2018年01月07日

若さと孤独と

セイヤは、ちょうど1年半ほど前から
店に来てくれている26歳。
まだまだ長い仕事の研修期間中で、
今年には本業で、力が発揮できる感じだ。

とは言え、セイヤはその歳にしては、
とても落ち着いていて
僕から見ると、彼の周りの
同世代よりも大人っぽかったりする。

僕がそんなことを言うと、
「いやいや。そんな事はないです。」
セイヤはそう言う。

去年、彼がした数少ない恋愛の中で
自分が甘えん坊で、寂しがり屋であることを
実感させられたのだそうだ。
おまけに自分のプライドの高さも。

忙しい中で、時間がある時には
相手に強く会いたいと思うし、メッセージも送る。
僕に言わせると、そんなことは
恋愛していれば普通だと思うけれど。

とは言っても、相手の趣味について
とても興味深いクセに
色々それについて尋ねたり頼んだり出来ない。
プライドが邪魔してしまうのだそうだ。


そういう中、この2年間にセイヤに出来た
たった一人の同い年のゲイの親友が
仕事で日本を離れることになってしまった。

恋愛と同様、いやそれ以上に
寂しさが募る。
そういう時には、いつものプライドが
出てこないのだ。
ただ、ただ悲しい。


僕はそういうセイヤの一連の話を聞いて、
ゲイの友人も恋人もまったくいなかった
26歳の頃の自分を思い出した。

口では説明できない切なさと
なんとも言えない空しさ。
それは30を越え、
40を過ぎたあたりには
かなり影を潜め、
むしろ人と関わらないでいられる
気楽さを楽しめるようにもなった。

若い頃から多くの友人に囲まれ、
ワイワイと楽しめていることは
素敵なことでもあるけれど、
孤独を感じるそういう時間こそ、
自分を成長させ、人には必要なんじゃないか。
今となってそんな気がしてしまう。

いつか、セイヤもこんな時代を
気恥ずかしくも、懐かしくなる時がくるはずだ、
僕はそう思う。

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posted by みつあき at 16:18| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする