2017年10月30日

一夜から始まる

昨日の遅い時間に来てもらったのが、
数年ぶりという40代中盤のヨシイエさんと、
シドニーに長く住んでいるという50近いショウゴさん。

来ていただいた時は、
結構お客さんがいらっしゃっていて、
ほぼ話もできなかった。
ただ、結構、声も大きかったので、
ちらりちらりと聞こえたのが、
ちょっとしたエロトークや、
共通の友人だかの話での盛り上がり。

どれくらい長い友人なんだろうか、
そう思って、変えられる直前に聞いてみると
これが何と、昨日、他店でたまたま
横に座ったお客さん同士だったと。

共通の友人が偶然いることがわかったけれど、
それだけではなく、何だか話しているうちに
意気投合したとのこと。

年齢も7年くらいは違う、というこの二人、
あまりにも盛り上がって、年末には
シドニーを訪問する、というヨシイエさん。

もちろん、二人はお互いにタイプで
惹かれあっている、ということもまったくないようで、
この年代からの熱い友情、というのが
このように1日で結ばれるということもあるのだと
ゲイならでは、という光景を久しぶりに見せてもらった。

posted by みつあき at 02:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月28日

兄と弟

この前のガタガタだった衆院選から、
ちょっと前に来てくれた地方都市に住む
30代のユキヤ君のことを思い出した。

彼のお兄さんは、その地方の県議員。
それもゴリゴリの保守で、どちらかと言うと
リベラルな考えかたのユキヤ君とは
政治的な見解が違って、20代の頃から
よくぶつかった。

二人の子供と奥さんを愛し、
人望も厚い兄は、とにかく家族を守る、
国を守る、というのが口ぐせ。

好き嫌いもはっきりしていて、
結構、差別的な発言も飛びだし、
そのたびにユキヤ君はくらいついたのだと言う。

近くに住んでいた外国人が
少し横柄な態度をとった時に
「だから、外国人は」という話になり、
それを攻めたユキヤ君に
「何故、そんなに弱腰なんだ。
だから、お前には彼女もできないし、
結婚も出来ないんだ。」と怒鳴ったと言う。


ユキヤ君は、その瞬間に思い余って
「俺はゲイだ。男が好きだ。
兄貴がこの世の中で、もっとも嫌いなタイプの
変態なんだ。」と叫んだらしい。

その瞬間、ユキヤ君のお兄さんは凍りつき、
いきなり押し黙ったのだそうだ。

おもむろに冷蔵庫から缶ビールを2つ持って来た。

お兄さんは、ユキヤ君に
「昔からわかっていた。
なのに、当てつけのように言ってしまって
悪かった。」そう言ったのだそうだ。

ゲイだとバレていたのもショックだったけれど、
それよりも何よりも、あんな兄が
自分に頭を下げたことが忘れられない、
ユキヤ君はそう言った。
家族にゲイがいることなんて、
絶対に受け入れることはしないタイプだったからだ。

それから何年か経ち、兄は相変わらず
議員として頑張っているけれど、
それでも「お前に彼氏ができたら、万歳してやるよ。」
と笑ってくれたりする。
「なんだかんだ言って、家族だもんな。」

考え方や生き方がまったく違っても、
受け入れ合える、ということこそ
大切なのだ、ユキヤ君の話は
僕にそういうことを教えてくれた。

posted by みつあき at 20:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月27日

告白から得た告白

テレビ局のADをやっている38歳のサブロウちゃんは、
以前からとっても親しくしてもらっていた
有名俳優とここ一年ほど、
よく飲みに行くようになった。

同世代ということもあってか、
とても気安く接してくれていて、
たまに自分の立場さえ忘れてしまうほど。

「俺が売れてるからとか、
まったく気にしないで、
友人として付き合おうよ」と
数ヶ月前に言ってくれてから、
距離が縮まった。

彼には一般人女性の彼女がいて、
いつもノロケ話を聞かせれ
「サブロウも、さっさと彼女作って
俺に紹介してくれよ」なんて、
いつも言ってくる。

先々週、彼と飲みに行った時、
サブロウちゃんは、意を決して
「自分はゲイなんだよ。」
とカミングアウトしてしまったようだ。

今まで、絶対に誰にも言ったことがなかったのに、
よりにもよって、こんな著名人に
告白するとは。

彼のことがタイプだったから?と
僕が尋ねると、
「いやいや。そういうふうに見たことはないです。
でも、何故か、彼にはわかってもらいたかった。」
サブロウちゃんはそう言う。

んで、その彼から「実は僕も」なんて、
展開になったの?などと
僕も下世話な方向に話を持っていく。

「いや。さすがにそれはないし、
むしろかなりぽどろいたようでした。」

ただ、実は彼がまだ二十歳そこそこの
俳優養成所にいた頃、
とあるテレビ局のプロデューサーから誘われ、
俺といい関係になったら、
仕事を決めてあげると言われ、
一度だけそういうことをしてしまった、
と告白された。

つい最近、アメリカの名プロデューサー
ハーヴェイ・ワインスタインの
多くの女性問題がとりだたされるたびに、
その時のことを思い出すと言う。

「仕事は決まったけれど、それは
特に大きな仕事に決まらず、
自分がここまでなったのは、
その後、入ったプロダクションから
なんどもオーディション会場に通ったからだ」

もちろん、ゲイやレズビアンの友人も多く、
まったく偏見もないけれど、
自分にとってはちょっと痛い思い出のようだ。

こういう話は昔から噂話のように
聞いてはきたけれど、なるほど本当に
あったりするのだなあ、と改めて知り、
ストレートもゲイも自身の性衝動で
ねじ込めたりする人がいると再確認できた次第。


posted by みつあき at 03:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月23日

脱ぎたい人たち

数日前来てくれたキョウスケは、
ガタイが大きく、六尺ほか、下着フェチだ。

そんな彼がその日、脱ぎ好きの友人たちと
エロいイベント(とは言っても、さほど
エッチなモノでもないらしい)が開催されたとのこと。

10人ほどの脱ぎ好きの中で、
キョウスケは、特に「脱ぎたがり」
「見せたがり」の、「いわゆる変態なんですよ」と言う。

人前で裸になる、ということは
もちろん普通の行為ではない。
でも、恥ずかしいけれど、自分だけ、
こんな格好になって、という部分で
気持ちが上がっていく。

だから、今回のようなイベントでみんなが
脱いでいる、というのは楽しいけれど、
自分が最もワクワクすることではないらしい。

キョウスケがワクワク、ドキドキするのは
たとえば、ジムでシャワーを浴びる前に
全裸でトイレに行くと、
まだ来たばかり、もしくはこれから
帰ろうとしている人がコートまで着ていたりしながら
隣で用を足したりしている状態とのことだ。

また、ゲイバーなどでも、「いい身体ですね。
脱がせてみたい」と言われることも、もちろん嬉しいが
もう少し強めに強引に言われると
さらにアガるのだそうだ。

思えば、こういうタイプの人は
ゲイの中でもそれほど珍しくはないようで、
過去、僕も何度かこういう人の話を聞いたことがある。

ある意味、M体質の人もいるだろうし、
それは色々なのだろう。

「ただし」とキョウスケは付け加える。
もちろん、そういう要望を言う人は
いい男でなくとも、まったく大丈夫なのだけれど、
それ以上を求められるのは、また別。

別に誰かとエッチをしたくて、という気分ではなく、
単純にエロ心をくすぐられるゲーム感覚なのだそうだ。
なるほど。奥が深い(笑)
posted by みつあき at 20:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月19日

ストレートに囲まれた日々

先週末、たまに来てくれるケンジロウ君が
若くて、ハンサムな体格が良い
二人を連れて来てくれた。

ただ、当日とても店が混んでいて、
まったく相手も出来ないまま、
ものすごい早さで
お会計をして帰ってしまった。

スタッフのキョウシロウが
「今のって、ノンケですか?」と聞くので
まさか、そうだとは思わなかった僕は
キョウシロウに何故かと聞くと
「髪の毛の長さ(と言っても、刈り上げていない程度)と
雰囲気ですかねえ」と言っていた。

お会計はすべてケンジロウ君が払っていたのと、
彼らは、いる時間、ほとんどスマホを見ていて
ろくに話もしていなかった。
それを考えると、どんな関係かなあ
そう思ったのも事実だった。

そして今週の月曜日の深夜、
ケンジロウ君が改めて来てくれた時に、
彼らのことを聞くと
「そうです。ノンケです」とのこと。

なんと数ヶ月前に、2丁目で知り合った
イケメンのノンケがいて、彼と仲良くなったら、
大学生のイケメンで良ければ、遊び相手をどんどん
紹介しますよ、ということだったらしい。

遊び相手って、そういう行為も含む相手?
と尋ねると、「もちろんです」と言う。

お金と言うよりも、食事をご馳走したり、
2丁目から近い自分のマンションをホテル代わりに
使ってもらったり、と
そういう事で、どんどん来てくれるのだとか。

先日来てくれた二人は二十歳のラグビー部らしく、
彼ら以外にも、そういう何人かの学生や
社会人イケメンたちとなかなか
楽しい日を過ごしているのだそうだ。

僕自身、ストレートと聞くと、
まったく興味が失せてしまうのだけれど、
「ノンケの良い男は自分の良さがわかっていないから」
というケンジロウ君の意見は、理解できなくもない。

ゲイの友人はいないけれど、
こういうノンケの若い人たちに
囲まれていて、なかなか日々楽しい、
ケンジロウ君はそう言った。
posted by みつあき at 10:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月15日

ちんちん、着られる夢

一昨日、初めて来てくれたアカシ君。
自衛隊マニアだという彼は
自衛隊がやるイベントだとか
ボディビル大会などによく顔を出したりするらしい。

御多分に洩れず、多くのゲイ同様、
ガチムチ、マッチョが好きなようで
その日のお客さんたちがたまたま
そういう人たちが集まっていて、
彼も盛り上がってくれて、
良かった、良かった。

ところで、このアカシ君の
その日の朝の夢の話がとても面白く、
かつ興味深かった。

もう30代後半の彼だが、
何故か、夢の中では大学を卒業したばかり。
自衛隊に入隊するべく、
面接に行っている夢だったそうだ。

そこで、「あなたは男が好きですか?
女が好きですか?」と尋ねられ
「男が好きです」と答えたアカシ君に対して
面接官が
「それなら、おチンチンを切りましょう」と言う。

「いや。僕はおチンチンがあるままで、
男が好きなんです。」とアカシ君。
「ダメです。男が好きな人は、おチンチンを
切らなければいけないのです。
そうしたら、あなたもちゃ〜んと
自衛隊に入れますよ。」と言われ、
ハサミを持って追いかけれらたのだと言う。

いやあ。映画にして作りたい世界観!!

と言うか、その話を聞いて、
幼少の頃、とってもナヨナヨしていた僕が
うちの父親に
「そんな女の腐ったみたいなこと言ってたら、
ちんちん、切ってしまうぞ」と言われ、ビビったことを
思い出した。

まだまだ、トランスジェンダーとゲイとの
違いがまったくわかっていなかった時代。

とは言え、ストレートの人たちの中には
まだそのあたりがわかっていない人もいるワケで。

それにしても
「おチンチンがあるままで、男が好き」と
夢の中で言い切ったアカシ君に、
とっても好感が持てたのは言うまでもない。

実際、そういう場に居合わせてしまったら、
僕も同じように言えるんだろうか、なんて
ふと考えてしまった。



posted by みつあき at 18:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月13日

自分らしい生活

先週末の連休は、何人かの地方都市からの
お客さんが来てくれた。
その中で、九州地方から来てくれた
30歳のゴウ君。

実家から出たことがないというゴウ君は
ここ数年、ずっと結婚について聞かれているらしい。
30歳と言えば、東京のゲイからしてみると
まだまだ若い、という気がするものの、
地方では、すっかり「オヤジ扱いです」と言う。

友人の7割は結婚しているし、親戚縁者はみんな
近所に住んでいるので、面倒と言えば面倒だけど、
その絆は深く、本当にそれぞれが仲が良い。

「もう、出ちゃいたい、とか思わない?」と尋ねると
「いや、そう思ったことは一度もないです。」そう言う。

ゴウ君は、自分がゲイだということを
もちろん誰にも話したことはないけれど、
それはそれで生活とは別モノだ、
そう思っているらしい。

もちろん男性の恋人も欲しいし、
将来どうするか、と言うと
それは想像できない。

ただ、仲が良いいとこや、同級生の元は
離れたくないし、彼らと死ぬまで
やり取りしたい、という気持ちはウソじゃない。

両親、弟も含めて、
本当に家族は仲が良い。
自分がゲイだと知ったら???
そんな事を考えたこともないし、
生涯言うつもりもない、そう言う。

たまにぶらりと東京や大阪に来ると、
自分では信じられないようなゲイ・ライフを
過ごしている人たちがいる。
それはそれで羨ましい気持ちもなくはないけれど、
それでもゴウ君は、自分の置かれた環境を
大切に守り、信じて生きていきたい、
そう思っているようだ。

ストレートだからと言って、
結婚して家族を作らない人もいるように、
ゲイだからと言って、
好きな男やゲイの友人に囲まれて
生きていく人ばかりじゃない。

いや、ゴウ君の話を聞くまでもなく、
そういう(ゲイとは無縁に生きている)人のほうが
圧倒的に多いことはよく理解できる。

選択肢は自由だし、
自分が生きたいように生きていくこと。
それが一番、大事だと思う。
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posted by みつあき at 14:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月11日

Saku Saku Mondayのお知らせ

6周年パーティでのパフォーマンスのお手伝いを
してもらってから、この5年。
パーティのたびに、尽力をつくしてくれた
シンガーソングライターの
作田雅弥君が、来月から月曜日、
Bridgeで一人営業することになった。

彼はうちのスタッフだけじゃなく、
来るたびに多くのお客さんとも話したり、
挨拶もしたりしているので、
知っている人も多いとは思う。

一応、店内にキーボードを置き、
ヒマを見つけて、歌ってくれたり、
お客さんが歌うのも、ということになるかも。

また、数ヶ月に一度、彼のライブを
店で出来るようになるかもしれない。

いずれにしても、11年目に突入して、
まだまだ色々なことに挑戦していきたい、
そう思っている。

来週16日の月曜日から、今月は
僕のヘルプとして入ってもらい、
11月6日から"Saku Saku Monday"をオープンする予定。


posted by みつあき at 15:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月09日

女装をする、ということ

周年ネタが続くので、このあたりで
通常ブログに戻らなければ、
という気持ちもあるので、
とりあえず10周年ネタは今日これまで、ということに。

さてさて、前から言われ続けていたことが
「周年だから女装しないんですか?」という
お客さんからの要望や質問。

基本的に、ゲイバーやっている=女装、
という図式というのが、どうなんだろう?
そう思っている。
それはゲイバーだから、主人を「ママ」と言い、
スタッフを「店子」ということも同様。


もちろん、ゲイバーの多くのお店が
周年パーティの時だけはマスター、またはママが
女装をする、という習慣があることは否定しないし、
それはそれで楽しい風習かなとも思っている。

でも、僕自身は、自分が女装することに
まったく興味がなかったし、

それをすることに伴うエンターテイナーとしての
資質もない、そう思っているからだ。

僕が尊敬する多くの女装家、ドラッグクイーンの人たちは
本当に素晴らしいエンターテイナーが多くいる、というだけに。

もちろん、僕の気持ちの奥底に
僕はゲイだけれど、男の身なりとして男が好きなだけあって、
自分の中の女性的なモノを否定する延長線上に
女装やいやだ、という気持ちがなかったかと言えば
ウソになるのかも知れない。


ただ、今回の10周年で映画を作ることにあたって、
出演もしてくれている長年の友人でもあり、
女装のエスムラルダと色々相談した上で、
ドラマの中であれば、
お客さんに笑ってもらえる、楽しんでもらえる、
ということで挑戦してみようか、というのが僕の試みだった。

まあ、それが成功だったのか、楽しんでもらえたのかはともかく、
僕自身は、生まれて初めての女装を楽しんだし、
メイクをしてもらい、ウィグを付けた瞬間、
正直、女装マニアの人がその身なりで
街を闊歩したくなる、
という気持ちがわからないでもなかった。


まあ、これから僕がこういう形であれ、
改めて女装をすることがあるのかどうかは
わからないし、まず、ないだろうとは思うけれど、
経験として良かったとも思っているし、
とても短い時間だったけれど、
それなりに楽しんでもらえたとすれば、
それは救いだ(笑)
posted by みつあき at 17:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月08日

明日、またBridgeで

今回、10周年のために作った
シネライブ(勝手に命名。笑)
「明日、またBridgeで」は、
ゲイバーBridgeに来る二人のゲイ、それぞれの過去の痛みと
そこからどう抜け出していくか、を
描いた作品だ。

前回のブログに書いたように、
一応、忘却録として、ここに残しておこう、そう思う。

キャラクター名は、基本的には店で呼ばれている実名
(または愛称)を使用したけれど、
まったくのフィクションとして作ったモノだ。
(★部分がライブパフォーマンス)


第一部

場所はゲイバー"Bridge"

★BridgeのGOGO ダンサー、ラファエル(27)の
GOGOショウからドラマは始まる。


半年前に恋人キョウシロウ(32)を失ったミキヤ(49)は、
ずっと落ち込んでいる。
それをいつも励ましているのが、店のピアニスト、
タクヤ(47)だ。
タクヤも長いあいだ、一人身だったけれど、
やっとの思いで、チェロ奏者のマサト(37)と出会い、
幸せになったばかり。
だから、次に進まないといけない、そうミキヤを諭す。


★ここでミキヤが、過去のキョウシロウとの出会い、
そしてデートシーンの映像を浴びながら、主題歌「ブルー」を歌う。


かたや、憧れで付き合ったと思っていたヒデキ(38)に
ふられたリョウ(27)も、ミキヤと別のカウンターで
落ち込んでいた。

それを励ますのが、店長のマサヒロ(36)、スタッフのショウ(28)、
お客のヨウイチロウ(31)だ。
彼らと共に、リョウにエールを送るのが
店のドラッグクイーン、エスムラルダ(年齢不詳)だ。


★エスムラルダがリョウに女装をさせながら
元気づける「ポピュラー」
★そして、「魔女っ子メグ」(29日)「カレーライス」(30日)と
応援パフォーマンスは続く。


結果的に、エスムラダを筆頭に、
マサヒロ、ショウ、ヨウイチロウが女装し、
映画「ラ・ラ・ランド」の"Someone in the Crowd"を
ほぼ映画と同アングルで歌い、踊り、リョウを励ます。


★楽曲後半では、それぞれ男の格好に着替えた
面々がテラスで踊る。


第二部


★えすむの部屋 マサト(29日)、ヒデキ(30日)
★ゲスト、エスムラルダと作田雅弥君(32)との"I will Survive"

店で落ち込み続けるリョウを、ラファエルは
元気付けるどころか、「俺もヒデキと関係を持っていた」と告白。
リョウはさらに落ち込む。


★ベランダで、ラファエル、ヒデキのエロチックな過去が流れる
"Despatino"

★それを観るBridgeカフェ部の、アキヒロ(48)とキムカツ(44)。
やれやれという顔で、お客さんたちにコーヒーをサービスする。

落ち込むミキヤを励ますタクヤだが、
そこにタクヤのボーイフレンド、マサトが
演奏帰りに戻ってくる。
キョウシロウが死んだ頃、やはり
母親を亡くしたマサトが、ミキヤに
母の好きだった曲を贈る。

★マサト、「トロイメライ」と「別れの曲」を演奏する。


第三部

今から8ヶ月前。まだ開店準備をしている
女装姿のミツアキ(59)がいるBridgeに
キョウシロウが訪ねてくる。
ミキヤに自撮りの映像を渡してくれ、
という願いだった。

その映像は、この日の夜、店長マサヒロから
ミキヤの手に渡される。

ミキヤは、その中でキョウシロウが
どれほどミキヤのことを大切に思っていたか。
また、実の兄でゲイのヒデキが、
自分の病を知ってから
人と付き合うことをやめたことを伝える。
キョウシロウの願いは「二人とも
前を向いて、歩いていってほしい」という言葉だった。

★ミキヤとキョウシロウが初めて結ばれた日のベッドシーンが流れ、
ベランダ、スモークの中、キョウシロウが浮かび上がり、
主題歌「ブルー」(キョウシロウ・バージョン)を歌う。

海外にいるミツアキから、店に映像が届く。
「人生、色々なことがあるけれど、
今日もまた店で新たな出会いの予感がする」と。

★タクヤのピアノ演奏と共に、
「ラ・ラ・ランド」の"City of Stars"が歌われる。
その歌声に吸い寄せられるように、
目を合わせるミキヤとリョウ。
二人も声を合わせ、やがて抱き合い、キスをする。


ここで、ドラマは終わり。

このあと、
★エスムラルダのパフォーマンス"I have nothing"
★ヨウイチロウ、マサヒロ、ショウのダンス"Solo Dance"
そして、作田雅弥君が率いてのスタッフ全員での
★「旅だちのうた」の大合唱
で、すべてのパフォーマンスは終わり。



こうして書いてみると、改めて客観的に
こうすれば良かったなどということも次々と浮かぶ。

改めて、映像を見せてほしい、という声も
多くあるけれど、パフォーマンスもあるため、
店内で全編を流すことはない。

キャラクター紹介や、NGシーンも含めたエンドクレジット、
そして"Someone in the Crowd"と「旅だちのうた」の
「特別編集版」は作ってあるので、
声をかけてもらえれば、お見せします。


posted by みつあき at 19:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月05日

10周年ロス

だいたい、周年パーティが終わると、
なんとも言えない空虚感に襲われるのだが、
今回は例年よりも大きかった。


10周年を祝っていただく、と言うよりも、
10年の間、それはたった一回でも
お店に来ていただいたお客さんに感謝の意を表す、
ということが本来の周年の目的だ。

もちろん、例年のパフォーマンスを見て、
お客さんに喜んでいただく、ということは
とっても大きな目標ではあるけれど、
そんな事よりも、もっとスタッフや僕と
語らいたい、ワイワイとしたい、
そういうお客さんも多くいらっしゃるだろう。

うちのパフォーマンスは、とかく大掛かりになってしまい、
少しばかり、そこのところ
(お客さんをきちんともてなすということ)
が抜け落ちる嫌いはある。

それは十分に注意しなければならないところだが、
どうしても、パフォーマンスのほうに気持ちがいってしまい、
お客さんを完全に満足できなかったりすると
本当にそれは本末転倒だったりする。

これもいつものことだけれど、
パフォーマンスのバタバタで
なかなかきちんとお見送りし、
感謝の意を伝えることが
出来なかったりすることだ。
特に1日目は、共に写真さえ撮ることが出来なかった
多くのお客さんたちには、心から失礼をお詫びしたい。


今回、10周年という節目に立ち向かうために、
長々と準備を進めてきたこと、
あらゆる部分に目を凝らさなければならなかったこと。
書き出すときりがないほどのバタバタだった。


スタッフと、今回は何をするか打ち合わせをし、
映画とライブの組み合わせという方向性を決めたのが4月。

5月にストーリーを考え、何度か書き直し、
配役を決め、6月の旅行中に脚本を書くことにした。

とは言え、時間的にも、力量的にも、
そして経済的にも、
そんなに大それたモノは出来ない。

シンプル、かつ少しひねりがあるモノ。
なおかつ、パフォーマンスと組み合わせて、
きちんとテーマが伝わるモノ。

ゲイという中で、色々な形の恋愛、
友情、そういった結びつき。
過去の傷や痛みは、どうやって未来に
繋げることが出来るのか。
それを超えることが出来るのか。
それが今回のテーマだった。

そしてこのテーマに沿って、
7月、8月で映像を撮影、
8月、9月でそれぞれのパフォーマンス練習を
試行することになった。


前回のブログにも書いたように、
直前で編集していたすべてのデータが飛んでしまったり、
パフォーマンスがギリギリまでうまくいかなかったり、と
さまざまなことがありながらも、
何とか当日まで漕ぎ着けることが出来た。


とは言うものの、当日も音響やライトの誤作動、
映像が止まってしまう、というアクシデントがあった。

周年前日までに2度もリハーサルをやったにも
関わらずだった。

リハーサルの最中にわかった音や映像の問題、
それに周年当日の朝、手を加えて、
編集ソフトからPCに書き出しをしたことや、
僕のMacと、装置担当のとくさんとのWindowsの相性など
いくつか問題があったようだった。


特に、初日、29日の最終回は、
すったもんだで、1時間近く遅れた末、
映像が途切れ、
音楽のみさえ、途中から出なくなり、
それぞれのiPhoneをアンプにつないで
楽曲を流す始末。

助かったと言えば、この最終回の第3部は
映像が前半で終わってしまい、
後半はすべてパフォーマンスで作っていたことだった。


途中で帰らず、最終的に
全パフォーマンスが終わったのが4時前。

それにもかかわらず残ってくれた
多くのお客さんを目の前に、
この何ヶ月もこの日のために
頑張って色々練習を重ねてくれたスタッフ、
そしてゲストや手伝ってくれた人たちに対しても
申し訳なさと悔しさに、
僕は初めて店の中で泣いた。

その部に関わらず、ご迷惑をかけたお客さん、
不快に思われたすべてのお客さんに
この場を借りて、改めてお詫びをしたい。

このパフォーマンスが、
決して僕ら、いや僕だけの自己満足に
なっていないことを祈るばかりだ。

もちろん、ネガティブなことばかりではなく、
この長い月日、大変な時間を費やしてくれた
愛すべきスタッフたちには心からお礼を言いたい。

まだこの不可思議な喪失感は、少し続きそうな気がする。
この次のブログには、
「結局、話がよくわからなかった〜」という人のために、
改めて、内容を書こう、そう思っている。




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posted by みつあき at 13:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする