2016年05月31日

若き(僕よりも。笑)マスターの来訪

先週の水曜日は、キヌギヌさんの
シンスケが来てくれた。
キヌギヌさんは、
このブログにも何度か書いているけれど、
僕が店を始める前に通っていた数少ないお店で
それこそ、どこにもない、と思える
唯一無二のゲイバーだ。

あまりここに書かないのは、基本的に
イチゲンのお客さんは
断っていることもあったりするので
僕が大好きだからと言って、
誰にも薦めることが出来ないというのが
大きい理由だったりする。
ちょっと残念なんだけど。

シンスケは、ここ数ヶ月、
お互いに色々なことがあって
メッセージをやりとりしていたりしていた。

そんな中、彼がちょっとした手術をする
ということで、急遽入院が決まり、
とりあえずは、アルコールも飲める、
ということで、店に寄ってくれたのだ。

僕もシンスケの年齢の頃に
大きな手術をしたので、
ちょっと心配でもあるけれど
本人はいたって元気そうだった。

そうだったが、これが実は
内心、そうでもないのかなあ、
と思っちゃったりするのが
この人の不思議なところでもあり、魅力だ。

シンスケと久しぶりにゆっくり話してみると、
相変わらず、彼の頭の中にある発想の面白さに
改めて舌を巻く。

と言うか、店も含めて(彼は楽器奏者でもあるので)
こんな事をしたい、あんな事をした、
という欲求が泉のように湧いて出てくるのだ。


昔はいじめられっ子で、だからこそ
人をびっくりさせてやる、
という気持ちが強かったと言う。

確かに、ある部分、デリケート過ぎるくらい
繊細で、その反動なのか、
驚くほど大胆だったりもする。

同じアート系な事が好きな僕だけれど、
ただ、観たり、聴いたり、
そういう事についてダラダラと
話したりする程度であって、
こういうアーティスト気質の人間を見ると
てんで、かなわないなあ、と思ってしまう。
羨ましいとか通り越して、
ただ、ただリスペクトするのみである。

まあ、それでも10年ほど前に
週に一度ほどぶらりと行って
深夜のまだ移転する前の小さなお店で
ポロロンとピアノを奏でながら、
シンスケと色んな話をしたことが懐かしい。

また、これからも数ヶ月に一度くらい、
お互いの店を行き来するだけでなく、
人生やアートについて、
話せる友人でいたいなあ、そう思う。

今、現在、31日月曜日の時点で、
手術は成功したようだ。
おめでとう。




posted by みつあき at 15:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月29日

既婚者からゲイへ

先週、久しぶりに来てくれたショウゾウ君と、
彼が初デートで連れて来てくれたケンヤさん。

ケンヤさんは、40代中盤だったが、短髪、ガッチリ型、と
このあたりではたぶんモテモテだろうと
思われる様子だが、
とは言え、そこはかとなく、ノンケっぽい雰囲気で
「なんだかんだと言いながら、
既婚者ですか?と聞かれるんじゃない?」と尋ねると、
大学を卒業と同時に結婚したそうで、
子供も一人いるとのこと。

ただ、いわゆる性格の不一致で離婚。
こちらの世界に興味を持ったのは
離婚後、大好きなとあるスポーツ観戦からだったと言う。

あるプロスポーツの若い選手(彼よりも
ひと回りも下だったと言う)と偶然知り合うことがあり、
相手の熱意と、そのあまりのカッコよさから
付き合うという流れになる。

とにかく、こちらの世界のことは
まったく知らず、
結局、相手の言われるがまま、
というのが10も年下との性生活だった。

それはともかく、ありとあらゆる意味で、
ケンヤさんはその相手のサポートをする、と決め
共に暮らし始めた。

仕事が忙しくても、料理も作り、
できる限りの援助をした。

生活は5年続いたけれど、
ケンヤさんの良しと思ったサポートは
裏目に出たのか、相手のスポーツに対する
熱意はどんどん冷めていき、
トップから2軍へ、そのうちに
メンバーからも外されてしまう。

ケンヤさんは自分のこと、相手のことも考え、
別れを決断する。

それからもう何年も経つけれど、
それ以降、人と付き合ったことはないと言う。
別れは辛かったけれど、今は後悔していない。
もちろん、新しい恋人は欲しいと思っている。

アプリを始めてみたものの、
すぐにやりたい、という相手も多く、
自分としては、ゆったりとした相手と
抱き合う程度でいいと言う。

外見からは、とてもそこまでは考えられないけれど、
彼の優しさなら、きっと良いことがある、
そう強く感じた。
posted by みつあき at 16:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お知らせ

今週はなかなかブログ、更新できなくてすみません。
できるだけ、まとめて、またアップしますね。

本日、29日、日曜日は、タクヤが休み、
僕、みつあきの一人営業です。

もちろん、その前にカフェ営業もあるので、
よろしくお願いします。
続きを読む
posted by みつあき at 09:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月24日

一週間ぶりの仕事

昨日は、ほぼ一週間ぶりに店に出た。

ブログやFacebook、また人からの連絡で知った
お客さんたち、スタッフなど多勢が、
お悔やみで店を訪れていただいた。

それぞれ、僕が気落ちをしているのではないか、
そう心配して来ていただいたようだった。

もちろん、お店に来ていただいた人以外にも
かなり多くのお客さん、友人、知人から
お悔やみの連絡をいただき、
本当に有難かった。

一応、お一人、お一人に返信はしているのだが、
改めてこの場を借りて、
御礼を申し上げたい。

加えて、急に店を預けてしまった
スタッフのみんなにも、
感謝したい。


寂しさというのは不思議なモノで、
お通夜や告別式を超えてから
少しずつ増していっている気がする。
特にこうして、ブログなどを書いている一人の時間に
無性に悲しくなってしまったりする。

まあ、改めて、僕はどれほど
マザコンだったのだろうかと
思う今日この頃だ。

ただ、母が施設に入るまで、毎日電話を
かけていた時に、もし亡くなっていたら
もっと、もっと寂しさ、
辛さは募っていたのだと思う。

電話を切る時、いつも母は名残惜しそうで
「今日もありがとう。」と
何度も、何度も礼を言ってくれていたものだ。

そういう意味では、その頃と比べて
施設に入ることによって、
多少、距離を持てたことが
少し感情を抑えることができているのかもしれない。


僕にとって、キリスト教会での葬儀は
初めての体験で、それも喪主。

通夜、葬儀の2日間は、悲しみを感じるよりも
やる事が多かったり、今まで仏教の葬儀などで
行っていた儀式との違いに少し右往左往したりした。

ミサで神父さんが祈りを捧げられたり、
母についてのお話をされるその間に
みんなで歌う賛美歌。
母との対面と聖水、そして献花。

昨夜、店に来てくれたアメリカに長く
済んでいた二人のお客さんたちは
口々に、あちらだとさらに細かく宗教が
別れているので、戸惑うことが多かった、
そう言っていた。


お客さんの要望もあって、
しばらくは店に隅の方に
うちの店を愛してやまなかった母の写真でも
置かせてもらおうかと思っています。
よろしくお願いします。

posted by みつあき at 17:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月23日

お知らせ

というワケで、24日 火曜日まで
お休みをすると告知しましたが、
本日23日 月曜日、みつあきが営業します。

また、よろしくお願いします。
posted by みつあき at 02:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

母の逝去

先日も書いたように母が他界した。

画像 574.jpg

亡くなった翌日、母は自身が洗礼を受けた
神父さんによって、神戸のカトリック教会で通夜をし、
2日後に、家族と数少ない友人たちに見守られ、
天に召された。


3年前の骨折から入院、
そしてそれから施設に入るということになった。
妹のところにも、東京の僕のところにも
母は来るのは嫌がったが、
子供たちには迷惑をかけたくない、
その一心だったようだった。

それから3年間。
大阪に1年、神戸の施設で2年、母は暮らした。

たまに月をまたいでしまったけれど、
僕はおおかた、月に4日ほど、母の元を訪ねた。

そのたびに、このブログにも何かと書き記した。
ブログの検索で「母」や「お袋」というふうに打ってみると
そうか、あの時はこうだった、と
とても個人的な事ながら、
今、思い出されるのは僕にとっては
とても良かったと思う。
公私混同も甚だしいのは承知の上だが。


2007年、店を開いたその年の
オープンする7ヶ月前に父が亡くなった。


それから、僕と母の距離は、ずっと近くなった。
施設に入るまでの6年間、ほぼ毎日、店へ入店前、
母に電話をするのが僕の中のルールとなっていたし、
何よりも休みになると大阪に帰ったり、
また、母もふた月に一度くらい東京にやって来た。

骨折するまでは、ほぼ一人で飛行機に乗って来て、
僕が羽田まで迎えに行き、それから一緒に
店に行く、というのがいつもの流れだった。


店の1周年パーティの時は、まったく僕は知らされていなく、
僕のパートナーの目論見で、突然会場に現れた時には
本当にビックリした。
ちょうど51になる僕にとって、
文字通り、サプライズ・プレゼントだった。
その僕の嬉しそうな顔が、母にとっても
喜ばしいことのようだった。

File0041.JPG

母とは二人でよく旅行もした。
店の休みの関係もあったので、それほど遠出は出来なかったが、
軽井沢、日光、伊豆、箱根、東京近郊の観光地は
ずいぶん回ったし、母が一度行ってみたい、という
バンコクにも行った。

旅先で食事をし、ワインを飲みながら
いつも母は「私は本当に幸せ。」と微笑んでくれた。

2010 バンコク 014.jpg

少しだけ悔いが残るのは、僕の友人たちと共に
行きたい、そう言っていた台湾に連れて行けなかったことだ。



僕がカミングアウトしてしまった20年近く前から
母は少しずつ変わった。
最初はとても戸惑ったようだったし、
僕は自分本位の考えを何度も後悔をした。

それと引き換え、父が受け入れていくよりも
さらにすごいスピードで母は理解に努めようとした。
同性愛の書物を読んだり、
積極的に僕の友人たちと会って、
多くのことを吸収しようとしてくれた。

何よりも、母をそうさせたのは、
僕に対する強い愛情だったのだ、そう思う。

IMG_6474.JPG


何度かこのブログにも書いたと思うけれど、
僕は両親の大きな愛によって育てられた。
もちろん、ある意味、過保護であったり、
甘い環境だったりすることから、
しばしばわがままになったり、短絡的だったり
する部分も、僕の中には多くあるのかも知れない。

しかし、そのおかげで、僕は二人を恨んだり、
憎んだりすることはまったくなくいられたことは
本当に幸せだった。
ただ、その愛情をどう返せば良いか、
何をどうしたところで、まだまだ返せていない、
それは僕が子供を持つことが出来ない、ということが
理由なのだと、考えてしまったもあった。

どれだけ孝行をしたところで、
いくら母が僕にお礼を言ってもらったところで、
母から受けた愛情は最後まで返すことは
出来なかった。

誰もが言うけれど、こうしていれば良かった、
そんな事ばかりが頭を駆け巡る。

母の死に目に合うことが出来なかったこと。
その前日まで僕は母の横にいたのに。

目はあけなかったけれど、
前々日は僕が差し出したスプーンで食事もしたし、
僕のことをわかっているのかどうか
わからないけれど、
耳元で僕が話をして、手を握りしめると
強く握り返してくれた。

思えば、僕がそばにいる間は、
一生懸命生きていよう、
そう決めていたのかも知れない。
だから、僕に見えないところで、
あの世に逝ってしまったのだろう。

90歳の大往生。
そうは言っても、寂しさは付いて回る。

色々なことを考えて、打ち消しては
木曜日の夜は辛かった。
一人、ホテルで翌朝まで泣きに泣いた。


ただ、今は天国の父と再会出来て、
「9年ぶりね」と手をつないでいる、
そう想像することで、自分を納得させて、
微笑むことが一番なのだ。きっと。

画像 474.jpg

重苦しくてすみません。

でも、明日からまた、元気に店に立ちます。


posted by みつあき at 02:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月19日

少しだけ迷惑をおかけします。

あまり神戸にいるのが、長くなってしまっても、と
店の事や着替えなどのこともあり、
昨夜、東京に戻って来た。

が、今朝になり、施設のほうから
母が息を引き取ったと連絡があった。

19日、午前8時過ぎだった。


何故、僕がいた時に、という死に目に会えなかった無念さと
せめて僕がいる間は息をしていよう、と
頑張ってくれたのか、という気持ちで
ありがたかったとも思ったりする。

色々な思いがあり、まだ気持ちの整理がつかないけれど、
まったく個人的なことで多くのブログを
費やしてしまって申し訳ない。

母がうちの店を大好きでいてくれ、
なおかつ多くのお客さんともやり取りをしたことを
含めて、お許しいただきたい。


そんなワケで、来週の火曜日まで
みつあきはお休みをいただき、
スタッフが頑張ってくれます。

よろしくお願いします。

今日くらいは、人生で最も泣いてもいい日だろうなあ。
posted by みつあき at 16:09| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月16日

神戸にて

また神戸の母の元に来ている。
年末に担当医から
「どこも悪い訳ではないけれど、
老衰でいつどうなってもおかしくない状態」
そう言われて、覚悟をしていたら、
正月を過ぎて、元気を取り戻した。
そしてなんだかんだ言ってもう5月だ。

毎月のように顔を見に来るのだが、
確かにそのたびに弱々しくなっていっている。

今回は来るたびに僕が何とか
ゆっくりと食べさせている
流動食もほとんど食べられない。

熱が出たり、痰が喉に詰まったり、
時折苦しそうな表情をしながらも、
ほとんど目も開けることもなく、
こんこんと眠っている。

手を握りながら、
耳元で色々な話をするけれど、
寝息をたてながらも、
たまに手を強く握り返してくれる。


もうそれほど長くはない。
そんなふうに思いながらも、
それでもこの母の生命力を見ながら、
たぶんまだ死ねない、まだ何かこの世に
やり残したことがある、
そう思っているのだろうと思う。

それはひょっとすると僕や、妹なんかに
まだ少しだけ勇気を与えてくれようと
頑張ってくれているのかも知れない。

介護士の方が、チューブで痰を取ろうとしたり、
ちょっと無理して食事を食べさそうとすると、
目を閉じながらも、眉間にシワを寄せ、
辛そうな顔をする。

もう、無理なことはさせたくない。
しなくていい。

お袋が自然のまま、安らかな気持ちで
その日を迎えることが一番なんだろう。

つい去年くらいまでは、あらゆる感情的な思いが
僕の胸の中をたくさん交差した。

もちろん、その日が来たら、
また大きな感情の揺れが訪れるかも知れない。

ただ、今はゆっくりとお袋に迎えが来ること、
そしてそれを柔らかな笑顔で
お袋が受け入れられることを
祈るばかりだ。
続きを読む
posted by みつあき at 20:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月15日

六尺常用

ここふた月くらい、週一度か二度、
ふらりと来てくれるフミノリ君は40代後半。
15歳くらいから新宿2丁目に出入りするようになった
というから、ほぼ僕と2丁目歴は変わらない。

そして、20代でハマった六尺フンドシは、
いつの間にか、常用するようになったと言う。
初めて来てくれた時に
他のお客さんが「見せて、見せて」と頼み込み、
「別に減るもんじゃないから」と
肌けたジーンズから見えた六尺の脇から
うっすらと毛深いギャランドゥやら、太腿の毛が
妙にいやらしかった(笑)

思えば、今日は三社祭。
このホームページの写真にもあるように
僕も4度ほど、祭に出て、神輿を担がしてもらい、
何とも言えないあの熱い気持ちは
今でも忘れられない。

そう言えば、先週、初めて来てくれた
ヤマグチさんも三社祭に何度か出ていて、
僕の写真で着ていた法被に書かれた町内会と
同じだった、と意外性にお互いに驚いたりした。
(それぞれ、ゲイとは無縁のお店で着させていただいた
モノだっただけに)

さて、本日は六尺デイ。
前にも書いたように、僕自身は残念ながら、
毎度帰省している時の開催のため、参加できないけれど、
今日もきっと盛り上がるはず。

六尺常用、という人が世の中にどれほど
いらっしゃるのかは不明だけれど、
「袖振り合うも他生の縁」
楽しい宴になればいいなあ、そう思う。
posted by みつあき at 16:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゲーム・オブ・スローンズ熱

「ER」「フレンズ」「SEX AND THE CITY」
「アリーmy love」「24」「マッドメン」
「Glee」「ブレイキング・バッド」
「ダウントン・アビー」と、l
ハマった海外ドラマは数々ある。

ここに来て待ちに待った「ダウントン・アビー」の
第5シーズンから最終シーズンまでの
放映が始まって、興奮冷めやらないのだけれど、
今年に入って、また一気見してしまったのが
泣く子も黙る「ゲーム・オブ・スローンズ」である。

Game-of-Thrones-Poster-game-of-thrones-20026735-1728-2560.jpg

もともと、リアリティのないファンタジードラマは
好きではないのだけれど、
このドラマは珍しくハマった。

最初は、あまりにも多い登場人物にこれは無理、
と根をあげそうになった。
(確かに、僕の周りの友人やお客さんたちは
1、2話を観て、観るのをやめた人も多数)
しかし、人物相関図などをじっくりと観ながら
観ていくとこのプログラムの面白さ、深さは
なかなか他のドラマでは感じることが出来ないほどだ。

つい先ごろ、このドラマの大ファンという
ヤスタカ君というお客さんが2度に渡って来店し、
その深さ、背景などについてしっかりとレクチャー。

架空の歴史絵巻のようなこのドラマの核となっている国取物語、
そして愛憎劇には、「ダウントン・アビー」同様、
人間の業の深さ、骨肉の争いなどが盛り込まれていて
何度も繰り返して観たくなるほど。

1シーズン10話が今現在、5シーズンが終了。
この春から第6シーズンが始まっている。
根気がないと、なかなか熱中できないかも知れないけれど、
ちょっと興味がある人は、必ずハマるので是非とも。
posted by みつあき at 16:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

見えない人々

木曜日に来てくれていた
まだ20代のシュンジ君が
最近、とっても落ち込むことがあったと言う。

少しでも力になれれば、
先日行われたプライドパレードでボランティアとして
ふた月ほど前から色々と動いていた。

しかし、友人から、
いわゆる2ちゃんねるのようなところで
シュンジ君のことを
凄い叩きかたをしている人たちが
いるということを耳にした。

数年前、彼はクラブイベントのいくつかで
GOGOボーイをした事があった。
それで名前が知れてしまったということのようだ。

決して誰にも迷惑をかけるような事をしていないのに、
シュンジ君は、途中でボランティアを
やめようか、かなり悩んだと言う。
それでも、周りの人に迷惑をかけてしまうため、
最後までやりきった。
それには後悔していないけれど、
終わってから、またひどく憂鬱になってしまったと言うのだ。

ゲイの世界に限らないけれど、
少し目立つことを一度でもやってしまった人は
今の世の中、匿名の人たちが
裏でバッシングすることはよくある。

そして、この「匿名の人たち」とされるのは
いわゆる「ノイジー・マイノリティ」という
ごくごく一部の人で、実はとっても少数だとも
言われている。

ネガティブな事を積極的に書き込んだりする人は
実は本当に数少なく、
多くの人たちは、ほとんど静観している
「サイレント・マジョリティ」だと。

僕も店をオープンした当初、
自分が色々なサイトで叩かれている、とお客さんやスタッフから
よく耳にした。
つい最近のニュースで、ネット・バッシングについて
取り上げられたことも
色々な意見があるようだ。

僕はこんな年齢になったから
色々な部分で腹もくくっているし、
2ちゃんねるなどまったく読まないけれど、
確かにシュンジ君ほど若ければ
とっても気になるだろうことは想像する。
きっと僕も若ければ、
頭をかかえてしまったに違いない。

ただ、直接、自分自身に助言をくれる人の言葉には
きちんと真摯に耳を傾けるべきだとは思うけれど、
目に見えない匿名の声に
何ら反応する理由はおろか、
目にする必要もない。

そんな話をすると、
シュンジ君は「そうですね、頑張ってみます。」
そう言っていた。
くれぐれもくだらない目に見えない声に
踊らされないように祈りたい。




posted by みつあき at 15:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お知らせ

本日から3日間、みつあきは
規制のため、留守にしますが、
本日、日曜日はタクヤが一人で六尺デイ。
明日、月曜日はシマ、
そして火曜日は通常通り、タクヤ。
みつあきは、水曜日から平常営業に戻ります。
よろしくお願いします。

このあと、神戸にて、たまったブログを
アップします!
posted by みつあき at 14:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月13日

実の兄貴との関係

そう言えば、ゴールデンウィーク中、
初めて来てくれた40になったばかりの
地方都市からのセイヤマ君は
どこかのスポーツキャスターに
そっくりななかなかの好青年。

深夜になって、彼は
「ちょっとエグい話かも知れませんが
ブログのネタに書いてもらってもいいかと」と
話を切り出した。

セイサマ君は中学校の頃、
4歳年上の実のお兄さんと
ベッドでいじり合いをしていたようだ。

実の!とは言え、この程度なら
結構、男女共に若気のいたり、ということで
ちらほらとある話かも知れない。


しかし、セイヤマ君の場合は違った。
すぐに大学に上がったお兄さんは
盆暮れにしか実家に戻って来ないのだけど、
帰ってくるたびに、そういう関係は続いた。

いや。その後、就職し、
結婚したお兄さんだが、その関係は
今現在も、年に数回、会うたびに続いていると言う。

お兄さんと「その事」について、
話をじっくりした事はないようだが、
彼にとって、それは弟は同性だけれど、
ただの気持ち良い性交渉、というモノのようで
たぶんゲイではないのではないか、
セイヤマ君はそう言う。

セイヤマ君は、何人かのボーイフレンドが出来たり、
たまに地元の風呂屋などで知り合った人と
関係を持つけれど、特にお兄さんとの行為に関して
ものすごく悩んだりもしたことはないようだ。

当然、こんな話をすると
男同志でも「近親相姦」には間違いないワケだが、
「正直、兄貴とヤルあの気持ちよさを
超えることはないし、兄貴もそう思っている」
というから、それに対して、
やめたほうがいい、
と言うことでもないのかもしれない。
本当に色々な関係があるものだ・・・

posted by みつあき at 19:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月12日

雨の日と月曜日は

何だかブログがズレズレになってしまっているけれど、
今日の2本目は、この月曜日の話。

ずっと降っている雨の上、
ゴールデンウェーク明けの月曜日、
ということでさぞヒマな一夜となる、と
覚悟していたこの日。

それが、長野県に住むヤスフミが
友人を4人連れて来てくれたことを皮切りに、
何と常連のセイジが通っている上野のお店に
集うメンツ40代から60代、7人で御来店。

モロゲイと思われる人と、
この人、絶対ノンケ、と思うほどの人など
入り混じって(もちろん、全員ゲイ)
なかなか不思議な光景だった。

加えて、新しいお客さんがふた組。
先日、僕の取材が掲載されたニュースを見た方と、
ホームページを読んで、という方々。

そして、たぶんこういう日こそ、
ゆっくり飲めるだろうと来てくれた常連が何人も。

誰かがカーペンターズの「雨の日と月曜日は」の
話をしたので、僕がカーペンターズをかけると
次から次へと全員で大合唱、という
かつてない展開に・・・。
それにしても、改めて40歳前後から上、
というのはいかにカーペンターズを知っているか。
そして、みんなで歌える名曲が多いか。

それは、この街で、ビートルズでも、
アバでも、マドンナでも、マイケル・ジャクソンでもなく、
カーペンターズなのだ、と気づかされた瞬間だった。

そんなワケで
とても素敵で有難い雨の月曜日となった。
posted by みつあき at 17:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パレードの日

日曜日は朝から東京は晴れわたっていた。
前日も朝までだったのだけれど、
今年もパレードは歩きたい、
そう思っていたから、
3時間ほどの睡眠で、僕も代々木公園へと向かった。

想像を絶する多くのブース。
協賛する多くの一般企業。
そしてLGBT県連の団体、個人のブース。
そして、人、人、人。

前日会った人、ものすごく久しぶりに会う人、
多くの人たちと挨拶をする。
今年85歳になられるという
ゲイ雑誌アドンの元編集長、南さんの顔もあった。
彼は、HIVが発見され、騒動となった
80年代、どこよりも早くその件に取り組み、
雑誌でも「AIDS110番」として取り上げられていた。

当時、HIVで苦しんでいた友人を持っていた
まだまだ若かった僕は、つまらない事で
この南さんに噛み付いてしまったことがあった。

今、思えば、大変失礼なことをした。
一度きちんと謝らなければ、
そう思っていた。
その事について、少し話しかけたが、
南さんは覚えていらっしゃらない様子だった。
あの頃の南さんは
今の僕よりも若かったんだろう。

そう。日本で初めてのゲイ・パレード
(当初は確か、そう呼んでいた)の先頭を
歩かれていたのも、この南さんだった。

パレードに関しては、色々な意見がある。
LGBTに関して、話題になればなるほど、
未婚者だったりすることで周りから
とやかく言われる。
自分はカミングアウトなどせずとも
十分幸せなので、放っておいてほしいという人。

「オカマなんて、ド変態なんだから、
社会の裏っ側で大騒ぎしてりゃいいのよ〜!」という
ゲイバーのママだって多い。

カミングアウトは自分の周りの一部の人だけに
すれば、それが草の根運動。
何も不特定多数に対して、
大っぴらに言って歩く必要なんてない。
こういう人だってたくさんいる。

どの立場に立ったこともある僕は
それぞれの意見もわからなくはない。

ただ、少なくとも僕自身は、
子供の頃から長く悩み、
辛い時代を過ごしていた。

あの時代に、もう少し寛容で
そんなケースが普通にあるのだ、と理解したなら
もっと楽に受け入れられたのではないか。
また、僕こそ、そんな事にはならなかったけれど、
それで自殺をしてしまうような事には
ならないのではなかったか、と。

僕は大勢で何かをする、という行為は
決して好きではない。
多数決、というのもあまり好ましく思っていない。

ただ、過去にほとんどなきものとされていた
同性愛者を含む性的少数者が
21世紀にもなって、
ストレートの人たちが
「身近にいない」そう思っているのは
決して良いことじゃない。

性的な選択、ということが、
どうしても気持ち悪く思われた長い時代。
そんな時代はとっくに終わっていいはずだ、
そう思う。

当事者が「変態だ」笑って
いられないんじゃないか。
そんなことから、僕は多くの人たちと
歩くことを選んだ。

真っ青な初夏の空の下に、
4500人が歩き、
代々木公園の下、7万とも言われる人たちが集った。
時代が、また少しだけ前に進んだことを
とても嬉しく思った。





posted by みつあき at 12:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月10日

GW ワンダフルデイ

ゴールデンウィーク、最後の土曜日は
10日間で最も賑わう1日となった。

翌日のプライドパレードの前夜祭に行った
台湾からいらっしゃったお客さんたちや、
海外から、そして常連の方たち、旧、現スタッフ、
加えて新しいお客さんも含めて、
長い時間、店内、テラスでワイワイと賑やかだった。

お盆あたりの週末や、
夏の終わりなんかもそうだが、
こういう1日は、それぞれの心の中に
ワクワクとした幸せな気持ち、
そしてこれが最後なのか、という
あがき(笑)のようなモノも感じられる日だったりする。

その日、付き合って丸3年というカップルが
どうしても3周年のお祝いを
うちの店でしたかったのだと言ってくれた。

同性婚という制度もなくて、
結婚記念日だとかもない我々だけれど
(そんなもん、いらんわ!という声もあるし、
それも、わからなくもない)
まあ、いずれにしても、二人が
そういう気持ちでいるのは素敵な事だなあと乾杯。

GW最後の土曜日にふさわしい
とてもワンダフルな1日だった。



posted by みつあき at 15:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月09日

生涯、他国に住むということ

よく来てくれている中国、広州からの
リー君は、30になりたてで、
東京に住んで8年経つ。

あの天安門事件は、彼が生まれてから
起こったことだけれど、本国にいる時は
誰もその事に触れなかったから、
ほとんど知らずに、
日本に来てから多くのことを知ったと言う。

共産圏でもあり、
経済大国となった中国の人たちが
これだけ世界に出かけ、色々な情報を得て、
帰国すると、その違いに愕然とするようだ。

リー君が日本に来る前はほとんどスマートフォンを
使わなかっただけに、
たまに帰国すると、その速度の遅さと
繋がらないサイトの多さに
もう帰りたくないとさえ思う。

家族、親族があちらにいながら、
日本で永住権を取るように進めるか
それとも帰化するか、考えていると言う。

リー君が帰ってから来てくれた
これまたちょこちょこ来てくれる
ボリビアからのジェイ君は25歳。

彼も10代から日本の地を踏んだ。
あまりにも政治クーデターも多く、
混乱の中で、とても貧しい国ではあるけれど
人々は優しい。

彼もボリビアに戻って、
生涯を暮らしたいかと言うと
それはない。
だからと言って、日本に一生住みたいかと言うと
それも疑問だと言う。

もし、僕が彼らのように若い頃に
海外で暮らしていたら、
どうだったんだろうか。
なんて考えた一夜だった。

posted by みつあき at 17:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月06日

ヒロキの誕生日!

昨夜は1日遅れでスタッフのヒロキの誕生日だった。

ゴールデンウィーク最終日というのが、
次の日曜日なのか、それとも昨日なのか
よくわからない中で(笑)
知っているお客さん、
知らないお客さんも含めて
たくさん来てもらえて、
ヒロキも嬉しそうで良かった。

日頃、ヒロキは、スタッフの中でも
クールな印象が否めない。
好き嫌いもハッキリしているし、
言いたいことは言う。
でも逆に言うと、きっちりとしていて、
その分、気遣いも多く、優しい。

うちの店のカウンター上のフライヤーやら、
クリスマスのデコレーションなど装飾関係も
ほとんど彼の手に寄るモノで、
ホント、有難い。

お客さんにも敢えて媚びるようなことはしないけれど、
それでも話をし出すと、カウンターの外では
決して感じられない部分が見えてくるから、
人間って不思議だなあ、そう思う。

そうそう。
ヒロキと言えば、最近、笑える話があって
店で「あの映画で泣いた」とかいう話になっていると
「映画やテレビで泣くってワケわかんない!」
と言っていたのが、とっても印象的。
と言うか、とってもヒロキ的。

そんな事言って、男に泣くことだって、
あるんでしょ?と言われると
「まさか。あり得ない!」と言っていたけれど、
きっと一人で、ハラハラと涙を落とすことも
あるのでは、と思ってしまう、そんな男。

いずれにしても、いつも、ありがとう!
これからも、よろしくです。
posted by みつあき at 19:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

慰労会と快気祝い

一昨日は、このブログにも書いた熊本在住で
先日の震災を体験したキョウスケが
上京したのに加え、
ここひと月、盲腸をこじらせ入院していた
アキオが無事退院した、ということで
友人同士が集まった。

まず、キョウスケは、自分の部屋は
グラスがすべて割れたりした程度だったけれど、
近所では倒れてしまった家屋もあり、
駐車場からは車がまったく出せない状態。
九州には大きな地震がないと思っていただけに
多くの人が信じられない面持ちだったようだ。

車で30キロばかり離れた職場は大丈夫だったらしく、
ガスや水道が止まったキョウスケは、
洗濯物や、使った食器を職場まで持って行き、
人が帰ったあと、洗っていたようだ。

そんなことも含めて、熊本の様子を
病院のテレビで観ていたアキオは
肉体的にも、精神的にも
かなりヘビーな状態で、
色々な意味で辛かったようだった。

いつもは明るくてめちゃくちゃ元気なアキオが
メールのやり取り上でも、
少し落ち気味で、ずいぶん心配したけれど、
こうして退院出来て、まったく変わらず
元気いっぱいだったのは嬉しい。

同時に、ちょっと落ち着いてきた、という
キョウスケもほっとしていたようで
これまた良かった。

普段ではまったく当たり前だと思っていることが
こうして健康だったり、ごくごく普通の暮らし、が
出来ていることが本当に幸せ。

二人と共に、周りにいるみんなも
そう思ったに違いない。




posted by みつあき at 15:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月04日

コワモテ兄貴の登場

昨夜、8時オープンと同時に、
坊主頭にサングラスに皮ジャンの人が
入っていらっしゃった。
「初めてだけど、大丈夫ですか?」と。

「もちろんです」と応えながら、
このあたりではあまり見ないタイプで
「どなたかのご紹介だったりするんですか?」と尋ねると
「ブログを見て」ということだった。

一見、コワモテ、でもどう見ても
僕よりも若いだろうなあと思いながら
話をしていたら、なんと65歳!
とっても、そうは思えない感じだった。

結婚して、子供も3人、
ずっとやりたいことしかやって来なかったから
若く見えるのかなあ、とおっしゃった。

え?ノンケなんですか?と聞くと、
好きになった相手だったら
男でも女でも関係ない、
「たぶんバイだと思うよ」と。

クラプトンやディラン、
そしてマイルス・デイヴィスが好き
若い頃は、寺山修司やアングラ芝居が好きで、
体制や決まりごとが大嫌いだったとおっしゃる。

そのあと、お店はどんどん混み合って来て、
それ以上、ゆっくりお話をすることも
出来なかったのが本当に残念。
こういう年上のかっこいい親父(失礼、あ、兄貴か)を
見ると、自分の果してこうなれるだろうか。
なんていつも考えてしまうのだ。


続きを読む
posted by みつあき at 17:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする