2019年01月07日

Xジェンダーの息子を持って

昨日は、僕が前にいた会社で
デザインをやっていたクニヤさんが
友人を伴って、店に来てくれた。

クニヤさんは60代半ばで
ストレートなのだけど、
髪の毛を肩まで伸ばし、
趣味のロックをずっとやっている、
という意味では、そのへんのゲイよりも
ずっと若く見えたりするから凄い。

クニヤさんは、8年ほど前に
元同僚などと一緒に、
店に来てくれたことがあった。
その時に、執拗にクニヤさんが
ゲイバーだから、とオネエ言葉を使っていた。

「ゲイだからと言って、みんながみんな、
オネエ言葉を使うワケじゃない」と
僕が言ったことを、とても覚えてくれていて
「みつあきからは、色々教えられた」なんて
言ってもらえたのは嬉しかった。

と同時に、クニヤさんが「実はさ、
俺の息子が去年、突然Xジェンダーだ、と
俺やかみさんに
カミングアウトしたんだ。」と言う。

Xジェンダーというのは、
男性とも女性とも定まらない、という
人たちなのだ。
以前、店にもそういう人が何度か
いらっしゃったことがあるけれど、
あまり細かい話は出来なかったと記憶している。

image.png

クニヤさんは僕が会社を辞めたあと、
ゲイであることを知って、
かなり驚いてはいたようだけれど、
今回の息子さんの件はショックや驚きよりも、
すんなり受け入れることが出来たと
言っていた。

彼が今後、どんな人生を歩いていくのかは
未知数だけれど、少なくとも
クニヤさん夫婦が認めたことで
息子さんは随分楽になり、
開放的になった、
と言っているらしい。

「アイツはこういう両親に育てられて
幸せなんじゃないかなと思うけれど、
こういう両親だったから、
Xジェンダーになっちゃったのかも」
なんて、ジョークを飛ばすクニヤさんは
素敵だった。

ゲイであれ、なんであれ、
自分のふた回り以上も
違う両親へのカミングアウトは
日頃、若い人たちには
僕はそれほど進めてはいない。

ただ、クニヤさんの話を聞いたりすると、
何が何でも親に話すべきではない、
ということではなく、
自分の両親を在り様を見て、
話すか話さないかの選択肢というのも、
ありなのかも知れない
そう思った。

クニヤさんは「ありがとう。
ここに来られて幸せ。
今度、息子を連れてくるよ」と言って
帰って行かれたけれど、
そう言ってもらえる立場にいることは
僕自身、とても幸せだと感じた。

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posted by みつあき at 13:18| Comment(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする