2018年10月31日

テザリングと深夜営業

いつも、このブログは、いつも
愛用のMacBook Airで書く。
自宅以外なら、地下鉄の中とか、
映画館やジムのロビーとか
試写室とかで書いたりしているけれど、
そういう時に便利なのがテザリング。

いわゆるインターネットを
iPhoneで共用する、というヤツだ。
Wi-Fi環境がない時には、
スイスイと繋がるし、
どんどんアップ出来る。

img_7a9dfc1f9a94c2abdce95a6514dc2fb8308425.jpg


先日、九州に行った時に
入ったレストランのWi-Fiがうまく繋がらず、
色々調べた結果、iPhoneのほうの
ネットワーク設定をリセットしてみた。
その時のWi-Fiは何とかなったんだけど、
それ以降、何故かiPhoneを使っての
テザリングが出来なくなった。

これは何とかせねば、と
ネット検索してみるけれど、わからない。
アップルストアはいつも混んでいるので、
この2日間、量販店のアップルコーナーに
行ったのだけれど、
店員の人も色々やってみるけれど
わからないと言う。

んで、結局いつもこういう時に
お世話になっているアップル・サポート。
いつも、iTunesやら、Final Cut Proやらで
わからない時に、物凄く丁寧に
対応してくれるので、重宝している。

PCや、携帯に関して、まだ同世代よりは
理解しているつもりでも、
ちょっと込み入ってくるとお手上げ。
半年に一度は、サポートのお兄さんや
お姉さんに助けられる。感謝。

ただ、今回だけは、何人ものどうしても検証出来ず、
4時間にも及ぶやり取りで、
とりあえずiPhoneを初期化してみる、
とか面倒なことに。。。
時代だなあって思いながらも、
ま、頑張って付いていくか(笑)


さて、お知らせのとおり、
ラファエルの深夜営業は
本日の深夜をもって終わります。
1年間、本当によく頑張ってくれましたが、
週末は続いて入ってくれる予定です。

また、明日から水、木の0時以降は
マサヤとなります。
マサヤが入れない場合は、
私、みつあきが2時まで営業します。
面倒ですが、ホームページのスタッフ表か
ツイッターなどをご覧ください。

オープンは明日、11月1日から
20時となります。
諸々、よろしくお願いします。


*************************

GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F



posted by みつあき at 17:02| Comment(0) | インターネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月30日

映画「ボヘミアン・ラプソディ」

来月公開されるロックバンド、クイーンの、
と言うよりも、フレディ・マーキュリーの
生涯を描いた「ボヘミアン・ラプソディ」の
試写をひと足先に観させてもらった。

MV5BNDg2NjIxMDUyNF5BMl5BanBnXkFtZTgwMzEzNTE1NTM@._V1_UX182_CR0,0,182,268_AL_.jpg

クイーンは、僕が高校生の頃に
「キラー・クイーン」を初めて耳にした。
それまで聴いたロックとは
まったく違う音色に興奮させられた。

大学生になり、旅行先のロンドンで「オペラ座の夜」
「華麗なるレース」2枚のアルバムを書い、
その重厚、かつまさに華麗なロックオペラに
心酔し、擦り切れるほど聴いた。

その後、来日公演にも3度行き、
その何度目かに、フレディが
ゲイであることも知った。
親しくさせてもらっている
バー、九州男さんにフレディが
来たことも、翌週か翌々週に
店に行った際に聞き、
地団駄を踏んだのも良い思い出だ。

映画は「Xメン」などの監督で
ゲイだとカミングアウトもしている
ブライアン・シンガー。
意外と俗っぽい演出だけれど、
何よりも改めてクイーンの楽曲、
フレディの歌声
(ほとんど彼の生歌が入っている)には
痺れさせらる。

クイーンを今の30歳以下の人たちは
まったく知らないのだろうか。
数年前、テレビドラマ「グリー」の
第1シーズンの最終話で
「ボヘミアン・ラプソディ」が
流れるシーンは素晴らしく、
そこで知った若い人もいるかも知れない。

今回、僕が驚いたのは、
フレディがペルシャ系インド人
ということだった。
ずっとイギリス人だと思い込んでいたけれど、
彼の恋人ジム・ハットンが書いた伝記
「フレディ・マーキュリーと私」には
そんな事、書いてあったっけ?

そして、彼はその事にコンプレックスを持ち、
また歯が出ている事も悩みの種だったようだ。
映画中、その歯のおかげで
音域が広がり、高音が出るのだ、
と言うシーンは笑える。

彼が45歳の時にHIVで亡くなったことは
有名だが、今回、この映画ではそこは深くは
描かず、オープニングとラストで
クイーンが復活した「ライブ・エイド」の
コンサートを完璧に再現しているのが心憎い。
ここでの"We Are The Champion"には
不覚にも泣きそうになってしまった。

一般的にはともかく、
クイーン、そしてフレディのファンには
たまらない映画だと思う。

*************************

GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F
posted by みつあき at 10:07| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月29日

三人での会食

昨日、友人のカオリとタダシと
すごく久しぶりに3人で食事をした。
渋谷のはずれにある
隠れ家的な和食の店に行き、
のんびりと再会を楽しんだ。

img_08054_main.jpg

カオリとタダシと僕とは
ほぼうちの店が始まって半年くらいから
とても仲良くなった。

タダシはもう四半世紀前から
顔は知っていたけれど、
うちの店に来てくれるまでは
じっくりと話したこともなかった。

カオリは、僕が店を始めた直後に
他のゲイバーに偶然来ていて
バッタリと会ったのだ。

うちがオープンしたあとの
4年間くらいは、よく3人で
食事をしたり、
旅行に出かけたりした。

3人を繋げたのは、
映画が好きだったこと。
カサヴェテスが好きなタダシと
ベルトルッチが好きなカオリと
ブニュエルが好きな僕。

この10年の間、彼ら二人には
色々な事があった。
ちょうど6年ほど前、タダシは
九州にいる年下の彼が出来、
同じ頃、カオリは渋谷に
バーを開いた。

タダシは相変わらず店に来てくれるし、
カオリの店にも休みの時に
飲みに行くことがあっても、
3人でゆっくりと飲む、という時間は
そんなになかった。

話がはずむ中で、
40過ぎたばかりのカオリは
バーをやる傍ら、他店のコンサルをやり、
40回にも及ぶ鮨の学校、和菓子の学校、
フラワーアレンジメントの教室などに
通うというから凄い。
おまけに近い将来、
オランダに住む計画も持っているとのこと。

そろそろ50になるタダシは、
彼と二人で石垣島へ移住を
計画しているらしい。

まだ、ハロウィンでゴッタ返す渋谷の
片隅でとても刺激的な話を聞くことが出来た。


*************************

GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F


posted by みつあき at 12:43| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月28日

バク転が出来るようになるために

たまに来てくれるウエダ君は、43歳。
彼は一見、ノンケ?と思えるほど
ゲイの香りがしない。

それは彼の持つストイックさに
あるのかも知れない。

ウエダ君はジョギングと言うよりも、
マラソンが好きで、
東京近郊で、ハーフマラソンなどがあると、
出来るだけ参加するようにしているようだ。

そんな辛いことを、
と僕やお客さんが言うと
いや、走りきった時の達成感が
良いんですよ、そう言う

以前、来た時に、うちの店で、
共に走りたい、という仲間を募り、
一瞬で3人の候補者がいて、
これからも仲間を増やして
ゲイのみんなで走りたい、というのが
彼の夢らしい。

と同時に彼が夢中になっているのが
バク転だ。
中年からでも頑張れば出来る、ということで
3年ちょっと前から、とあるジムに通い、
コーチについてもらって
習っていると言うのだ。

backflipmed.jpg

その記録をマメにメモし、
またその映像も録画し、
自分ができるようになるために、
また他にも一緒に出来るかと、
ブログも書いたりしているそうだ。

読ませてもらうと、
まるで若いスポーツ選手の記録のようで、
なんだか初々しさも感じる。
彼の了解をとり、もしやりたい人がいれば、
ということで、ここにも掲載させてもらうことに。

思えば、バク転と言うのは、
多くの男の夢のような気がする。
僕も二十歳を過ぎた頃、
友人たちと忍び込んだ屋外プールで
練習したことがあった。

その時は、さすがに、
まったく叶いそうもなかったけれど。

ジムは行っているものの、
さすがにこの年齢だし、
身体も硬いから、
僕は遠慮させてもらうけれど、
もし、やってみたい、という人がいれば、
是非ウエダ君と頑張ってみたらどうだろう。

いずれにしても、目標をたてて
頑張っているのは素敵だなあ、
心からそう思う。


GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F





posted by みつあき at 06:13| Comment(0) | トレーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月27日

マッケラン氏の言葉

イワサキさんは、
ロンドンに仕事で行った時に、
ゲイの友人に食事に誘われた。
そして、レストランに行くと、
同じ席に、なんと「Xメン」や
「ロード・オブ・ザ・リング」の
イアン・マッケランが座っていたのだと言う。

ian-mckellen.jpg

マッケランはゲイとして
カミングアウトしているのは有名で
ロンドンのプライド・パレードの先頭を
歩いたことも僕もよく知っている。

イワサキさんの友人が
なんと古いマッケランの友人だったらしい。

その食事中に、イワサキさんに
「日本の映画、演劇界のゲイ事情はどうか」と
聞かれたらしい。

彼は、演劇や映画の世界はよくわからないが、
「日本では、オネエタレントや
女装のゲイの人がよくテレビに出ていて、
俳優や歌手などで広くカミングアウト
している人はほとんどいない。」
と伝えると
イアンは「それは本当に残念だ」と
言っていたらしい。

イアンは「ゲイだからと言って、
すべての人がカミングアウト
するべきではない。そう思うけれど、
人の前に出る有名人こそ、
勇気を持って、アウトするべきだと思う」
と言ったと言う。

それはカミングアウト、
ということだけではなく、
著名であればあるほど、
良くも悪くも人の目に触れるし、
影響力もある。

そういう意味では、良いと思うこと、
世の中に理解してもらうべきことを
きちんと表現するべきだ、
そう言っていたと言う。

マッケランは実直で
本当に真摯な気持ちを
初めて会うイワサキさんに
ぶつけてくれたらしい。


確かに、インターネットで
「日本の有名人 ゲイ」と調べても、
みんなが知っている人はとても少ない。

逆に、欧米ではどんどんと
カミングアウトする人が出てくる。

もちろん、バーでは、あの人がゲイらしい、
というまことしやかな話も出るし、
火のないところに煙はたたない、
と言いながらも、
ゲイや良い男はすぐにゲイにしたがる、
という話もわかるから、いつも話は
半分に聞いている。

たまに聞くのは、カミングアウトなど
してしまえば、仕事が来なくなる。
それが怖くて、絶対出来ない、と
言っているという話だ。
少なくとも、一度
「売れた栄冠」を手にした人たちは
ものすごくデリケートに考えるようだ。

映画や、テレビドラマの主演をする俳優や
女優が、いつの日かカミングアウトする日が
この日本にもやって来るんだろうか。

GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F
posted by みつあき at 14:47| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月26日

あらゆる国から

一昨日は、平日だったのにもかかわらず、
ドイツから、シンガポールから、
オーストラリアから、台湾から
そしてアメリカから、
あとモンゴルからとそれぞれ
多国籍の人たちが店に来てくれていた。
もちろん、わが日本人も普通に
来てくれていはいたのだけれど。


さて、ドイツからの身長も高く、
イケメンの彼はまだ24歳で
ほぼゲイとしての経験がないと言う。
ここまで良い男だからあらゆる人から
声をかけられるだろうに、と言うと
とにかくシャイなのだと。
よくよく聞いてみると、お父さんが
日本人というのが、ちょっと理解できる。


シンガポールからのお客さんは
うちにしょっちゅう
来てくれるゲイカップルの友人。
とにかく金持ちで、日本に来るたびに
楽しみにしているのが、
ゲイショップで
散財するということらしい。

IMG_9668.jpg

見せてもらうと、ラブオイルやら
コックリングやらだけではなく、
見たことがないグッズも
たくさんあったのには驚いた。
シンガポールは、表面的には
ゲイがイリーガルなので、
なかなか手に入らないとのこと。


オーストラリアから、というのは
日本からワーキングホリデーで行っている
ショウゾウが一時帰国。
何と彼は先月からオーストラリア人の
20歳上の彼氏が出来たそうで
日本への帰国をどうするか迷っていると言う。


台湾からの彼は、大の日本人好きで
今回、どうしても日本人と付き合いたくて
出会い系アプリで、2日のうちに
6人とデートをしたとそうだ。


アメリカ、NYからのトッド君は
3年前に来てくれていて、
大のアニメ好き。
日本では秋葉原や、中野のブロードウェイに
入り浸りだと言う。


そしてモンゴルからのドルジは、
6年前まで東京に住んでいて、
あちらでゲイバーをオープンしている。
ただ、日々、トラブルが絶えないらしい。
先週はその店に来てくれたという21歳のコが、
同じ店で会った3人にホテルに
連いて行ったら、レイプされたと
警察に通報し、大変なこととなったようだ。


まあ、そんなこんなで、話を色々聞くと
それぞれがブログのネタに
なるような話ばかりで
有難い限りだった。


**********************************
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F
posted by みつあき at 16:46| Comment(0) | 海外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月25日

ゲイの世界の兄と弟

「アニキは、どこから来たんすか?」
その昔、ゲイバーに行って、こういう対応を
された事がある人は
それなりにいると思う。

逆に「あ〜た、どこから来たのよ〜っ」と
オネエ口調で尋ねられた人も多いだろう。

だからと言って、ゲイバーが
そういう二分割にされるワケでもなかった。

ただ、僕が2丁目に出だした頃は
こういうママ、マスターも多くいた。

どちらも、男の世界に
憧れる野郎系マスターと
女の世界を楽しむオネエ系ママと
いうふうに、どこか演じていて
それを求めている
お客さんもいることは確か。

まあ、僕はそのどちらでもないけれど、
まだ店をやる前、特に30代の頃は、
色々な場所で(特に性的な部分などで)
勝手に「兄貴キャラ」を
勝手に求められたりされて
う〜ん、ちょっと違うなあと
思っていた事もあった。


店に来てくれるゴロウ 38歳は、
ハッテン場で出会った年下だろう
若者に、「兄貴」を連発された。

それも他の部屋に聞こえるほど大声で
「俺んこと、ガッツリと
堀りまくってくれ、兄貴」と言われた。
元々、タチのゴロウは
その可愛さにアガって、
2時間に渡る性の宴を繰り広げたらしい。

その彼は、途中で何度も
「俺の名前を呼び捨てで呼びながら
命令してくれ!」と言われたが
名前を聞いていなかったゴロウは、
「名前、なんだっけ?」と尋ねると
「何でもいい!」と叫んだらしい。

これには笑ったけれど、
その後、とあるバーで会ったようだ。
それぞれ一人だったにもかかわらず
会釈だけされて帰って行かれた。
マスターに「よく来る人か?」と
尋ねると、たまに、と言い、
蓋を開ければ、
自分よりも年上だったらしい。

まあ、セックスの世界は
いわゆるファンタジーだから、
何があってもおかしくないし、
そこに嘘があっても、お互いに
その場限りの刹那的な行為だと思うと
許せることも山ほどある。

でも、こんな話を耳にするたびに、
「兄」「弟」「先輩」「後輩」
というプレイが確立するのは、
日本のゲイの世界だけなんだろうか。
これもひとつのフェティッシュで、
とても面白いなあ、そう思う。

810tleF5yEL._SY445_.jpg

写真は、映画「兄弟仁義」(観た事ない。笑)

**********************************
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F
posted by みつあき at 07:57| Comment(0) | エロティカル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月24日

マスダちゃんの置き土産

ここ4年ほど、よく来てくれていた
マスダちゃんから、突然店に電話があって、
癌を患って入院していると、聞いたのが
去年の春先だっただろうか。

去年の夏に、退院したよと
店に来てくれた時、10周年のパーティは
来られないけれど、差し入れだと
スタッフ分、強壮剤を持って来てくれた。

あと、僕のこのブログで知った
僕の友人と一度会ってみたい、と頼まれて
ちょうど店にいる時に紹介したりもした。

11月だったか、ちょっと体調が悪くなり、
再入院する、と聞いた。
その時に「これ、お店に置かせてもらっていい?」と
手の平に乗るくらいの
小さな観葉植物を持って来てくれた。

88998417-B075-4EFD-8D49-9C164EE6B930.jpg

「これ、僕だと思って、育ててくれますか?
僕も頑張るからさ」と言う言葉を残し、
帰っていった。

それから、何かと病院から
LINEを送ってくれたり、
僕も返したりしていた。

また、店のインスタグラムや、
スタッフがその中のライブで
配信した時に、病院から
積極的にやり取りを
したりもしていた。

今年の4月。
数週間連絡がなかったので、
連絡をとったら
「転院をして、副作用の強い治療と
闘っています。
必ず、勝つ気持ちで頑張ってます。」とあり、
病院名を聞いても
「心配しないで。
元気な姿を必ず見せに行きます」と
書いてあった。

そして5月。
「その後、どう?」と送ったけれど、
返事がない。
数日経って、ツイッターの
ダイレクト・メッセージもしてみたけれど
何も返答がなかった。

彼と連絡をとっていた友達にも
聞いてみたけれど、詳細は誰もわからない。

僕が知る限り、彼のことを深く知る人は
いなかった。
思えば、お客さんとの連絡はたった
1本のLINEだけ、という人もかなり多い。
連絡先すら知らない人もたくさんいる。
特に一人でいらっしゃる人は
ふとお店に来なくなってしまうと
それきり連絡が半永久的に
取れなくなってしまう。

夏が終わり、マスダちゃんが置いていった
植物が枯れてしまった。
あんなに強かったのに、
そして、マメに水をやったり、
少し日光に当てたりもしたのだが
どうしても無理だった。

とても、これに意味があるとも
思いたくはない。

しかし結果的に今、マスダちゃんが
どこでどうしているか、わからない。

せめて実家にでも帰って、元気に
していればいいんだけれど、
万が一のことがあっても、
出来るだけ辛くない状態で
いることを祈るばかりだ。


**********************************
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F
posted by みつあき at 09:43| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月23日

ナショナル・シアター・ライブ「フォリーズ」

休みの昨日、ミュージカル好きな友人たちと
イギリス、ウエストエンドの舞台を
そのまま映画館で上映する
「ナショナル・シアター・ライブ」の
「フォリーズ」を観てきた。

maxresdefault.jpg

このライブ映像は、今年になって
ゲイの舞台「エンジェルズ・イン・アメリカ」や
「アマデウス」は素晴らしかった。
過去だと「夜中に犬に起こった奇妙な事件」や
「橋からの眺め」など興奮させてくれる舞台を
上映してくれていて、そのたびに紹介したい、
そう思っていながら、なかなか書けなかった。

何せ、限られた劇場で、
それもほぼ一週間の上映なので
僕が休みの日に観て、ここで書いても
あと数日しか公開日がなかったりするからだ。
それでも、今回は書かずにはいられない、
それほど素晴らしい体験だった。


内容は、解体が決まった古い劇場に
その昔、出演していたコーラス・ガールが
その連れ合いを連れて、
再会パーティに出席する話。

昔から微妙な関係だったふた組の男女が
結婚と破局に向かいそうなシークエンスを
50歳に差し掛かる現在と
20代だった過去の話が、
8人の老若男女によって
交差して見せてくれる。

かなりドロドロとした4人のこの話を
30人以上にもなる多くの出演者が
巧みに演じている。

楽曲は僕が最も尊敬する
「イントゥ・ザ・ウッズ」や
「スウィーニー・トッド」の
スティーヴン・ソンドハイム。
歌手にとって難解と言われながらも
美しく、心惹かれる楽曲の数々。

そして演出もさることながら、
美術、衣装など見どころは山ほど。

過去への郷愁、そして華やかなレビュー。

これほど成熟した大人の舞台を
映画館で出会うことが出来て良かったけれど、
本心を言えば、無理しても
ロンドンで観たかった。

気になる人は↓


**********************************
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F

posted by みつあき at 07:05| Comment(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月22日

「字」を書くということ

昨夜久しぶりに来てくれたセイヤは、
行きつけのバーのスタッフが書道家だ。
その彼は、実も僕も
よく知っている人なのだが、
そのスタッフから最近、
書道を習っていると言う。

その先生の作品を見た時に、
おおっ!こんな風に
文字を書くのか、と
セイヤは魅せられたそうだ。

確かに彼の書は、
紙の上を見事なまでに文字が
泳いでいると言うか、踊っていると言うか
どう表現すれば、伝わるのだろう
とにかくじっと見ると胸を打たれる。

セイヤは、もちろん
そういう作品、というようなモノではなく、
まずは楷書体のきちんとした文字から
教わっているようだ。

それは、美術でのデッサンと一緒で
基本をしっかりと学ばなければ、
面白かったり、美しかったりする書は
なかなか生まれないだろう。

毛筆がうまくなるとペン字も
うまくなるのだろうか。
僕がセイヤにそう聞くと、
たぶん文字のバランスは
よくよく考えて書くことになるから
たぶん変わるのではないかとのこと。

僕は決して文字がうまくはない。
この時代、なかなか字を書くことは
少なくはなった。

そして、必ずしも、性格がそのまま
文字に出るか、と言うと
そうでもないだろうけれど、
たまに、何故に、この人が
こんな文字を!?という現場に立ち会うと
単純に素敵だなあ、そう思う。

僕がやりたい多くのこと。
語学をもっと勉強したい、
筋量をあと5キロほど増やしたい、
ピアノをそこそこ、弾けるようになりたい、
絵を改めて勉強したい、
と、やりたい事は色々あるけれど、
そこに字を綺麗に書きたい、というのも
加えておこう。

vewooca000047.jpg
写真はネットで拾った「男」の文字。


**********************************
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F


posted by みつあき at 07:49| Comment(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月21日

bridgeならぬbulgeの話

古い友人のエモリが来てくれた。
エモリは自ら「度変態」というエロマニア。

彼が若い頃からMの受けを堂々と名乗り、
友人知人からSっぽい、
雄っぽい野郎たちを募り、
毎週末、享楽の日々を繰り広げていた、と
その武勇伝を聞いていたのが
もう何年前になるのだろう。

「45を過ぎても、
Mだったり受けだったりすると
十分にセックスを楽しめるので、
お前もウケを学んだほうがいいぞ」
そんな事を言われたのも、かなり前だ。

それはともかく。
ヤツは昔から、地下鉄や電車に乗って
男たちの股間をじっくりと見るのが
むしょうに楽しいのだ、そう言っていた。

images-3.jpeg

「最近はスマホとかがあるやないか
俺は撮らないけど、
ネットを探れば、日本中、世界中の
bulge(つまりモッコリ)が
いくらでも手に入るから嬉しいよ。」
頼んでもいないのに、
エモリのスマホに入った数々の
モッコリ画像を見せてくれる。

確かにスーツに異様なまでの膨らみや、
ジーパンのザラついた部分のかすれ具合から
浮き出る形、
またごくごく普通のトランクスから
少しだけ見える竿の先、
もちろん、そこにはエロ下着から
ラグパンから六尺、ケツ割れサポーター、
そしてジャージや、作業着のモッコリまで
あらゆる角度からのコレクションが並ぶ。

「前は度変態同士でセックスが
本当に楽しかったけれど、
この程度で満足できるようになったのは
さすがに歳とったかな」
そうやって笑うエモリは、
いやいや、まだ現役なんだと思う。
誰にも迷惑かけてないんだから、
やりたいように、とことんやればいい、
それがエモリなのだから。
そう思った。

**********************************
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F
posted by みつあき at 16:40| Comment(0) | エロティカル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月20日

お知らせ

平日、入ってくれていたラファエルの深夜営業は
今月いっぱいとなります。

それに伴い、当面は日曜日を除いた
平日は20時オープンに戻ります。
水、木はマスターみつあきが
2時まで店をあけることにします。

色々ご迷惑をおかけしますが、
よろしくお願いします。

**********************************
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F
posted by みつあき at 16:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

父親との対話

セイジロウ君28歳の両親は
関西に住む55歳になる
お父さんと、53歳のお母さん。
一人っ子だったせいなのか、
二人からは、とても
愛されて育ったと言う。

子供の頃からいい子でいよう、
としていたせいなのか
怒られた記憶が本当にないようだ。

そんなセイジロウ君が
自分がゲイだと
気がついたのは、
小学校低学年の頃。
キャンプに行った時に、
同級生のかっこいい男の子が
上半身を脱いで、
川に入っているのを見て
ドキドキし、その日から
そのコのことがどんどん好きに
なってしまったのだと言う。

それから中学、高校に進み、
そういう気持ちは
確信から自信へと変化したと言う。

世の中で、ニュースなどでは
同性愛を扱うことも増え、
大学に進んだ頃に、2丁目にも来だした。
出会い系アプリで、
初体験も済ませた。
そして人と付き合う幸せも学んだ。


両親とは帰省するたびに、
色々なことについて
話すことは多かった。
それも自分の立場に立って
色々と教えてくれてきた父親とは
二十歳を超えてから
よく酒も飲んだらしい。

しかし、愛し愛されている両親に
カミングアウトするということは
さすがに考えられなかった。
彼らを傷つけたくない、
誤解を受けたくない、
というのが一番の理由だったらしい。

2年前のある日、
父親が上京し、話があるから
一緒に飲もうと
居酒屋に誘われた。

セイジロウ君は、ひょっとして
自分のことを聞かれるのじゃないか、
かなり緊張したのだと言う。

父親は自分の顔を見ながら、
「真剣なことだから、
しっかりと答えてほしい」
そう切り出された。
「え?何のこと?」と尋ねてみた。

「俺は同性愛者だということだ」

セイジロウ君は自分の耳を疑った。
「お前が同性愛者ということだ」と
言っているのかとさえ思った。

しかし、それは違い、父親は結婚前から
ずっと悩み苦しみ、セイジロウ君が
10歳くらいになった18年ほど前に
母親にちょっとしたことからバレてしまったと。

離婚の話にもなったけれど、
お前が成人するまでは
ということに落ち着いた。
しかし、その後、時間をかけて、
やはり離婚するのは正しいことではない、
そう両親は結論づけたらしい。

「お前はどう思うか。
正直に答えてほしい。」
そう言われて、セイジロウ君は
凍りついた。
正直、驚きを通り過ぎ、
ショックで長い時間、言葉が出せずに
その間、お父さんは黙って下を向いていたそうだ。

そして、やっと振り絞って出した言葉は
「これからも、お母さんを
傷つけないでほしい。」
それだけだったらしい。

お父さんは涙をためて
ゆっくりと頷いていたそうだ。

どういうふうにお母さんに
バレてしまったのか、
今、お父さんには恋人がいるのか、
お母さんは実はどう思っているのか、
そして何よりも、
本当に自分(セイジロウ君のこと)は
ゲイだとわかっていないのか。

そんなことをたくさん考えながらも、
ひと言も聞くことも、
カミングアウトもとても出来なかった。

それから2年。
二人はそのことについて、
まったく触れずにいるらしい。

父が満身の力を振り絞って
自分の告白したのに、
セイジロウ君は、
どうしても言えない自分を
責めたりもしたようだ。

初めて耳にした凄い話だった。
お互い様だから、
カミングアウトしてみれば?
などと、とても軽くは言えない。
それほど、デリケートな話だとも思った。

この話を聞いて、思い出したのは
Fun Homeという漫画が原作のミュージカル。
レズビアンの娘とゲイの父親の
確執と愛情を描いたモノだった。
日本で発売されている漫画も必読。

Fun_Home_0085_-_Cast_Portrait_Photo_Credit_Joan_Marcus.jpg
写真は舞台"FUN HOME"

**********************************
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F
posted by みつあき at 15:47| Comment(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月19日

博多の夜から

昨夜、ふらりと来てくれたのが
なんとつい3日前に、博多で会った
僕よりも5歳ほど年下の
タカオちゃんだった。

先日、長崎でのことはこのブログにも
2回に渡って書いた。
30年ぶりに会ったムラナカさんは
もう1日長崎でゆっくりすれば、と
言ってくれたけれど、
長崎、福岡へのチケットや
福岡から帰りの飛行機を取っていたため、
今回は博多に寄ることにした。

fabd8c32cf40ae0215fd515ec732ba5f_s.jpg

博多は、前働いていた会社の社長が急死し、
その墓参りで、20年ほど前に、
一度だけ訪れたことがあった。
その時は、かなりバタバタで東京に帰り、
どこかに飲みに行くこともなかったので、
今回は東京で聞いた何軒かを
覗いてみることにした。

ただ、僕は東京でこういう店をやっていることを
伝えると、ついつい営業っぽくなってしまい、
店同士の会話になったりしてしまう。
よほど知っている店ではない限り、
普通のお客さんを装って飲むことが多い。

博多のゲイバーが集まっている地区、住吉は
住宅街にあって、それも新宿や大阪の堂山のように
軒並みゲイバー、ということではないので、
Mapを頼りに探さなければいけない。

一軒目のお店は、
まだオープン時間に近かったせいか
お客さんは少なかったけれど、
20年以上やっているという大先輩で、
引き出しの多いマスターの会話が
とっても面白かった。

そのあと、店のお客さんや友人から聞いた
有名なお店を探したが、なかなか見つからない。
そこで、何度かすれ違ったのが、
タカオちゃんだった。

3度目にすれ違った時に、
僕が彼にその店の名前を伝えると
「僕もそこに行こうとしていたんです。」と
彼も東京から出張で来ていることを知った。

二人でMapを頼りに探しても見つからない。
あとでわかったのだが、そのお店は看板がなく、
休みのため、シャッターが閉まっていたのだった。

そこから3軒。
店を始めてから、自分の店以外で
それも同世代の人と知り合ってハシゴをした、
というのは初めてだったかも知れない。

タカオちゃんは20年ほど一緒に住んでいる
パートナーがいて、
なかなかヤンチャなタカオちゃんと
その彼の関係など、
とても面白い話をたくさん聞いた。

そして、僕も最初は話さなかったのだが、
新宿でバーをやっている、ということを伝えた。

それがまさかその後、2日目に
来てくれるとはびっくりだし、
本当に嬉しく思った。

海外ばかりに行っていて、
なかなか国内旅行をしていない自分だが、
思いもよらない出会いや再会などが
あらゆる場所で待ち受けているのだと
新たな気持ちが湧いた。

博多のお店、タカオちゃん、ありがとう。

**********************************
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F

posted by みつあき at 18:36| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月18日

不思議な力

昨日来てくれたイワタさんは、
結婚して30年近く。
子供もいるけれど、
ゲイとしての活動も
せっせとしている。

イワタさんは、つい最近まで
ずっと海外赴任が長く、
妻子を日本に置いての生活だった。

アメリカ生活が落ち着いた
15年ほど前に一人の
若い青年と付き合ったことがあった。
そんな彼には強い霊感があったらしい。

そんなある日、
突然奥さんから国際電話があり、
「あなた、誰かと付き合っていうるでしょう」と
いきなり言われた。


戸惑いながらなぜかと聞くと
「わかるの」とひと言。

そう。その青年と同じように
彼の奥さんにも
人に見えないモノが見える、とか
感じる、というような
強い第六感ということが
そなわっていたと言う。
それは結婚した当初から不思議に思っていたこと。

そのあと、突き詰められて、
自分はゲイなのだ、と初めて奥さんに告白。

その若いコと付き合う前、
何人かの人とも関係を持ってはいたけれど、
今までそういうことを言われたこともなかった。

何故なのか。
彼は常々、奥さんとは別れてほしいと言い、
「今、奥さんは気持ちが離れている」
そして「別れたがっている」とも
言っていた。

その青年が奥さんに何らかの信号を
送ったとしか思えない、
イワタさんはそう言った。

確かに、お客さんや僕の友人でも
人にはそんなに言わないけれど、
見えないモノが見えてしまう人は
それなりにいるようだ。

僕に関して言うと、幸か不幸か
まったくないほうなので
これだけ気楽でいられるのかも知れない。

740203-b.jpg

画像は映画「シックス・センス」
ふるっ!(笑)

**********************************
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F
posted by みつあき at 18:42| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月17日

長崎にて 30年ぶりの再会 その2

車を走らせて2時間。
海を見下ろせる高台にある中華料理屋で
ムラナカさんと会った。

IMG_7248.JPG

薄くなった髪を隠しているのか、
キャップを深々と被った
ムラナカさんだったが
30年前、僕が映画館で観た時の面影が
しっかりとある相変わらず良い男だった。

「久しぶり」
しっかりと握手をして、席につく時に
少し足を引きずっていることに気がついた。

尋ねると、ここ10年くらい
仕事で腰を痛めたこと、
加えて癌を患ったことなど
かなり体調に変化があったようだった。

食事は近所の人と
農作物を交換したりしたモノを食べ、
こうして外食することなど
本当に珍しいらしい。

PCもスマホも持たず、
人と連絡を取り合うのは、
ガラケーで電話とショートメールだけ。

こちらに戻って来て25年。
ゲイの人との交流は
まったくないのだそうだ。

親戚や前の職場、
近所付き合いなど
面倒なのじゃないかと聞いてみると、
とても充実しているし、それなりに楽しいよと
ムラナカさんらしい言葉が帰ってきた。

病気をしたりすると、みんな心配して
色々やってくれる分、
自分も少しでも力になることをやりたいのだと。

若い頃は、東京で恋愛やらセックスやら
男のことばかり考えていた時期もあるけれど、
こういう生活をしていると、
自分がゲイだということさえ
忘れてしまう。

なるほど。

僕も未だにストレートの連中との交流は
たっぷりあるけれど、
それはあくまでも僕がゲイであることを
知っている関係。

バーを経営し、
自分がゲイである事を
考えない日はない自分の暮らしとは
ずいぶん違う。

もちろん、そのどちらも
良し悪しはないけれど、
ムラナカさんのような生き方は
とってもシンプルだけど、
心から素敵だなあ、そう思った。

翌日、長崎市内の多くの
観光地に付き合ってくれ、
「坂を歩くのはなかなか辛いな」と
笑いながら歩いているムラナカさんを見ながら
この人と35年も前に出会った意味、
そしてこうして再会した意味を
改めて噛み締めた。

**********************************
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F
posted by みつあき at 16:03| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月16日

長崎にて 30年ぶりの再会 その1

生まれて初めて長崎県に来た。
それも雲仙まで、
長崎空港から車を借りて約1時間半。
東シナ海に沈む夕日を見ながら
のんびりと運転する。

IMG_7238.JPG

今回、何故こちらに来たかと言うと、
僕が生まれて初めて
好きになったゲイの人と
30何年ぶりに会うことになったからだった。

ムラナカさんと僕は
僕が25歳、彼が32歳の頃に
新宿の映画館で出会った。

彼にはその頃、
もう10年付き合っている男がおり、
僕にも6年ほど付き合っている彼女がいた。

何度かお茶を飲んだりしながら。
たまに会おうと言われて
相手がいるのはお互い様だと
僕は承諾した。

生まれて初めてのゲイバーも
彼が連れて行ってくれた。
今は移転してしまい、マスターも
変わったが、当時あったそのお店は
現在のうちの店から歩いて30秒くらいの
ところにあった。

知り合って数ヶ月後、たまたま彼に
電話をかけた時、
彼のボーイフレンドが横にいることを察した。

それが想像以上にショックで、
初めてゲイの男性を好きになってしまっている
という気持ちに気がついた。

自分にも長く好きでいる彼女が
いながらにして、
この気持ちは何だろうと。

あまりに辛くて、
僕からもう会えない、そう言った。
二人でデートしたのは、
ほんの3、4ヶ月だったと思う。

それからの数年、
彼の連れて行ってくれた店で
知り合った友人たちと
彼とで食事をしたりという事はあった。

ムラナカさんは優しかったし、
いつも朗らかだった。

とは言え、何となく連絡もとらなくなり、
そのあと何年か経ってから、
彼が長崎の実家に帰ったことを
バーのマスターから聞いた。

「たぶん退屈しているから
電話でもしてやってよ」
そう言われて、久しぶりに声を聞いたのは
もう最初に会って、
15年くらい経ってからだった。

「もう、度田舎暮らしたい。
すっかりジジイの気分さ」
まだ40代後半でそんな事を言っていた。

それから数年に一度、お互いの様子を
電話、その後メールでやり取りをした。

そして、一昨年、彼の東京に
住むお姉さんの見舞いで
上京するので店に来る、
という連絡があった。
久しぶりに会うことは
楽しみにしていたものの、
当日、僕の母が他界し、
会うことは出来なかった。

それから2年。
今年、九州地方に台風が来たこの夏、
安否確認に電話をした際に
「また東京に来る予定はないの?」と尋ねると
「もう歳だし、ちょっと体調悪いので
たぶん、もう行けそうもない。」そう言われた。

30年も会っていないし、
それじゃ、長崎旅行も兼ねて、
僕が顔を覗きに行くよ、
そう応えたのだった。


**********************************
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F


posted by みつあき at 20:00| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月15日

5年目に突入した六尺デイ

昨日は、タクヤがやってくれる六尺デイで
連絡によると、30人もの人が
詰め掛けてくれたらしく、
本当に有難いなあと思った次第。

思えば、2014年のちょうど9月から
六尺デイが始まったのだ。

4714737095_d9072ab5e8_b.jpg

そもそも僕が母親の介護施設に
月に一度来ており、
日曜日担当だったタクヤの提案から
始まったものだった。

と言うことでなんと
もう5年目に入るのだ。
これは、ひとえにスタッフの
タクヤに感謝するばかりだ。

思えば、うちの店を始めて
1年くらい経った頃、
当時のスタッフのエイスケが
「六尺の日ってどうですか?」
と言っていたことがあった。

さすがに、その頃、まさか
うちの店で、
そういうイベントをする自信がなく、
僕は苦笑いをするしかなかったけれど、
今思えば、エイスケには悪いことをした。

母が亡くなり、僕もその後
一度だけ六尺デイを見に、と言うか
手伝いに行ったことがあった。
その時、思ったのは
エロという事を超えて、
裸同士の付き合いという
親密さというのがとっても良い感じだと思った。

うちは他店にはあまりない、
着衣でもOKという
少し変わった趣向を取り入れている。

また、当初はいつものように
特にゲイ男性、ということにこだわらず、
誰でも入れる、という形にしていた。
しかし、何度か女性が来てくれたようだったが、
さすがにそれを見て、
帰って行ったお客さんもちらほらいた。

思えば、フィラデルフィアの
レザーバーに行った時に、
全裸にコックリングだけの人やら
ハーネスだけの男と
そこに来ていた女性客が
普通にハグをしていた。

その良し悪しはともかく、
日本じゃさすがに時期尚早と言うか、
さすがにゲイのエロいところは
女性には見せたくはない、
見られたくはない、という思いは理解できるし、
2年ほど前からは、男子のみ、
ということにさせてもらった。

年に数回、日曜日ではなく、
祝日や正月などがタクヤの火曜日と
重なった時の六尺デイは
スペシャルとして、着衣なし、
全員が六尺、としている。

色々趣向を凝らしながら、
まだまだ、六尺デイは
少しずつ変化しつつも、
それぞれが楽しく、ドキドキするような
イベントにするべく続いていくはず。

今後とも、よろしくお願いします。

**********************************
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F
posted by みつあき at 21:34| Comment(0) | エロティカル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月14日

好きなことをとことんやる

昨夜、googleでご覧になった、と
非常にジェントルな紳士トモヒサさんと
ガチムチでアバクロのTシャツに身を包んだ
ユキヤさんの二人が初めて来ていただいた。
共に40代後半。

トモヒサさんは学生時代から東京に住み、
その六本木や銀座で、飲食の
オーナー業を長くやっているという
僕よりも年は下でも大先輩だ。

ユキヤさんは、40歳を超えるまで
実家がある関西に身を置き、
つい数年前に、今さらながら
やはり東京に住みたい、
と移動を決めた。

二人が出会ったのは、
たまたまユキヤさんが
東京に遊びに来た20代の頃。
それから連絡を取りつつも、
なかなか会わないでいて、
3年前に上京して、
そのまま二人で暮らしたのだそうだ。

友人という垣根を超えた瞬間に、
やはり友人に戻ったほうが良いだろうと、
二人は1年後に別れたらしい。

同世代ということもあって、
同居していた時には
喧嘩も絶えなかったけれど、
少し距離を置くと、
良い関係になったと言う。

そして昨日、久しぶりの電話が
トモヒサさんからユキヤさんにあり、
二人はゆっくりと食事をしたあと、
いつも行っている2丁目とは
違う店に、とうちの店を
選んでいただいたらしい。

二人の話を聞くと、
共に好きなことをとことんやる、
というタイプだ。

トモヒサさんの多くの店の経験談、
そして幅広い人間関係には
僕には到底真似が出来ない部分を
感じたし、なるほどこれこそ
一般的なサービス業に携わる
人の心得なんだなあと
学ぶことも多かった。

トモヒサさんが先に帰ったあと、
残ったユキヤさんと
ゆっくりと話をした。

ガチムチでいかにも、と見える
ユキヤさんだが、
実はアート全般を愛する
かなり繊細な人。

この前亡くなったアレサ・フランクリンが
大好きだったこと、
フェリーニの映画にも夢中で、
「カリビアの夜」「サテリコン」の
僕が知らない撮影の裏話や、
最も好きだという市川崑の「犬神家の一族」を
何度も観て、そのたびにどういう発見をしたか、
出てくる話がとても面白く、
なんと魅力的な人なんだと学ぶところが
たくさんあった。

_103066216_1968_bbc_3.jpg
写真は、ユキヤさんが尊敬する
アレサ・フランクリン。

**********************************
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F

posted by みつあき at 14:12| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月13日

ケンイチのこと

昨日から、新人のケンイチが
入店してくれた。

IMG_0757 2.jpg

彼は、ここ1年ほど、友人たちと
たまに来てくれていたお客さんだった。

先日の11周年のパーティの
紅白カラオケ歌合戦で
歌ってくれることになり、
そのパーティの時に、
手伝ってもらえないかと
声をかけたのだった。

ちょうどマサトが辞めることになり、
良い人を探している最中だった。

ケンイチ君は、理系の仕事を目指し、
アメリカの大学へ進み、
色々な勉強をしてきたと言う。

仕事では、ただ、ただ黙々と
自分に課せられた研究を続ける、
ということらしい。

普段、明るく、くったくない感じだが、
真面目でまっすぐなところは
その仕事にもきっと生かされているんだろう、
そう思う。

昨日は、その生真面目なところが
多くのお客さんからの注目を浴び、
なおかつ、みんながちょっと苦労する
生ビールの注ぎ方でどうしても
泡が多すぎて、失笑を買いながらも
初日から愛されキャラを生んだ。

小柄で笑顔が絶えないケンイチを
これからも、よろしくお願いします。

**********************************
GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16  SENSHOビル 6F
posted by みつあき at 07:05| Comment(0) | スタッフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする