2019年01月23日

ビデオに映っていたモノ

先日来てくれたセイヤ君は、
恋愛について、ちょっと痛い思い出があり、
なかなか先に進めないのだと言う。


3年ほど前、セイヤ君には
初めて付き合った相手がいた。
ほとんど喧嘩をすることもなく、
うまく行っていた、そう思う。
24歳のセイヤ君にとって、
彼と一緒にやることは
何から何まで初めてだった。

その年の暮れ、友人に誘われて
ゲイの人たちが集まる
ホームパーティに招かれた。
4歳年上の彼は、そういう集いは
苦手なので、行っておいで、と言われた。
彼とはゲイバーも
一緒に行ったことがなかった。

パーティには、20代から30過ぎくらいまでの
人たちが8人ほど集まっていた。

それなりに遅い時間となり、
お酒を飲みながら、
パーティを開いている家主が
「僕の秘蔵映像」と言いながら、
彼のPCに入っているエロ動画を
映し出した。

そこには、いわゆるそのへんで売っている
ゲイAVではなく、家主の彼が拾ったり、
人からもらったりした
アマチュアのエロ動画が流れていた。

何人か観ていたら、
なんとその時に付き合っていた自分の彼が
映っていたのだと言う。
それも、3人でかなり派手なことをやりながら、
交代でカメラを撮影しながら約30分。

そこにいるみんなは
「凄い」とか「エロい」とか
言っているけれど、セイヤ君は
脂汗が出るだけではなく、
気持ち悪くなって、
途中トイレに立って、吐いてしまったのだ。

確かに、彼とのエッチは
ビデオこそ撮らなかったけれど、
それなりにマニアックなこともあった。
しかし、ほぼ初めてだった
セイヤ君にとっては、
それが普通なのかと思っていた。

自分とやった行為に近いことが
そのビデオの中で展開されていた。

そこにいる人は、
連れてきてくれた友人も含めて
セイヤ君の付き合っている彼の顔は知らなかった。
その事についてはもちろん誰にも言えず、
一人、帰りのタクシーの中で嗚咽した。
  
結局、ビデオのことは
どうしても、その彼には言えなかった。
そして理由もなく、別れた。

優しくて、そのビデオの中の彼を除けば
とっても良い人だった。

あれは何だったんだろう。
夢を見ていたような気にさえなると言う。
あれから彼とはまったく連絡を
とっていないけれど、彼を超える人は
まだ現れていないらしい。

ちょっと内容は違うけれど、
映画「セックスと嘘とビデオテープ」を
ちょっと思いだした。

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posted by みつあき at 20:13| Comment(0) | 恋愛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする