2017年10月27日

告白から得た告白

テレビ局のADをやっている38歳のサブロウちゃんは、
以前からとっても親しくしてもらっていた
有名俳優とここ一年ほど、
よく飲みに行くようになった。

同世代ということもあってか、
とても気安く接してくれていて、
たまに自分の立場さえ忘れてしまうほど。

「俺が売れてるからとか、
まったく気にしないで、
友人として付き合おうよ」と
数ヶ月前に言ってくれてから、
距離が縮まった。

彼には一般人女性の彼女がいて、
いつもノロケ話を聞かせれ
「サブロウも、さっさと彼女作って
俺に紹介してくれよ」なんて、
いつも言ってくる。

先々週、彼と飲みに行った時、
サブロウちゃんは、意を決して
「自分はゲイなんだよ。」
とカミングアウトしてしまったようだ。

今まで、絶対に誰にも言ったことがなかったのに、
よりにもよって、こんな著名人に
告白するとは。

彼のことがタイプだったから?と
僕が尋ねると、
「いやいや。そういうふうに見たことはないです。
でも、何故か、彼にはわかってもらいたかった。」
サブロウちゃんはそう言う。

んで、その彼から「実は僕も」なんて、
展開になったの?などと
僕も下世話な方向に話を持っていく。

「いや。さすがにそれはないし、
むしろかなりぽどろいたようでした。」

ただ、実は彼がまだ二十歳そこそこの
俳優養成所にいた頃、
とあるテレビ局のプロデューサーから誘われ、
俺といい関係になったら、
仕事を決めてあげると言われ、
一度だけそういうことをしてしまった、
と告白された。

つい最近、アメリカの名プロデューサー
ハーヴェイ・ワインスタインの
多くの女性問題がとりだたされるたびに、
その時のことを思い出すと言う。

「仕事は決まったけれど、それは
特に大きな仕事に決まらず、
自分がここまでなったのは、
その後、入ったプロダクションから
なんどもオーディション会場に通ったからだ」

もちろん、ゲイやレズビアンの友人も多く、
まったく偏見もないけれど、
自分にとってはちょっと痛い思い出のようだ。

こういう話は昔から噂話のように
聞いてはきたけれど、なるほど本当に
あったりするのだなあ、と改めて知り、
ストレートもゲイも自身の性衝動で
ねじ込めたりする人がいると再確認できた次第。


posted by みつあき at 03:34| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする