近ロスで
行われたと言うジョニ・ミッチェル
75周年のアニヴァーサリーライブに
彼が出演した話から、まさかの
「青春の光と影」を披露。
ルーファスが歌うと本当に味わい深い。

また2部後半では、映画でもお馴染みの2曲
"Going To A Town"(『トム・アット・ザ・ファーム』)
そして"Across The Universe"
(『ライオン・キング』の演出家ジュリー・ティモアが
作った同名映画にも使われたビートルズの名曲)が
泣かせてくれた。

2枚のアルバム以外では、その3曲のみだったけれど、
日が変わった今日は、シェイスクピアのソネットも
演奏し、彼のパートナー(Husbandと言っていた)が
会場に来るとのこと。

過去観たライブでは、ジュディ・ガーランドを模した
女装姿やら、ド派手なドレスをひきずってきたり、
というフェミニンな部分も見せたけれど、
昨日は袖なしのTシャツから
マッチョな二の腕を見せながらの熱唱だった。

決して派手なステージではなく、
しかしながら、十分、観客の心に訴えかける
彼の熱い歌声に鳥肌がたった。

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2019年03月28日

夢の深層心理って

昨日来てくれたコウイチ37歳が、
珍しく落ち込んでいて「ちょっと話を聞いてもらえますか」
と言ってきた。

仕事のこと?それとも恋愛なのか?
聞いてみると
実は一昨日、とても
不思議な夢を見たのだと言う。

それは自分が前いた会社での日常だった。
そこでは、コウイチが何故か、同僚の女性と
付き合っていて、デートをしたり、
手を繋いだり、ベッドイン
したりしていたのだそうだ。

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何が驚いたか、と言うと
その夢の中で、まったく自分がゲイである、
という自覚がなかったこと。

自然に、その彼女と付き合っていて
とても楽しかったこと。
そして、普通にセックスをしていたこと。
それに物凄くショックを受けたのだと言う。

コウイチは、今まで女のコと付き合ったことも、
もちろんセックスをしたこともない。
ストレートに対する憧れが強いかと言うと
そうでもないし、それほど
クローゼットにしている、というワケでもない。

だからこそ、自分の潜在意識の中に
「ストレートだったらいいのに」だとか
「ゲイであることを間違い、もしくは
卑下したりしているのではないか」
そういう気持ちがむくむくと
湧き上がってきたのだと。

確かに不思議だと思う。
でも、まったく違うかも知れないけれど、
僕もとっても昔に、歌手の郷ひろみと
ベッドインしている夢を見たことがあった。

郷ひろみ氏を、性的に良いと思ったことなど
一度もないし、むしろ無理なんだけど、何故だろうか、と。

フロイトなら、どういう夢判断を
下すんだろうか。

でも、ちょっと思ったのは、
普通なら一笑にふすようなことなのに、
こうして、そんな夢で落ち込むコウイチが、
なんだか可愛いなあ、と思ってしまった。

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2019年03月27日

3D映画の(かなりマニアックな)話

「ROMA/ローマ」を劇場で観て、
改めて、アルフォンソ・キュアロン監督の作品を
最初からきちんと観直そうと決意。
寡作の人なので、全部観ようとしても
さほど時間はかからない。

まずは未見のデビュー作
「最も危険な愛し方」
(原題は"Sólo con tu pareja"
日本語だと『あなたのパートナーとだけ』)
を観ようと試みる。

これは日本で未公開だった。
なおかつDVDもすでに廃盤。
Amazonで中古のレンタル落ちで買い、
先週観てみた。

このあとキュアロンとタッグを組み、
オスカー常連のカメラマン、エマニュエル・ルベツキも
この映画がデビューとなったらしい。

ちなみにルベツキは「ツリー・オブ・ライフ」や
「バードマン」「レヴェナント」などで
凄い映像体験をさせてくれた。

そして「最も危険な〜」も、
とてもこれが最初だとは思えないほどの
素晴らしい絵作りなのだ。

加えて、キュアロンがずっとこだわっている
「グリーン」が、この映画でも出てきている。
そう。ありとあらゆる部分が緑色。

これは、昨日観た二作目の
「リトル・プリンセス」など
映像のマジックの中での緑が
際立っていて、ため息が出る。

もちろん、映像だけでなく、どの作品も
ドラマもよく出来ている。
コメディタッチの「最も危険な〜」や
注目を集めた青春群像「天国の口、終りの楽園」は
両方「ローマ」と同じく、メキシコ舞台で
キュアロン自身が脚本も書いていて、本当に秀逸。


まあ、そんなこんなで書き出すときりがないのだけれど、
ここで本題。
キュアロンと言えば、「ローマ」までで
最も有名なのは「ゼロ・グラビティ」だと思う。
「ハリー・ポッター」の三作目はさらに
稼いだかも知れないけれど、これは別枠としよう。

その「ゼロ・グラビティ」劇場での3D体験は
これまた本当に素晴らしかった。

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でも、これをBlu-rayで再現しようとすると
これからの4Kテレビでは
もう3Dを体験出来ない。
まだ、我が家のテレビは3Dが
観られるのだけれど、
一昨年あたりから、ほぼ3D対応のモノは
生産中止となっているようだ。

だとすると、新しく4Kテレビに買い換えると、
今まで買った3DのBlu-rayや、DVDは
もう大画面では観られなくなる。

映画館でも3Dは、人気に陰りが出来て、
本国で上映されても、
日本では上映しないモノも増えた。

何、とは言わないけれど、これ、3Dでなくても、
まったく問題ない、という映画も、もちろん結構ある。
「KUBO/クボ 2本の弦の秘密」などは
日本のみ2D上映だったけれど、
これは3Dで観たかった。

また「アバター」は元より、
「ライフ・オブ・パイ」「ヒューゴの不思議な発明」
「天才スピヴェット」
「コララインとボタンの魔女」などは
3Dこそ、堪能出来る映画なのだ。

個人的には、4Dは映画ではなく、
アトラクションだと思っているけれど、
3Dは、そのために制作されている。

プレイステーションで観ることが
可能だとわかったけれど、
やっぱり大画面で楽しみたい、そう思う。

相当、オタクなブログで申し訳ない(笑)

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2019年03月26日

ヒデキのこと

比較的身長が低めのスタッフが多い中、
唯一、僕よりも身長が高く、
カラダ自慢のヒデキが
仕事などの都合もあって、
残念ながら今月(今週の金曜日)で
最後、ということになった。

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ヒデキは2年前に、うちの店に
入ってくれるという話になった時
「上半身脱いだりしなくてもいいんですか?」
と聞いてくれた貴重なスタッフだった(笑)

それは別に脱ぎたいということではなく、
前に手伝っていた店で
そういうこともあったらしく
必要があって脱ぐことに
なんら抵抗はないらしかった。

何と言っても、2年前の10周年で
ラファエルと脱ぎながら
テラスでパフォーマンスをしたのは
印象深く残っている。

また、ここでも何度か書いたけれど、
「ワニワニパニック」
(オモチャのワニの歯を押していき、
指が挟まれたらアウトというゲーム)で、
一枚ずつ脱いでいく、という
お客さんたちをもまきこんで
エンターテインしてくれた。

僕に対してもそうだし、
年上のお客さんにも、特に敬語を使わず、
タメ口で話すのが決して
失礼な感じにならないのが
ヒデキらしい。
フランクで、気取りがなく、
物事に媚びたりしないという
彼のキャラクターはやっぱり
うちの店にとって唯一無二だ。

他の旧スタッフ同様、今後もたまに
手伝ってくれる、というので
それも含めて、今後とも彼同様、お店をよろしくです。

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2019年03月25日

桜の季節と店内お花見のお誘い

寒い寒いと言っていても、
あっという間に春は来る。
もう桜の季節だ。

そして花見が終わると、どんどん
ゲイはTシャツ、ハーパンとなり、
露出度が高くなっていく(楽しみ!笑)
ホントに季節の移り変わりは、早いモノだ。

店では土曜日から昨日にかけて、
来週に行われる「店内お花見パーティ」の準備をした。

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前にも書いたと思うけれど、
花粉症の人も多く、なおかつ
一番近い新宿御苑はアルコール禁止。
隠し持って入る、というのも
どうかと思い、ここ数年は
店内に本桜を飾って、
みんなでワイワイ飲むことにしている。

さて、昔からの友人で花屋さんを
やっているタカちゃんにお願いして、
今年も八重桜を土曜日の昼間に
店内とベランダに造作していただいた。

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加えて、ここのところ親しくさせてもらっている
ヒデちゃんから土曜日に急遽連絡があった。

彼の職場で土曜日のパーティで使用する
桜が多くあるので、是非に、
ということでこれも土曜日の夜、運んでいただき、
昨日、設置することが出来た。

こちらはすでに満開なので
日曜日まで持つか、どうか。

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でも、見事な咲きっぷりだ。

来週の日曜日の夕方は、 19時までは
お花見特別企画 Saku Saku Mondayから
マサヤが手伝ってくれ、カラオケタイムもある。

日曜日は来られないという人も
今週は十分、愉しむことが出来るので
是非とも。

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2019年03月24日

「春の雪」二人展

お世話になっているイラストレーターの
JIROさんの作品と共に、
うちの店にもいらしている
白磁作家の酒井崇全氏の作品、
そしてコラボレーションを展示した
「春の雪」と題された個展を見に行った。

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思えば、JIROさんのアートを
観たのは、いつだろう。
店をやる数年前だから、
14年も15年も前かもしれない。

タックス・ノットの個展だったのか、
それともゲイのアート展だったか。

爽やかプラスエロチックなアートに
心踊ろされたのは忘れられない。

そしてうちの店がオープンして、
数ヶ月の間にJIROさんが
たまたまお友達と寄ってくださった。

そのあと、僕がラブコールをして、
1周年の周年用ポスターを作ってもらった。
と同時にうちの店でも個展をさせてもらった。

それから早くも12年。
毎年、周年のポスターはJIROさんにお願いしている。

その打ち合わせするたびに、
あのキュートでロマンチックでオシャレな
絵面にも関わらず、
JIROさんのこだわりと、仕事に対する厳しさと
向き合うことによって、
どれほど僕自身が学ばされたりしただろうか。

今回のこの展示会では、雪や椿という
モチーフで、ポストカードや、磁器、
アクセサリーやライトまで飾られ、
販売されている。

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大学時代からずっと創り続けているという
崇全さんの創作にかける大変さと面白さ、
そこにみなぎる熱意という話を
色々聞かせてもらい、
なるほどなあ、と頷くばかりだった。

ちなみに、この個展が終わってから
JIROさんには念願のうちのメニューを
作っていただくことになっている。
お楽しみに。

また、二人展は今週の27日 水曜日まで。

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2019年03月23日

足フェチの悩み

昨夜来てくれたユウゾウ君30歳は
中学、高校とサッカー部に所属していて
その頃から、先輩たちが着ていた
ユニフォームの臭いなど嗅ぎながら
夕方の部室で一人で愉しむことが多かったと言う。

中でもお気に入りのキャプテンが履いた
スニーカーがお気に入りで
どれだけお世話になったかとのこと。

結局、自分はゲイ、というだけでなく、
究極の足フェチだということに気が付いた。

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足と言っても様々で、
短パンから見える太腿だけでなく、
ふくらはぎの体毛、
そしてちょっと汚れた靴下、
もちろんスポーツシューズと
言い出したら、止まらなくなる。

もちろん足の好きな形もあるらしく
ちょっと大きめのゴッツい足だと
さらにアガるらしい。

大学の時に友人から譲り受けたモノや
かっこいいと思ったシューズの
コレクションは凄いらしく、
ありとあらゆるタイプのモノが
部屋のクローゼットにしまってあると言う。

そこにはスニーカーのみならず、
もちろんワークブーツや長靴、
バイトで昔履いた地下足袋とか、
安全靴、そしてお祭りで履いた足袋なども
ずらりと並ぶらしい。
その数、50足くらい。

ユウゾウ君には3年付き合った彼氏がいるが
この事はとても言えないらしく、
最近は一緒に住もうという話もあり、
そうすると、このコレクションをどうするか。
それが今一番の頭を悩ませる問題らしい。

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2019年03月22日

物事を極める、ということ

昨夜は祝日の夜だったけれど、
スタッフのヨウイチロウが
自分の職場の同僚を4人連れて来てくれて
(昨夜は0時クローズだったので)
短い時間ながらも、楽しんでもらえて
嬉しかった。

うちの店はお客さんやスタッフの家族、
職場の人などがよく来てくれて、
それは本当に喜ばしく思う。

ヨウイチロウはホントに仕事熱心で
同僚と話しているところをちらっと
耳にしているだけで、
彼の熱意は感じられた。


そんなヨウイチロウと
ふた文字違いの大リーガーのイチローが
昨日、突如引退をした。

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昨日、深夜に自宅に戻り、
朝までYouTubeで1時間20分の
記者会見を見た。

僕は多くのゲイと同じように、
熱狂的な野球ファンというワケじゃない。

でも、随所随所でイチローの活躍は
目にしていたし、彼が記録を打ち立てるたびに
その記者会見も目にしてきた。

いつも思うのは、
しっかりとした持論に支えられている
彼の哲学の素晴らしさだ。
人にどう思われても意志を貫く、という実直さ。
そして、その努力の原動力になっているのは
ファンや、チームの仲間たちへの
感謝という謙虚さだ。

昨日のインタビューでも、心に止まる
多くの言葉があった。

「自分が向いているかどうか、と言うよりも
好きなことを、とことんやるということ」

「人に喜んでもらうということ」

「決して一気に高めようとせず、
少しずつの積み重ねで今の自分を超えていくということ」

「アメリカに行くと、自分は外国人だと思い知らされ、
でも人をおもんばかる気持ちや、
新しい自分を見つけるということ」

「辛さや苦しさから逃げたい、いつもそう思うけれど、
それに立ち向かうことが人として、重要なこと」

「動いていないと気がすまないので、
引退して明日もまたトレーニングは続けるということ」

有終の美を飾った昨日の試合に遅くまで
残った多くのファンや、
彼の偉業を労ったチームの面々を
見て、「あんな光景を目にして、
後悔などあろうはずもない」
と言ったイチロー。


そんな記者会見を見ながら
僕は自分の死んだ父親を思い出していた。
父親が40代、50代と毎日、
書いていた日記を、父の死後、僕は目にした。
そこには、僕や母を思い、仕事に精を出し、
自分を鼓舞していた記録が
ものすごく綺麗な文字で残されていたのだ。

イチローも、うちの父親も
まさに僕よりもひと回り以上も若くして、
こんなに自分自身ときちんと
向き合おうとしていること。

いつもここに書いているように、
尊敬出来るか出来ないか、ということは
年齢などではなく、その人がどんな
生き方をしているか、ということだと思う。

物事を極める、ということはどういうことなのか。
あと何年生きていけるのか、わからないけれど
こういう会見や、父親の日記から
そういうことを改めて学んでいける。

また僕のリスペクトする人の名前が
一人足され、この年齢になっても目標となることが
増えた。

昨日はありがとう。
イチロー選手。そして、ヨウイチロウ。

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2019年03月21日

ユウのこと

昨日から新しいスタッフのユウが
手伝ってくれることになった。
ユウは31歳。

ユウは会社の転勤で4年前、
関西から東京に来て、同じ会社の先輩に
連れられて、店に来てくれた。

そんなにしょっちゅう来る常連、
というワケではなかったけれど、
彼のまっすぐにモノを見る姿勢は
とても好感が持てた。

そう。3年ほど前の年末、
実家に帰ったユウは両親に
カミングアウト。
その流れで、帰京してから
自分のFacebookにも公表。

それを読んだ彼の会社の
クローゼットな同世代の人から
悩んでいることを告げられ、
その足で彼と一緒に店に来てくれたりもした。

その彼は、今やユウよりも
うちの店に来る常連でもあったりする。

また、ユウの友人で映画の助監督などを
連れてきてくれたこともあり、
それが縁でうちのお客さんに
仕事を紹介したこともあった。

そんなこんなで、偶然ということも重なり、
まさに「ブリッジ」的な役割をしてくれる
好青年がユウだったのだ。

去年の秋、ユウが来てくれた時に、
店の椅子の背もたれに彼がちょっと
力を入れた時に壊してしまった。
「ごめんなさい、弁償します」
と言ってくれたのだけれど、
もう10年以上使っているので
大丈夫だと伝えた。
「いや、それは申し訳ない。
何か僕に出来ることあれば」と。
それなら、と頼んだのがスタッフに
なってもらうということだった。

さてさて、昨日の初日。
21時からのスタッフのユウタが来ても
結構ヒマな状態が続いていたと思いきや、
22時を過ぎた時点で、さすがに祝日前。
かなり忙しくなり、ユウには
大変な1日となったと思う。

年末から今年にかけて
新人スタッフが続々と。
今後とも、よろしくお願いします。

ユウホの写真がまだ手元にないため、
今日は写真なし。またアップします。

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2019年03月20日

チャイコフスキーのゲイ・ライフ

世界に名だたるチャイコフスキーのオペラ
「スペードの女王」の新作がロイヤル・オペラで
去年から公演されていることは知っていた。

それが、うちのお客さんの
インスタグラムで、映画館で
ライブビューイング中だと知り、
昨日、早速、行くことにした。

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チャイコフスキーのオペラの中で
「イフゲニー・オネーギン」は
メトロポリタンで観ているけれど、
「スペードの女王」は初めて。

アリアもほとんど頭に入っていないと
わかり、一昨日からApple Musicで聴きまくる。
なんと、便利な世の中になったものか。

今回、ステファン・ヘアハイムの演出は
なんとチャイコフスキーの人生が
「スペードの女王」の物語と
平行して描かれていく。

それも、同性愛者として苦悩している
チャイコフスキーこそ、この舞台の
主役、という見せかた。

舞台はハスラーを自宅に呼んでいる
チャイコフスキーのシーンから始まる。

このハスラーが、実はこの舞台の主役、
ゲルマンであり、チャイコフスキーを演じるのが
その恋敵のエレツキー公爵だったりする。

舞台は「生水を飲んでコレラで死んだ」
とされるチャイコフスキーの逸話から
水が入ったグラスを持つ多数の
チャイコフスキーが登場したり、
裸体に羽を数本さした3人の
チャイコフスキーが、賭博のカードの
数字を表現していたり、と
かなり過激なスタイルで見せていく。

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現実のチャイコフスキーの同性愛説は
かなり公然の秘密として知られていたらしく、
パリで多くの男と関係を持ったり、
美青年の兄弟を下男として雇って
楽しんでいたという話も聞く。

結婚も6週間しか持たなかったという
彼がそこまで苦悩したかどうなのか。

少なくともこの舞台では
男女三角関係のもつれと共に、
彼の苦しみを描いている。
入り組んだキャストが
少し無理も感じたけれど、
興味深いオペラであることは間違いない。

上映は明日、21日までのようだ。

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2019年03月19日

壮絶な映画体験、そして大流行映画

新宿では、2丁目からほど近い
バルト9で上映している、真逆とも
言える日本映画2本を観た。

1本は、重く辛く、そして
昨今の映画ではなかなか体験出来ない
過激、かつかなりエグい
そう思われる映画「岬の兄妹」。

320-2.jpg

そしてもう1本は、上映中
最初から最後まで笑いに包まれ、
大ヒットしている「翔んで埼玉」。

320-3.jpg


本当にこれほど違うタイプの映画を
立て続けに観ると、なるほど、日本映画も
当然のことだけど、本当にさまざまだなあと思う。
そして、色々な角度から
人の好みやヒットの動向も伺い知ることが出来る。

「岬の兄妹」は、自閉症の妹と足が悪いけれど、
肉体労働をする兄の二人の暮らしを描く。
兄が仕事を解雇されることから
妹に売春をさせる!という
かなりヘビーでタブーに挑戦している映画なのだ。

目を覆わんばかりの暴力や、汚いシーンの連続に
不愉快な思いをする人も多いだろう。
でも、このドラマから、
貧困や差別、過疎、いじめなど
あらゆる問題がクローズアップされている。
気分が悪くなり、観なければ
良かったと思う人もいれば、
今年のベストワンという人もいるようだ。

かたや「翔んで埼玉」は、バカバカしいけれど、
そのアイデアの豊富さになるほど、と膝を打つ。
ところどころで爆笑させられるけれど、
個人的には映画というよりも、
テレビ的な感じが否めなかった。

東京近郊の人間ではないと
まったくわからない部分も多い。
少なくとも、外国人には何のことやらだろう。

当然のことながら、「岬〜」は上映回数も少なく、
そんなに混んでいない。
しかし「翔んで〜」はどの回も満席。

そして、仮に両方観ても、
圧倒的に支持する人や、好きだという人の多さも
「翔んで埼玉」だろう。

もちろん「翔んで埼玉」が悪いという
ワケじゃないけれど、
この現象を見て、
映画としての出来不出来は、
ヒットや、人の指示の強さや大きさではないなあ、
強くそう思った。

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2019年03月18日

中国からの留学生

昨日、カフェとバーの切り替えの時間に
ふらりと来てくれたハンサムな中国人の青年。
値段を聞いて、今日はチャージが付く、と知り、
ちょっと考えさせてくださいと一出て行った。

でも20分も経たないうちに戻って来てくれて、
「お酒のことがわからないから、
弱いやつを一杯だけお願いします」と
少しカタコトだけど、しっかりとした
日本語で言った。

ウォン君は24歳で福建省の出身。
日本には交換留学生として半年前に来て、
それまで話せなかった日本語を
かなり話せるようだった。
とは言え、初めてのゲイバーということで最初は
とても緊張していた。

ちょうど前のスタッフのマサトが来ていて
趣味の話をすると、クラシック音楽が好きと言い、
マサトはすかさず、自分のチェロで
サン=サーンスの「白鳥」を弾く。
「とっても感動した」と言うウォン君。

そのうちにお客さんがどんどん来て
彼に声をかけてくれる。
ゲイの友だちなど一人もいない、
と言うウォン君はとても嬉しそうだ。

ウォン君は、父親に数年前にカミングアウト。
お父さんはすんなりと受け入れてくれたのだそうだ。
つい先日、テレビで中国のLGBTの現状を
見たばかりで、そのドキュメンタリーでは
やはり儒教ということもあって
反対する人たちの多さ、
そこでアウトする生きづらさを見たばかりだった。

33dc0019f9e7b5b5cb3f5a5b4bcfad3a.jpg

(これは、オン・デマンドでも観ることが
出来るようだ。観ていない人はどうぞ。)

そんな中国で、若いとは言え、
彼がアウトした、というのは
本当にすごいことのようだ。

そのあと、スタッフのマサヤが
彼や他のお客さんを伴って
2丁目を案内してくれ、
その後戻ってきたウォン君は
非常に感激をしていた。

数週間後に、あちらの大学に戻り、
大好きな日本にまた必ず戻ってくる。
その時はまっさきにうちの店に寄る、
と言ってくれたことが嬉しく感じた。

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2019年03月17日

土曜の夜と日曜の朝

店を開いて12年。
手伝ってくれたスタッフを数えると
40人を超える。
そう思うと、1クラスくらいになるので
そんなにいたのかとちょっとゾクッとする。

今も平日もそうだけれど、週末になると
古いスタッフも含めて、
現スタッフも集まってきてくれたりする。

よほどのことがない限り、
土曜日の0時前後には
誰かスタッフがいてくれたりして、
恒例の椅子入れ
(うちの店では土曜日が
立ち飲みになるため、椅子を外に
出しているため)を
それぞれ手伝ってくれたりするのだ。

そんな中で、昨日も0時を過ぎてからも
色々なお客さんが出入りしながらも、
現スタッフ、旧スタッフが6人ほどいて
ワイワイとやっていた。

そして4時を回るか、回らないかの頃から
僕が片付けはじめ、
僕も含めて残った4人で
色々なことを話す。

恋愛について。
仕事について。
物事の良し悪しについて。
正義について。
もちろん、うちの店のことについて。

スタッフに限らず、
10歳も20歳も、そして30歳も違う
こういう若い人たちと
忌憚なく色々な会話が出来るのは
本当に嬉しく、有り難く思う。

僕が彼らの年齢の頃は
ゲイバーを営業するなんてことはおろか、
そこで手伝うなんてことさえ
想像したことがなかった。

それなりの年齢になってから
オープンした店にもかかわらず、
決して僕と同世代だらけになることもなく、
あらゆる世代と交流出来るのは
本当にラッキーだ、そう思った。

朝の光が差しだす直前、
もう春になろうとしているのに、
あられが降り出した。
みんなが「あられだ、あられだ!」と
はしゃいでいて、
それを見ながら若いって、いいなあ、そう思った。

写真は、あまり内容には関係ないけれど、
今日のタイトルにした
アラン・シリトー原作の名作映画
「土曜の夜と日曜の朝」
意外に知られていないけれど、
苦い青春映画。
若きアルバート・フィニーが良かった。

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それにしても、この日本上映版のポスター
まるでポルノ映画だなあ。。。


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2019年03月16日

男の中の男とは

飲み屋で、宗教、政治の話はタブーとされ、
うちの店でもほぼそんな会話になることはない。

たまにお客さんと二人になったりすると、
多少それぞれ意見を
語り合ったりすることはあるけれど、
基本的なイデオロギーについて
他人がとやかく言うことではない。
なるほど、こういう考え方もあるのかとか、
知らなかった歴史を知り、
改めて勉強しなければ、と思うこともある。


前置きが長くなったけれど、
昨日、深夜に来てくれたヤマブキ君は40歳。
坊主頭にラフな格好。
体格もよく、こちらの世界では
とってもモテそうだ。

彼は、とある17年くらい前に
ストレートの友人に誘われて
初めて浅草の三社祭に行った。

半裸の男たちに揉まれている中で
初めて閉めた六尺褌、
そして熱い怒号と汗と男臭さ。
その時に初めて体験した身体中から出る
アドレナリン。
色々な意味でとても興奮したと言い、
何度か三社に参加した僕も
それはよくわかる。
あの何とも言えない高揚感は
とても文章では伝えられない。


そのあと、ヤマブキ君は、飲み会に誘われ、
かなり酔っ払ったので
友人には適当にタクシーで帰るよ、と言い、
そのまま、初めて浅草にある
ゲイのサウナへと行き、泊まったのだそうだ。

そこで出会ったのが、三社祭に
毎年参加しているという40代後半の人。
酔っ払っている上、まだ抜けきれていない
高揚感もあって、
暗闇で思い切り抱かれた。
彼の背中には龍や花が踊っていた。

終わってから、三社祭の歴史について、
六尺褌について、そして日本の美しさについて
たくさん話をしてくれたと言う。

それから彼と頻繁に会うようになった。
ほとんどが濃厚なセックス。
日本酒をお互いに吹きかけながら、
汗だくで抱き合う。
そこには恋愛、というのではなく、
男の愛みたいなモノを感じたのだそうだ。
そして、コトのあと、必ず食事しながら
色々な話を聞く。

それが、日本の政治について、ということが
ほとんどで、そんな話を聞きながら
特に政治に興味がなかったヤマブキ君は
どんどん自分の保守性に目覚めていった。

愛国心から国をいかに守ること、
天皇制の意味、
果ては従軍慰安婦のことなど
色々と深く考えることになったと言う。

自分が同性愛者であるは、
日本男児を愛すること、
そして報われないことへの気持ちは
外国人を仮想敵だと思ったりすることで
乗り越えたりする、とも言う。

とにかく、日本に来ていてマナー違反や
偉そうにしている外国人に対して
そう思うだけで、
無意味なヘイトはないし、
興味はないと言う。
むしろ、日本を支えてくれている
コンビニの外国人などを見ると
素直にありがたい、そう思うそうだ。

「三島(由紀夫)さんが、たぶんそうだったろう
って言うのは、よくわかるんです。
男たるモノは、を追求していくことによって
自分を否定することから離れて、
自分を肯定し、優位にたっていく。
だから、ガンガンと筋肉をつけて、
戦うようなセックスをするんです。
男の中の男、という世界に燃える、
と言うか」

ヤマブキ君の話を聞きながら、
なるほど、僕の中にも若い頃、
同じようなモノが少しだけ、いや
かなりあったのかも知れない。
とは言え、僕の場合、
ちょっと右寄りの高校に
いたことによって、それへの疑問もあった、
ということで少しずつ変化したような気がする。

ともあれ、イデオロギーは置いておいて、
このヤマブキ君の来訪は非常に興味深く、
深層心理の中で、こういうゲイの人は
かなり大勢いるのかも知れない、そう思った。

ヤマブキ君の話を聞いて思い出したのが
若き北大路欣也がかっこ良かった映画
「火まつり」
ゲイや右翼思想は表現していないけれど、
そう見えるシーンは結構あった。

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2019年03月15日

罪と罰とは

一昨日のピエール瀧氏の
コカイン使用の逮捕劇には驚いたし、
店でもそれぞれが色々な話が出た。

多くの人は「バカだなあ」という言葉を
発していた。
僕の頭に浮かんだのは「バカ」と言うよりも
「残念」という言葉だった。

僕は彼が所属する電気グルーヴを
真剣に聴いたことはなかった。
でも、役者としては
大好きだった連ドラの「あまちゃん」や
映画の「凶悪」など観ては、
本当に良い役者だなあと思っていた。

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ずいぶん前にも書いたことがあるけれど、
僕が若い頃は、たぶん今ほどその手のドラッグが
ここまで横行していなかった。
そのせいか、経験したくても(ここが重要)
そうそうた易くは、経験できなかった。

「したくても」と書いたけれど、
正直、大学生くらいの時は、本気で
ドラッグ(当時は映画の中で観ている
マリファナとか)を、
やりたくて、やりたくて、
たまらなかったし、そういうことに
憧れている若者たちは山ほどいた。

いわゆる異次元空間を旅することや、
想像以上の世界に入ること、
自信がない自分に自信を持てることなど
勝手なイメージに、自分の好奇心が
どんどん膨らんでいく。

当時の雑誌「宝島」のドラッグ特集
(いわゆる本気のドラッグ体験とかではなく、
ドラッグに似た経験をいかに出来るか)
などの本を買っては、研究(?)したりしていた。

そんな中で、ナツメグを舐めると
ドラッグ効果がある、とか
結構めちゃくちゃなことも
たくさん書いてあって、
法に触れない中で試したりしていた。
まったく効果がなかったのは
当然のことではあるけれど(笑)

結局、幸か不幸か(結果的には幸いにして)
僕はドラッグに手を出すことはなかった。

そんな中で、何人かの友人が
ドラッグでボロボロになったり、
苦しんだりしていくのを目にしてきた。

もちろん、これは罰せられることでもあるし、
褒められたことじゃない。

でも一歩間違えば自分だってやってしまっていた
かもしれない。
いつも、こんなニュースが飛び込んでくると、
そういう思いは消えない。
あれだけの好奇心があったのだから。


ドラッグは、直接他人を傷つけたり、
迷惑をかけたり、ということで罰せられるということが
他の法を破る事件とは少し違う。

だから、メディアでバッシングされているのを
見ると、僕個人としては「バカ」とかいう
気持ちではなく、「依存」という病にかかってしまい、
偶然にも手を出してしまったことが
残念だと思ってしまうのだ。

メディアがするべきことは、
バッシングやら、ドラッグの恐怖や
彼がいかにはまっていたか、ということではなく、
依存疾患の問題を考えること、
そこから、どういうふうに抜け出すことが出来るか、
ということこそが大切だ。

経験してしまった人たちが、
もしくは僕のように手は出さなかったけれども、
関心を一度でも持った人間が
いかに支え、脱却できることが出来るか
ということじゃないかと思う。

最後に、彼らの罪は重いかも知れないけれど、
彼が関わった作品やイベントには罪はない。
現在放映中のテレビの自粛は仕方ないとして、
アーカイブなど過去の作品を消したり、
増してこれから上映される映画の上映を
中止してしまうことはどうなんだろうか。
法を犯した人の顔など見たくもない、
そう思う人は映画館やアーカイブを
辿らなければいいだけの話だ。

あと、50も超えた人の親御さんや
ご家族にマイクやカメラを向けるのも
本当にどうかと思う。
こういう事で、彼の今後の更生や
薬物から抜け出すことを
いかに邪魔するのかを、メディアは考えるべきだ。


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2019年03月14日

ジェラシーについて

昨日のブログで、ユーミンのライブについて
ネタバレも含めて、その詳細を書こうと
思って進めてはいたけれど、
今回はやめることに。

どんなステージングで、
どのような演出だったか、
自分の備忘録としてのメモでしかなく、
事細かくそれを書いたところで、
観に行く人は実際目にしたらわかることだし、
興味を持たない人はまったく持たないだろう。

いずれにしても、昨日も書いたように
本当に完成度が高い素晴らしいステージだったので
少しでも関心がある人は、是非とも。
5月分は、たぶんまだチケットは手に入るはず。


さて、閑話休題。
昨日、深夜に来てくれたサトシには
4年つきあっている彼氏がいる。

サトシはそもそも彼氏が欲しいと
思ったこともなければ、探したこともない、
別に自分一人で生きていける、
ずっとそう思っていた。

しかし、ひょんな事で知り合った彼氏と
付き合ってからは、自分の心の底の
激しい嫉妬を知ることになった。

相手がどこに行くのも気になるし、
誰かと会うのも気になる。
それだけではなく、過去の恋愛も
聞きたくはないし、誰かということも
知りたくない。

そして一番は「自分がそれほど嫉妬心がある」
ということを決して相手に
悟られたくはないということだ。

だから、自分からは相手に細かいことを
聞かないようにする。
相手が過去について話そうとしても、
話を止めて、いいよ、それは聞きたくない
そう言うと思うらしい。

そんなサトシの話を聞いて、
過去の恋愛相手とは
ほぼ100パーセント連絡をとりあっている
僕とはまったく逆だなあ、そう思った。

僕自身も、
自分が好きな相手が
どんな過去を持っていても構わない。

ただ、どういう人と付き合い、
その人がどういう人だったのか、
それを知ることによって、
相手をもっと知ることが出来る。
そう思うタイプだが、
サトシにとっては信じられないようだ。

嫉妬心が強いということは
それだけ愛情深いのかも知れない。
僕の中に嫉妬心がないかと言うと
嘘になるけれど、僕は出来るだけ
信頼していたい、そう思うタイプのようだ。

恋愛に、何が正しくて、何が間違い
ということはないんだなあ、そう思う。

男の嫉妬心を描いたゲイの映画で
大島渚監督の「御法度」を思い出した。

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2019年03月13日

松任谷由実 Time Machine Tour 2019 を観る 

評判の良い松任谷由実の今回のツアーに
やっと行くことが出来た。

IMG_8612.jpgIMG_8616.jpg

僕は高校三年の時、まだ彼女が荒井姓だった頃、
「コバルト・アワー」のライブを
大阪のサンケイホールで観たのが最初だった。

それから随分あけて「DA・DI・DA」の
ツアーを日本武道館で、それからは
ほとんどずっと観続けていた。
伝説の逗子のライブや、
苗場のライブも含めて。

しかし、ここ2枚のアルバムのツアーには
残念ながら、行くことができず、
これはWOWOWで
楽しませてもらった。

僕が彼女の熱狂的ファンなのか
どうかはともかく、
作詞家、作曲家としての彼女は
高く評価させてもらっている。
ファーストアルバムの「ひこうき雲」からして
素晴らしく、その後、どれほどの名曲を
作り出してきたか。

彼女の歌がひどい、声はあり得ない、
という人もたくさんいるけれど、
あれらの名曲の数々を、他の人が歌っても
何故か、彼女ほどしっくり来ないのだ。

いかに、彼女のあの不思議な声質が
彼女の作る楽曲を表現するのに
ふさわしいのだ、僕はそう思う。


さて、今回のツアーは"Time Machine Tour"と
題されただけあって、過去45年分のライブの
集大成ともされている。

それだけあってか、彼女のかつてのライブで
ここまで完成度が高いモノを
僕は観たことがない。

もちろん、今までだって、他のアーティストが
決してやらないようなお金をかけまくった
彼女のステージは山ほど観た。

しかし、今回のステージの構成、
それはライティングや装置、キャストも含めた
演出は決して無駄がない。
飽きない、退屈しない。
そして何よりも、あらゆるアートが
ぎっしりと凝縮され詰まっている。

それも全28曲、2時間半を超える。
これは過去のセットリストを見ても
最長のようだ。

それにしても、65歳という年齢を
超えて、ここまでのパフォーマンスを
やってのけるユーミンという人は
本当に凄い。

「今回のライブは集大成的なモノで
これで引退かと思われたりするけれど、
まだやりたいことはいっぱいある。
まだまだ頑張る。」
アンコールのMCで彼女はそう言った。

そう。年齢ではないのだ。
やりたいという気持ち、
求める心なのだ。

少しだけ年下の僕も
今回のステージを観て、
まだまだやりたい事、やれる事が
山ほどあるのだ、そう胸に言い聞かせた。

今回、改めて松任谷由実という人を
心からリスペクトした。

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2019年03月12日

ペットを飼うこと

うちのお店に来てくれるお客さんたちが
ここ半年くらいで一斉にワンちゃんを飼い出し、
「どれだけ可愛いか」を連発する。

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もちろん、前からずっと飼っている人もいるし、
そのしつけの大変さを超えて
どれだけ和ませてもらえるか、
幸せを与えらているかを
話してくれる。

何度も書いたように、
僕は実の子供が欲しかっただけに、
仮に犬でも、たぶん無性に可愛い、
と思うのは容易に想像できる。

20年ほど前に一度だけ
猫を飼ったことがあった。
それは、友人がやっているレストランに
チンチラの迷い猫が来て、
あまりにも可愛いけれど、
彼らのマンションは飼えないので
もらってもらえないかということだった。

最初は慣れない環境で
少し緊張していたものの、
ガストン(美女と野獣のキャスト名)と
名付けて、それはそれは
日々、楽しませてもらった。

しかし、ふた月もした頃に、
急にまったく食事をしなくなり
元気がなくなってしまった。

医者に連れていくと、糖尿病で
かなり悪いとのことだった。

毎日、5000円もする注射を
打たなければならない、という話。
僕がちょうど、癌の手術をしたばかりだった頃で
経済的にもどうしても無理だった。

先生に相談すると、
彼の食事さえ持ってきてもらえれば
あとはこちらで預かります、と
言ってくれた。

その後、数ヶ月でガストンは死んだ。
うちにいたのは、ほんの半年だったか。
自分でも驚くほど、
号泣したことを覚えている。

あれから、僕はペットを飼うのを
考えるようになった。
あんなに悲しい思いをしたくはない、
そう思うからだ。

でも、今まで愛犬や猫を失いながらも、
それでも飼っている人たちは
死ということをきちんと乗り越えながら
愛することを学べると言う。

なるほどと思いながらも、
なかなか踏み出せなかったりもする。

ま、その前に旅行や、外出ばかりしている
僕には土台無理なのかもしれないけれど。。。

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