2017年05月27日

バタバタの中で

ここ一週間、母の一周忌も含めて、
かなりバタバタしており、
店内でも面白いこともたくさんあったのに
ブログに書けないまま、今、空港のラウンジにいて、
それも、もう30分で出発という状態。

今回は、来月の20日過ぎまで、という長旅に出て、
お客さん、スタッフ共々、大変迷惑をかけてしまう。

今年は、僕自身、大台に乗る、ということと(ビクビク)
店が10周年、ということもあって、
しっかりとあちらで視察し、
それを10周年パーティに活かせるように
頑張ろう、そう思っている。

と言うか、いつも旅行後でバタバタと始めるのだけれど、
今回は少しだけ早めに色々考え始めた。

10周年にふさわしい、お客さんが
あっと驚き、腹をかかえて笑えるモノにしたい、そう思う。


ってなわけで、長くお休みをいただきますが、
あちらで書ける時は、極力頑張って書くようにします!!!
行って来ます!

posted by みつあき at 10:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月20日

自分の中の女性性

先日のコマーシャルの続き。
撮影は、おもにこのCMを企画した
テレビ曲の女性社員の方からインタビューを受ける、
というモノだったが
その質問で「何歳くらいから、自分がゲイとして
意識されたのですか?」と尋ねられた。

ゲイとして、というのがかなり微妙で、
性的にはものすごく男を意識をしていたけれど、
男性を好きだ、という気持ちを持ったのは
ずいぶんあとになってからだった。

テレビや映画などからの擦り込みで
男は女を好きになるものだ、
そう思っていたから、
中学校でも、高校でも好きになるのは
女性で、性的に刺激されるのは男だった。

だから高校時代、好きな女のコがいながら、
寮では何人もの先輩や同級生と
あんなこと、そんなこと(と言っても大したことはしてない)
やったりしていた。

ただ、よくよく考えてみれば、
性的や恋愛、ということは置いておいて、
幼少時代、僕の中にとても女性的なモノはあったことは確かだ。


子供時代にディズニーの「眠れる森の美女」を
見ながら、王子からキスを受けるオーロラ姫に
ドキドキしていたし、
学校じゃ、女みたいだ、と
はやしたてられたりした。

自分では何故なのか、わからなかったけれど、
とにかく恥ずかしがり屋で、
どこかクネクネしたりしていたんだろう。

「女みたいだ」という
子供心に罪のない言葉を投げられるのが嫌で
それを何とかしないと、と
「男っぽく変わらなければ」と
頑張ろうと思ったのが、15、6の時だった。

人の目を考え、自分の女性的な部分を気にしながら
男っぽく、そして身体を作り上げていくタイプと、
何が悪いんだ、と自分は自分らしく、と
女性っぽさも含めて、開き直ることが出来るタイプがいる。

僕はまさに前者のほうだった。
だから、先日アカデミー賞をとった
「ムーンライト」の主人公の変貌ぶりは
ものすごくよく理解できた。

もう10代から20代にかけて、
必死に作った「男っぽさ」は、
自分の中の何が女性的だったのかさえ、
わからなくなるほど、僕の中に宿ったけれど、
ひょっとしたら、長い時間、
大きな着ぐるみを着続けているのかもしれない。

ゲイの中で、「身体が良くて、ゲイにもてはやされるGOGOや
マッチョな男の多くはウケで、
ドラッグクイーンや、オネエ言葉をバンバンと発するタイプは
タチが多い」という言葉はよく聞く。

人目ばかりを気にし、外見だけを男らしくするほうが
内面はずっと女性的であり、
堂々としているほうが男性的だったりするのかもしれない。

この歳になって、自分のアイデンティティのようなモノを
改めて気が付き、客観的に分析できるようになったのは
とても良かった気がする。
posted by みつあき at 06:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月17日

CMの撮影で気がついたこと

先週の土曜日、
店がオープンする前に、
店でCMの撮影があった。

名古屋の東海テレビが、
昨今の性の多様性を考える、という企画から
LGBTに焦点をあてて、
一人1分ほどのCMを作るので
参加してもらえないか、
という話をいただいたのだ。

内容に関しては、店をやっている、
ということではなく、
僕がゲイであることをいかに気が付き、
受け入れていったか、という
いささか自分史のようなモノを話すことになった。
そのごくごく一部分を、1分くらいに
まとめるということだった。

ああして、改めて話をすると、
結婚ギリギリの部分で、
僕を突き放してくれた元彼女の存在は
大きかったと改めて気が付く。

彼女は付き合って5年目に
僕からカミングアウトされ
(僕もその時まで、自分がゲイであるかどうかは
よくわかっていなかった)、
それでも共に、治そう(今思えばなんと愚かな考え)と
いう話から、その後、4年付き合いは続いた。

しかし、最後の数年はめちゃくちゃだった。
「治す」どころか、その後、出会った男たちには
「いつか彼女と結婚する」と言いながら、
関係を持ちつつ、当然のように
彼女にはそのことは言えないでいた。


28歳の時、結婚を考えようと言った僕に
「やめましょう」と言ってくれたのは彼女だった。
一度ゲイだと言いながら、ぐずぐずと
どっちつかずにいた僕に、
「貴方は貴方の道を歩いて」とは言わなかったものの、
そういう選択をチョイスさせてくれたのだ。

あの時に、彼女が止めてくれなければ、今の自分はいない。
結婚していて、子供もいたのかも知れない。
ただし、確実に彼女には辛い思いを
させていただろう。

多くの既婚者ゲイの人たちが、自分自身の秘密は
墓場まで持っていくのとは違い、
僕の場合は伝えてしまっていたから。

その後、結婚した彼女は、僕がガンを患った時に
再会をし、それから新たな付き合いが始まった。

数年前にやはりガンで旦那さんを亡くし、
息子を育て上げ、今は生まれ故郷で一人で
学習塾の講師として仕事をしている。

東京に来ると、店に立ち寄ってくれて
「お互いに幸せになって、本当に良かった」
彼女はそう笑う。

最も多感な時期からの10年近く付き合い、
こうやって、受け入れてくれる人はなかなかいない。

そう思うと、僕のゲイ人生は
彼女が背中を押してくれたことから始まったのだ。


posted by みつあき at 17:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月12日

着エロとモロ出し、どっちが好きか

今日はちょっと18禁のエロい話。


先日、ビデオマニアのオンダ君が
「エロビを観ていて、すぐ脱いでしまうと
がっくりしてしまう。
何故、着衣のままで、股間のモッコリとか
筋肉の盛り上がりとかを見せてくれないのかって。」
と言うと、隣にいたジョウが
「え?もうずっと洋服とかを着ているなんて
まどろっこしくて、イライラさせられる。
早く見せろよって思うよ」そう言っていた。

オンダ君にしてみると、
ズボンのチャックの間や
空いた穴からちろっと亀頭が見え隠れするのがいいし、
身体もTシャツやタンクトップをゆっくり脱がしながら
首にかけたりしているのが良い、と。
ある意味、挿入シーンに関しては、
どうでも良いと言えば良いのだそうだ。

片や、ジョウは、挿入する部分がとっても大切。
亀頭でケツの穴近くをまさぐり、
入れた時の受けの顔の表情や声にアガル、と。

僕も圧倒的にオンダ君派(笑)なんだけど、
ホント、人はそれぞれフェティッシュな部分が違う。

着衣が好きか、全裸が好きかどうかだけでなく、
その攻め方、受けっぷり、
そして長いキスがあるか、どうか、
着ているモノが汚れているか、
どういう場所でやっているか、など
いかに想像力を膨らませ、
ファンタジーの世界にどっぷり
入らせてくれるか、というのが
エロの極意なんだろう。

もちろん、顔や身体がそれぞれのタイプでないと
まったくダメだという人もいれば、
シチュエーションさえハマっていれば、
どんな人でも問題ない、
という人もいる。

そして、こういうことを求めるのは
あくまでもビデオの世界だけで、
実生活では結構普通のセックスになる、と
いう人も多いようだ。

頭の中で広がるフェティシズムは
決して人には言えない個人個人の
密かな愉しみなのかもしれない。

posted by みつあき at 19:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月11日

素敵な収集家

僕よりもひと周り近く上のサイジョウさんは
もう何十年も前からの友人でもあり、
店がオープンしてからもずっと
来ていただいているお客さんだ。

音楽や映画、芸術全般を愛し、
自らも音楽活動で生計をたてている尊敬すべき
アーティストでもあるのだが、
彼のレコード、CD、そしてビデオ類の
コレクションが凄い。
それだけではなく、男をモチーフにした
フィギュアのコレクションまでかなり揃っている。

うちにお邪魔すると、そのコレクションの並べかたなど
本当に圧倒されるのだ。

ジャズ、クラシック、特にオペラに関しては
世の中の出ている音源、
映像はすべて網羅しているのではないか、
というほどだし、映画もゲイに関しているモノは
ほぼ揃えているのではないだろうか。

サイジョウさんが凄いのは、市販されているモノは
基本的には購買されるようだし、
仮にテレビ放映のみ、の場合は
ブルーレイ(それも高画質)で録画し、
完璧なまでの手作りでパッケージも仕上げる。

たとえば、それを借りたいと思うと、
丁寧にパッケージ付きでダビングを
して渡してくれたりするのだ。

僕もそれこそ、パッケージこそ作らないももの、
ダビングをしては、音楽モノなど
チャプターを切ったり、
ちょっと編集をしたりすることもあった。
でも、最近はそんな事をしているだけで、
映画一本、十分に観られる時間だと気が付き、
ほとんど無駄な作業をすることはなくなった。

そう心に決めてから、僕の場合は
完璧に収集癖はなくなった。
観られればいい、聴くことが出来ればいい、
そう思うようになった。

手元にキラキラとした宝物のように存在する、
そういう完璧な形が好き。
サイジョウさんはそう言う。
そのためには「結局、持っているだけで
観ることが出来なかった」ということになっても
それは決して本末転倒ではないそうだ。

なるほど。
そういう意味では、サイジョウさんは、
マスター・オブ・コレクターと
言わんばかりの素晴らしい収集家なのだ。

posted by みつあき at 20:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

中南米への憧れ

ゴールデン・ウィーク中は
多くの海外からのお客さんがいらっしゃった。

特にラファエルが手伝ってくれた日は、
ブラジルから彼を訪ねて来てくれた。

うちには中南米の国からのお客さんは
結構多く、よく来てもらえる中にもアルゼンチン、
エルサルバドル、ペルーからの人がいるし、
エクアドルやグァテマラ、ジャマイカからのお客さんも
来てくれたことがあった。

基本的に、人を見る時に「どこの国の人は」とか
「どこの地域の人は」というふうに言うことほど
乱暴なことはないなあ、そう思う。

きちんとしている、とか謙虚とか、
イエスノーがわかりにくい、と言われる日本人だけど、
そうじゃない人もいる。

ラテン系の人も、陽気で底抜けに明るく、
喜怒哀楽もわかり易いと言われがちで
もちろんそういう人は多い気がするけれど、
物静かで、とても落ち着いた人だっている。

人なつっこい人もいるけれど、
人見知りをする人だっている。

とは言え、生まれた場所が、地球の裏側だから
かなり違う部分は多いのだろう。

そんな彼らと接したりしているうちに、
中南米への思いはとても強くなった。

いつも初夏に行くニューヨーク旅行に加えて、
今回は思い立って、メキシコからキューバへと
足を伸ばすことにした。

本当はラファエルが育ち、今、スタッフのレオンが
行っているブラジルに行きたかったのだけれど、
それはまたの機会にすることに。

あと数ヶ月で、僕もとんでもない大台へと。
歳なんて関係ない、と思ってはいたものの、
この年齢になると、
あとどれくらいブロードウェイの新作を観られるか、
というだけではなく、見知らぬどんな国を訪ね、
どんな道を歩き、どんな人たちと会えるんだろうか、
そう思う。

元気でいられるこのうちに、
出来る限りのことをやらなければ。
そんな思いがむくむくと湧いてくる。

スタッフやお客さんには、また少し長いあいだ、
迷惑をかけてしまうけれど、
見知らぬ中南米の土地を考えると
ワクワク、ドキドキしてしまうのだ。
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posted by みつあき at 18:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月05日

趣味は何ですか?

僕は初めて店に来てくれるお客さんに
最初に聞くのは、うちをどうやって知ったのか、
行くとしたら、他のゲイバーはどういうお店か、
どのあたりに住んでいるのか、
それに加えて、趣味は何ですか?と
聞いたりする。

このあたりを尋ねると、何となく
その人が見えてくるし、
僕との共通項を探したり、
話のきっかけをつかんだりできる。

そんなワケで趣味の話。

多くの人はスポーツや音楽をやっていたり、
またはそれらの観戦、鑑賞などが加わったり、
読書、映画、演劇を観る人も多い。

家庭菜園が好きな人、
ペット好きな人、
旅行好きな人、
あらゆるモノの収集癖がある人も多い。
人によっては、それがオーディオ製品だったり、
アニメDVDだったり、
パンツやスポーツウェアだったりもする。
というか、それぞれがゲイならでは、
というのがちょっと笑える。

そして、この前来てくれたツツイ君は、
「趣味ってお酒飲むことくらいなんですよ。
あとは何をやっても楽しくないんです。
お酒を飲んで酔っ払うっていうことが
一番の幸せ」そう言っていた。

「マスターの趣味って何ですか?」と逆に聞かれ、
僕の一番の趣味というのはなんだろうかと
一瞬、考えてしまった。

まわりの人たちから言わせると、
まっさきに浮かぶのが
「映画」なんだろうけれど、
今さら、映画が趣味かどうか。
ある意味、趣味の域は超えてしまっている気がする。

舞台観劇というのも、最近はほとんど
日本では観ていないし、
ジムっていうのが趣味に入るのか、どうか。

確かに好奇心は旺盛過ぎるほどだから、
多趣味と言えば、多趣味だけど、
どこまでが趣味なのか、どうか、
わからない。

そう思うと、単に「趣味は?」と聞かれても
難しいのかも知れない。

posted by みつあき at 20:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月04日

マサトのこと

昨日から、店を手伝ってくれる
スタッフの一員になったマサトは、
うちの1周年を迎える少し前からのお客さん。

そういう意味じゃ、
現在入ってくれているスタッフの中では
キョウシロウについで、古い知り合いとなる。

彼がある楽器の奏者であることは、
うちの店でも有名。
そう、彼は1周年の時と、
3周年の時にもゲストとして演奏をしてくれたのだ。
そんな意味では、うちの店との縁も深い。

また、その他の時も
クリスマスやら、誕生日やら、お客さんの前で
素敵な演奏を聴かせてくれることもしばしあった。

楽器のことはともかく、
マサトを見ていていいなあと思うのは
(自分ではそうではないと言っているけれど)
基本的には誰とでもフレンドリーに接し、
ほぼ人の好き嫌いがないように思える。
そして、いつもポジティブにモノを考えるクセが
ついているところだ。

言動にユーモアを溢れさせながらも、
実直で真面目、というのは
きっとお客さんだけではなく、
現存のスタッフの共通した意見だと思う。

話を聞くと、子供の頃から
同じ楽器を演奏していたお父さんの教育が
今のマサトの寛容さを作り上げているのだろう。

ともあれ、これからも末長く
マサトともども、10年目のBridgeをよろしくお願いします。

今後
posted by みつあき at 19:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月03日

地毛証明書について思うこと

このひとつ前のブログで、多様性について
書いたばかりだけれど、ついこの前、
店の中で「都立高校の地毛証明書」って
どうなんだろう、という話になった。

天然パーマや、元々茶色っぽい髪が
地毛である、という証明を親がハンコを押して
出す、という何とも不可思議な
日本らしい保守的な証明書。

これが多くの東京都の公立高校で
まかり通っているのだ。

日本では、ずっと右へならえ、という教育によって、
海外の人からは個性、オリジナリティが
ないと言われて来た。

常に人の顔色を伺う、
それはまかり間違って「空気が読める」という
言葉に置き換えられていく。

しかし、そんな雰囲気の中で
人と違う、ということでいじめられる、
という問題も当然起こる。
それは、容姿のみならず、
性的なことだって、
十分に対象になってしまうのだ。


それにしても、髪の色や、長さや、
パーマが、非行の走りだとか、
風紀を乱す、とか時代錯誤もはななだしい。

僕が若かった頃などは、男子学生全員が坊主、
という学校もあった。
でも、昨今は海外への修学旅行が多くなり、
坊主頭はおかしく思われるから伸ばせ、
という学校さえあると聞く。
ふ〜む・・・
こうなったら、頭がおかしいとしか思えない。

そう思えば、ヤマンバが流行った頃だと、
「地肌証明書」を出せ、
ということだって考えられる。
こうなったら、差別以外の何物でもない。

おしゃれや、雰囲気を気にする、
いうのは思春期の本当に大切なことだと思う。

こんなことをチェックして回る暇があったら、
もっと大切なことに目を向けたほうが
ずっと将来のためになる、
そう思う。

今度、子供を持つノンケの友人たちに
意見を聞いてみよう。
たぶん、僕の周りにいる連中だから、
ほとんどが「バカバカしい」と言うだろうけれど。


posted by みつあき at 19:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

多様性と自由度

先週末に初めて来てくれた24歳の3人。
一人は40を超えた落ち着いた紳士が好き!と言いながらも
恋愛よりもセックスの日々が今の幸せかも
というショウスケ君。
最近、デートした50歳くらいの相手が
「君も働いているんだから」と
食事の時に1000円だけ受け取ってくれたのが
とても嬉しかった、と言う。

もう一人は、女性として生まれて来たけれど、
トランスなのか、レズビアンなのか、
それともバイセクシャルなのか、
今は自分でもわからない、と言うカオル君。
たぶん、インターセクシャルでXジェンダー
(どこにも属さない性)なのだろうと。

こういうタイプの人は、店で過去、何人か知り合ったけれど、
公言しないだけで、とても多い気がする。
昔はカテゴリーがなかったから、
自分をどう受け止めて良いのか、
きっとわからなかったのだろうけれど、
今はネットで調べると、きちんと
そういう志向が書かれてあるから、
それだけで安心できたりもする、カオル君はそう言う。


最後の一人は、「もっともまともな同性愛者!」と
笑いながら、自称するケンゴ君。
彼は、スペインに留学した際に
ひとつ年下のスペイン人と恋に落ち、
あちらで2年間、付き合った。

そのパートナーが、元々漫画やアニメという
日本文化に興味があり、
そのまま日本に・・・。
そして、彼はケンゴ君の自宅に
ホームステイすることになったのだが、
来る前日に、実は自分はゲイで、
明日来る友人は恋人なのだ、と家族にカミングアウト。

それからもうすでに1年以上経過していて
その彼氏もすっかり家族に馴染んでいるし、
両親や兄弟ともに、受け入れているというから凄い。

そもそも、この3人は、とある大学で行われた
「セクシャル・マイノリティ・サークル」というところで
知り合い、飲むようになったそうだ。

こういう若い人たちと知り合うと
本当に世の中は大きく変化しているのだ、と
思って、この多様性と自由度が
とても嬉しく、有り難く感じたりする。
posted by みつあき at 00:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月02日

キョウシロウの帰還

先週、土曜日にキョウシロウが5ヶ月ぶりに
店に入ってくれた。

キョウシロウと言えば、去年暮れに
オーストラリアへ永住する、と言って
日本をあとにした。

ニューヨークから成田に着いた僕と
入れ違いにオーストラリアへ向かうキョウシロウと
成田のスターバックスで会ったのが12月の最初だった。

そして、ひと月も経たないうちに日本に。

それから僕は一度も彼と会うこともなく、
先週の土曜日、店に入る前に成田以来、
今度は新宿のスターバックスで再会をした。

キョウシロウが何故、今回、日本に戻ろうとしたのか、
それはまったく聞いていなかった。

住む場所も、これからのこともちゃんと
受け入れてくれる、という人がいる、
ということは誰しも羨ましいと思うだろう。

ただ、キョウシロウは
自分がやりたいことについて、
やらなければいけないことについて、
これで良いのだろうか、
オーストラリアの地に着いてから
ゆっくりと考えてみたのだと言う。

そして、それはあちらに着いて、
一週間から10日ほどで
結論が出たそうだ。

自分が本当にやろうと思うことについて、
きちんと勉強をするために日本に戻り、
改めて学校に入り、夢に向かって歩き出そう、と。

誰からも羨望されるような生活を捨て、
自分の力で、実現するべく将来に向かって
進むことこそ、キョウシロウのやるべきことなのだ、と。


キョウシロウとは彼が二十歳そこそこの頃からの
付き合いとなる。

前にも何度か、ここに書いたけれど、
可愛い、カッコいいなどと言われるルックスからは
想像できないほど、引っ込み思案で、
自分に自信がなく、下を向いたり、
時には涙を浮かべたりするような青年だった。

それがそのあと、少しずつ変化を見せて行き、
最初のオーストラリア滞在から帰国した時に
見違えるほどの成長を見せてくれた。

今回は、たったひと月だったかも知れないけれど、
彼にとって、そこでの時間も
決して無駄ではなかったようだ。


彼が今までのように多く店を手伝えるかどうかは
わからないけれど、
それでもスタッフの一人として残ってくれることは
嬉しいことだ。

これからの彼の人生にエールを送りつつ、
今後とも、よろしく頼みたい、そう思う。
posted by みつあき at 16:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする