2018年06月30日

アメリカ旅行記 ライブ編

さて、さて、いつもながら、
あちらで観た多くのエンターテインメントの感想をちょっとずつ。

まずは、ライブ編ということで。


●ポール・サイモン

FINAL CONCERT OF PAUL SIMON'S FAREWELL TOUR 2018

ロスに到着したその日に、なんとハリウッド・ボウル(初)で
ポール・サイモンの引退コンサートをやると聞き、
すぐにチケットを手配する。
ポール・サイモンは、サイモンとガーファンクルのライブを
もう25年ほど前に東京で観た以来。
単独では初めて。
"Grace Land"を始めとし、彼の世界観は、S&G時代の
フォークロックからはかけ離れ、
ジャズやアフリカン・ミュージックなど
あらゆる新境地をどんどん開拓していった。
ライブを観ると、その世界観の広さを
改めてたっぷりと堪能させてくれる。
とは言え、「ボクサー」や「サウンド・オブ・サイレンス」などは
やっぱり泣かせられた。
僕と同世代、もしくはもっと上の世代のオジさんたちが
共に歌い、踊りまくっている姿は、素敵だった。



●スティーリー・ダン with ドゥービー・ブラザース

STEELY DAN WITH THE DOOBIE BROTHERS: THE SUMMER OF LIVING DANGEROUSLY 2018


これまたロスで、やってるんだ!と知り、
急遽取ったチケット。
このふた組も、たぶん僕が20代の頃に
共に日本武道館で観たのはよく覚えている。
withとは言え、共に演奏することはなかったが
まずはドゥービーが1時間半。
名曲のオン・パレード。
もちろん、今はマイケル・マクドナルドはいないので
大ヒット曲"Minetes by Minets"を聴くことは
出来なかったけど、これは当然。
あれはマクドナルドの声じゃないといけない(笑)
ドゥービーが前日のポール・サイモンと共に、
高年齢層がノリノリだったのだが、
第二部のスティーリー・ダンは
若い人も随分来ていてさらに盛り上がる。
改めて、スティーリー・ダンの音の幅広さに
関心させられる。
スティーリー・ダンは、ドナルド・フェイゲンと
ウォルター・ベッカー二人で作ったバンドだったが、
去年ベッカーが亡くなったことで
今回のライブは彼に捧げれらたモノらしかった。
ポールもそうだったが、ドナルド・フェイゲンの
格好良さったら!ホーンセクションも加わって、
ジャジーなサウンドでたっぷりと酔わせてくれた。



●ピンク

P!NK BEAUTIFUL TROUMA TOUR 2018

さて、今回ロスの目的は初のピンクのライブだった。
とにかく、アクロバティックな
パフォーマンスで有名な彼女。
グラミー賞や、AAAなどの映像では
たっぷりと見せてはいたものの、
まさか、ここまでとは。
のっけから、シャンデリアにまたがり、
大きく振りながら、逆さになり、
飛び上がり、歌い踊る。
まあ、このあたりは口パクだろうけれど、
見応え十分。
何度宙吊りをしたのか。
圧巻は、2万人を超えるこの会場の
端から端までロープで飛びながら、
棒状の止まり木のようなところに
足を止めては、観客を盛り上げる。
もちろん、パフォーマンスをしていない部分では
ドスの効いた素敵な声も聴かせてくれる。
もちろん、どんどん変化するセットも素晴らしく、
今やマドンナや、カイリーにも負けない
ショウアップのアーティストになったのだろう。
そしてアドリブや、ファンサービスも惜しまない。
本人は否定しているらしいが、
会場には多くのレズビアンが来ていたのも楽しかった。



●ジャスティン・ティンバレーク

JUSTIN TIMBERLAKE MAN OF THE WOODS TOUR 2018

実は前回のアルバムのライブを2年前に行こうと
思っていながら(この時のピンクのツアーも)、
断念せざるを得なかったティンバレーク。
アイドル出身とは言え、アルバムの構成力、
クウォリティの高さからもライブには
とても期待していた。
アリーナ部分がすべて長いステージとなっていて、
それを自由自在に動きまくるものだから、
ファンはどこにいても、身近で
ジャスティンを拝めるという流れ。
彼の魅力はその歌と共に、
キレがあるダンス。これは見応えあり。
ただし、やはりまだまだ黄色い歓声に包まれ、
それに応えようとしているアイドル感は
僕は観たことはないけれど、
日本のジャニーズ系のライブを
思い起こさずにはいかなかった。
ちょいと恥ずかしながらも、
楽しい一夜となった。



●ロジャー・ダルトリー 

ROGER DALTREY PERFORM THE WHO'S 'TOMMY' ON 2018 


以前、ヴァン・モリソンを観たことがあるブルックリンの
フォレストヒルズ・スタジアムは屋外にあって
本当に気持ちが良い。
ここで、ロジャー・ダルトリーが
The Whoのアルバム"TOMMY"を全曲熱唱する、
というコンサート。
僕もこのアルバムは大好きで、映画も舞台も観ている。
もう70を超えているダルトリーがマイクを
振り回しながら歌っている様は
決してオジサン、頑張っている、というように映らない。
曲順もそのままで、観客も共に歌う、というライブ。
アンコールはまさかの"Who Are You?"
もっと聴きたいThe Whoの曲もたくさんあったが、
それは無い物ねだりかも。
夜風が気持ち良い一夜だった。


●イマジン・ドラゴンズ

IMAGINE DRAGONS EVOLVE WORLD TOUR 2018


今年、東京に来て、観た人間が口々に素晴らしかったと言い、
日本公演を観られなかった悔しさを
マディソン・スクエア・ガーデンで味わうことにした。
オルタナティブとは言え、かなりポップで
耳障りが良いイマジン・ドラゴンズ。
ヴォーカルの●は、途中から上半身裸になり、
その鍛えた体を見せながらのパフォーマンス。
僕の座席は中央、うしろだったが
ふと気づくと真横にステージが出て来て、
1メートル先で歌っているという状態。
それこそ、そのあと、マディソン・スクエアの
2階席の通路を歩いて行きながら歌いまくる。
このサービス精神も含めて、
ポップ・バンドでCold PlayやMaroon5と
並ぶようになったんだろうと納得。


●U2

U2 SONGS AND EXPERIENCES TOUR "2018


これが僕の今回のラストのライブとなった。
僕は東京公演は初来日を除いて全部観ていて、
マイアミで観た360°ツアーという前代未聞のライブや、
去年フィラデルフィアで観た「ヨシュア・ツリー」の
再現ライブに続いて、アメリカでは3回目。
彼らのライブ動員の集客力と収益は
すべてのアーティストの中でトップという記録があるだけあって、
いつ観てもその安定感というのは素晴らしい。
例のごとく、MSGで端から端まで広げられた
巨大スクリーンには、凝りに凝ったビジュアルが繰り広げられ、
途中、「愛」「自由」「平等」「権利」というような
メッセージ性が強い言葉や、
ネオナチ、KKK、そして銃規制反対派などの映像も盛り込まれる。
相変わらず、ズシンと重く、
そして強く胸をうたわれるコンサートだった。


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新宿2丁目 Gay Bar Bridge(ブリッジ)
東京都新宿区新宿2丁目13の16
SENSHOビル 6 F
03-6423-7384
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posted by みつあき at 19:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

外国人と日本人

水曜日の飛行機で帰国したのだけれど、
成田に13時半に到着する予定が、
強風のため、着陸できず、
そこから羽田に向かった。

それはそれでラッキーと思いきや、
8割ほどのお客さんがアメリカ人も含む
外国人だったため、
また成田に戻る、戻らないとかで
羽田の機内に3時間ほど閉じ込められ、
結局、荷物を待ち、空港を出たのが18時も
過ぎた頃だった。

ずいぶん昔に、ギリシャに行った際に
パキスタンのカラチで
長時間待たされたことがあったが、
それ以来、ほぼ遅れたことがなかったので
久しぶりの出来事だった。


機内でとても興味深いと思うことがあった。
何かと言いたいことは言う、
とされるアメリカ人たち観光客だが、
特にクレームを出したり、
いつまで待たせるの?と怒るような人はおらず、
意外と呑気な感じでゲームをしたり、
お喋りをしたりしていた。

逆に日本人は、CAの人に
どうなっているのか、と
詰め寄る人や、
細かく聞いている人も多い。

たぶん、外国人というのは、
飛行機に限らず、
多くの交通機関の遅延などに
とっても慣れているということもあるのだろう。

思えば、NYの地下鉄など、
どういう事情で遅れても、
理由を細かく説明をすることもなければ、
謝罪もない。
客もまたか、仕方がないなあ、という感じだったりする。

日本であれば、それが交通機関自体の理由ではなく、
天候や災害であれ、平謝りしたり、
怒涛が飛び交ったりもする光景を
テレビなどでよく見る。

ただし、これは交通機関の遅れ、
ということに限ったことで、
他のことに対するクレームや伝え方は
アメリカ人を含む外国人のほうが強かったりすることも
当然あるだろう。
権利を主張する、ということに関しては
日本人はそれなりに尻込みしてしまう。

これは権利を主張する、ということとは
また少し違うことだけれど、
アメリカで、講演会などに行ったとする。
講演をする人と
お客さんとのティーチインをする場面に出くわすと
どんどん質問が飛ぶ。
と言うか、質問がそのうちに
ユーモアを交えた会話となり、
いわゆる意見交換がこれでもかと続く。

日本では意見交換どころか、
数人、手が上がるくらいだったりする。
それも、申し訳なさそうに。


外国から日本に帰国して、いつも思うのは
日本人は本当に他人をおもんばかる、
気にする、空気を読む国民なのだ、ということ。
常にきっちりとしようとしているし、
はみ出し者は嫌がられる。
嫌がられないように考えて行く。

電車や、レストランで友人や家族と
話すのはOKだが、携帯は遠慮しなければならない。
こんな国は世界で唯一だとも聞く。
これはとっても不思議だという外国人もいれば、
静かで素晴らしいと賞賛する人もいるようだ。

そんなことを考えると、この僕なんかは
日本人の中で最も日本人的なのかも知れない。
そう思う。

さすがに駅でクレームを出したりはしないけれど、
常に周りがどう感じるのか、それを気にしながら、
自分の行動を決めていったりする。

自分が受けてきたいわゆる日本人的教育が
非常に悪いかと言うと、そんなことはないと思う。

ただ、自分の感情を抑えながら、
個性を伸ばせない、ということは
多くの見識者が言うことだったりする。

どちらが良い、悪い、ということではない
そう思う。
いかに各々のバランスをうまく取りながら、
自分らしく生きていけるか、
ということなんだろう。

いつも考えることだけれど、
今回、特に考えてしまったことだった。

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