2018年09月21日

深夜のジムで その2

「良かったら、一緒に出ようか」
ジムの風呂で、そう言われたヒロト君は
ドキドキし、頷くことしか出来なかったらしい。

洋服を着替えると、
その野生的な顔からは
想像出来ないパリッとしたスーツだったようだ。

洗い髪ボサボサのまま、作業着なんて着たら、
それこそゲイ雑誌そのものなのに、
なんて思いながらも、
逆に髪にローションを付けると
見る見るイケメン若社長みたいに見える。

「あ。うち、どこ?
良かったら、俺車だから送ろうか?」

え?この時間からうち?
部屋、片付けて来たかな。
と言うよりも、今日
そんな関係にならなくても...
などと頭の中がグルグルまわったらしい。

「タクシーで帰ろうと思ってたんです。
でも、ここから車で20分くらいです。
でも明日は午後出社だから大丈夫です」と言うと
「それなら、俺んちに来るか?
ちょっと遠いけど。」

彼は近県から仕事で車で来たのだ、と
ここのジムは初めてだった、とか
駐車場への道すがら、そんな話を聞きながら、
まあ、いいか、朝帰って
そのまま着替えて出社すれば、
などと考える。

車に乗って、
年齢を聞くと、自分よりも上で
40を少し超えていた。
風呂で裸を見た時には、
すっかり同世代だと思っていたのに、
確かに上に見える。

高速で30分くらい走らせて、
海が見える場所があり、
その高台に、彼のマンションがあった。

マンションの駐車場に停めるやいなや、
彼はヒロト君にキスをした。
想像よりもディープなキスだったらしい。

「俺さ、ちょっと変わってるんだけど
もしイヤだったら、イヤだと言ってね。」
と言うので、何かと尋ねたら、
部屋に入ってから、と言う。

3DKくらいあるマンションは、
都内なら十分億ションだろう。

素敵なリビング。

「こっち」と彼がヒロト君の手を引くと
8畳ほどのワンルームに通される。
そこにちょっとしたトレーニングマシンがあり、
クローゼットの扉を開くと、
数々のスポーツユニフォームや
六尺やケツ割れサポーター、
制服などが転がっていた。

「全裸はダメなんだ。」

それから一夜、
ヒロトはちょっとだけ
汚れた野球のユニフォームや
ラグビーパンツ、レスリングのユニタードなどを
着替えながら、フェティッシュなプレイを
生まれて初めて楽しんだと言う。

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「ちょっと驚くばかりの体験でした。
ほとんど派手な行為をする事はなく、
とにかく、その手のエロい格好のまま、
股間をくっつけあったり、
ちょっと言葉攻め遊びをしたり。

そういう格好をすると、
マッチョな毛深い彼は
さっきのスーツ姿とはまったく違う
雄っぽい獣のようだった。

そして、彼はいかつい兄貴にもなり、
ちょっとMっぽくもなり、
朝まで不思議な一夜が続いたらしい。

朝、別れ際に
「しょっちゅう会っちゃうと
飽きてしまうから、
俺から連絡するまで待っててくれ」
そう言われたらしい。

まだ一週間くらいしか経っていないのに
心待ちにしているヒロト君らしい。


2回にも渡って、長々と書いたのは、
この手のファンタジーというのは、
ゲイのみならず、男ならどこか心の隅にあり、
ましてそれなりに年齢を経た僕なんかは、
妙にドキドキさせられたからかも知れない(笑)

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posted by みつあき at 19:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする