2018年04月05日

テイク・ミー・アウト2018

つい最近も書いたけれど、
この冬から春、初夏にかけて
多くのゲイ映画が公開されている。
それを思うと、ゲイ絡みの舞台、
というのはどれくらい
あったりするんだろうか。

ニューヨークで上演するモノは、
かなりマメにチェックしているけれど、
日本の舞台は、それほどでもなかったりする。

日本の舞台だって、(ゲイモノに限らず)
魅力的な作品も
決して少なくないんだが、
歌舞伎やオペラなどを除けば、
8割という女性客で埋め尽くされている
劇場に行くのがちょっと気が重くなってしまう。

ブロードウェイでもウエストエンドでは
その半分か、それ以上が男性客だったりするのに
なぜ、日本ってここまで男が少ないのだろう。


さて、そんな中、一昨年
観ようと思っていたゲイの野球選手を
モチーフにした芝居
「テイク・ミー・アウト」が再演されている
というので観に行ってきた。

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これは、15年前ブロードウェイに
行った時に上演されていて、
2003年、トニー賞作品賞をとり、
全裸の男たちがシャワーを浴びるシーンが
話題となった一作だった。


舞台は、アメリカ大リーグの大スターが
記者会見で、ゲイであることをカミングアウトして
業界だけでなく、チームの中を震撼とさせるという話。
それも、彼は半分黒人の血が流れている、という
マイノリティの中のマイノリティなのだ。

それでも才能と努力もあって、トップに君臨した
彼の自尊心、それへの嫉妬、羨望、
そして差別などが入り混じっている
非常に興味深く、面白い作品になっている。

このチームの中で巻き起こる
さまざまな感情のぶつかり合いを
ロッカーとおぼしきセットを役者が
大きく移動させるのも、
決して雑になっていなくてスタイリッシュ。

着替えのシーンもとても多いけれど、
その間に芝居はどんどん進行するので気にならない。

役者もおおむね、素晴らしい。

ただ、ブロードウェイでは大きく注目を浴びた
シャワーシーン。
日本では、さすがに全裸はないかなと思っていたが、
まさかのバスタオルを腰に巻いて
(それもゴムバンドが入っている!)
その下に下着さえ付けている。

照明は落とされ、ブルーライトに
身体を浮かび上がらせながら、本水を使ってまで
見せていくだけに、これはない。

事務所の問題など色々あるのかも知れないけれど、
女優じゃあるまいし、
今どき、お尻くらい見せても
何ら問題はないだろう。

あまり本筋とは関係ないけれど、
ゲイとしても(たぶんファンの女性たちも)
がっかりしてしまうことは間違いない。

ただし、ゲイをモチーフにした脚本は
かなり面白かった。

5月1日まで上演中。

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新宿2丁目 Gay Bar Bridge(ブリッジ)
東京都新宿区新宿2丁目13の16
SENSHOビル 6 F
03-6423-7384
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posted by みつあき at 11:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする