2016年04月29日

正面の座席のあの人が!

大学院から中途採用で、一流企業に就職して5年経過した
ヨウジ、35歳は、店が始まる前からの知り合いだ。

彼の部署で、真向かいに座っている、
そろそろ50になるヨウジの上司は、
入った頃から自分と同じ匂いがするタイプだった。

短めの髪に、オシャレな装い。
そして未婚。

1年ほど前、ヨウジはゲイ友に紹介されて
行った(ゲイの人がやっている)居酒屋で
偶然、その上司の写真を見ることになる。

「この人って」とヨウジが、
その居酒屋の主人に尋ねると
「あ、これ、僕の友だちだよ」とひと言。

それがきっかけでヨウジはある時に、
自分がゲイであることをその上司に告白。
もちろん、上司のことを知っていると言わずに。

彼はすぐに、自分もそうであることを
ヨウジにカミングアウトしたらしい。

上司はもう15年もパートナーと付き合っていたり、
あらゆる国のゲイバーなどに訪れているということを
語ってくれ、すっかり自分の人生を
謳歌している人だとわかったと言う。


そんなこんなで、一昨日、
ゴールデンウィーク突入前の
深夜に、二人は店を訪れてくれた。

上司と部下。
色々な意味でバツが悪くないか、と尋ねると
特にそういうこともなさそうだ。
「友人」と呼べるようなカテゴリーとはもちろん違うようだが、
お互いにゲイであることをわかったことから
仕事上でもより良い関係性を持つことが出来たと言う。

仕事で、仮に同じ同性愛者だとわかっても、
なかなかこういう方向に行く、ということもないだろう。
むしろ、近すぎる関係性に
不安を抱く人も多いだろう。

そう思うと、二人は類い稀なる
上司と部下、という関係になるのかも知れない。
もう会社組織からは外れてしまった僕ではあるが、
ある意味、羨ましい関係だったりする。

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2016年04月27日

旧スタッフの話 その2

前回に続いて、先週、旧スタッフが来てくれた時の話。

2年ほど手伝ってくれていたJは、店を始めた当初、
半年ほど通ってくれていて、それから間が空き、
その後、毎日のように通ってくれていた時期もある一人だった。

責任感が強く、言いたいことをしっかりと伝えるJだったが、
ある日、ある時、職場でカミングアウト。
店に来ているお客さんたちを
驚かせたようだった。

その後、うちの周年パーティなどの
パフォーマンスを手伝ってくれた。

それから数年経過。
店のアルバイトの人数が足らなくなった時に、
以前、他店で手伝ったこともある、というJに
手伝ってくれないか、僕は改めて頼んだ。
Jは仕事が立て込んでいない限りは
できるだけ力になれれば、と
快く引き受けてくれた。

そして去年、仕事の忙しさもあり、
Jは急遽、店をやめる、ということになった。

彼の仕事の状況もあり、それからほぼゆっくりと
話すことがなかった。

先週の深夜、Jと、過去、話すことが出来なかった
店のこと、彼の人生について、
そして僕自身のことなど
ずいぶんじっくり話すことが出来た。

うちの店の場合、
ほぼ全員が昼間の仕事をやりながら、
店を手伝ってくれているワケで、
Jと話しながら、そのバランスや
店との距離感などを、改めて考えさせてもらえた。

過去、30人近いほどのスタッフに支えられている
Bridgeだが、改めて感謝をしなければ、
そう思った一夜だった。


posted by みつあき at 18:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月25日

旧スタッフの話 その1

店にいて、本当に嬉しく思うのは、
現スタッフもそうだけれど、
旧スタッフも多く飲みに来てくれることだ。

それぞれが仲が良かったり、
旧知のお客さんと会うことも喜びだったりするようで
そういう光景は僕にとって本当に有難く思う。

特に週末になると、大体、3人くらいは
誰か来てくれていたりするから嬉しい。

先週の平日、二人の旧スタッフが別々に来てくれた。

一人はK(いつもスタッフは実名だったり、
場合に因っては別名だけれど、今回はイニシャルで
わかる人にはわかる。笑)。

彼はオープンして2年目くらいから足かけ4年ほど
手伝ってくれた。
当時20代前半だったが、
みんなに羨ましがられくらいの
ルックスにもかかわらず、
何故にこれほど自信がないんだろう
そう思うほど、引っ込み思案で
おとなしく、いつも下を向いていた。

Kとは当時、店が終わってから、飲みながら
よくいろんなことを話した。
彼の自信のなさの原因や、
それを突破できない何か。
僕自身の中にもついこの前まで、
そしてひょっとして今でもあるような事だらけだった。

いかにそれを超えていけるか。
ネガティブな出来事を、いかにポジティブに
持っていくか、そんな事を延々と話したりした。

その後、Kは海外留学をするために
1年ばかり店を休むことに。
帰国後、顔を見せたKは、
見違えるほど生き生きとしていた。

海外で一人で暮らす、ということから
便利で楽な日本の生活とは違うことを
身に染みながらも、楽しんだと言う。

その昔、写真上で、とても爽やかだった笑顔は、
実際改めて会うと、それ以上に頼もしかった。
初対面の人には、すぐ自分の名前を語り、
握手を求める。
店のカウンター越しにでもそうだった。

先週、店を訪れたKは、
「基本的には今でもそんなに変わっていないかも」
そう笑うけれど、確実に大きく変化し、
こんな年上の僕が羨ましいと思うほど成長した。

それはほっそりとした身体が、
ジムのトレーナーになったことで
大きくなったことも含めての変化だった。

仕事の忙しさから、なかなか手伝えなくて、と
一旦、店を離れてしまったけれど、
こうして顔を見せてくれるたびに、
外見に比例するようにたくましくなっていく
その姿を見るのが楽しみだ。


posted by みつあき at 19:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月23日

営業部長たちの来店

つい先日受けたYahooニュースでの
長文インタビューが昨日、掲載されたようで
何人かの地方の友人たちや、
知り合いからメールをもらった。

いやはや。軽く受けてしまって、
反響があるというのもビックリで
こんなつまらない親父の半生みたいな記事が
結構長いページを割かれていることが
いささか恥ずかしい。


そんな夜、まったくそんな事は知らなかった
前の仕事場の営業(僕は制作だった)のおっさん二人が
店に来てくれた。

一人は60代を少し越し、一人は50代半ばだ。
二人とも、女好きで、ゲイの話などまったく無縁。

うちの店なんて来ても面白くないだろうに、
そう思ったけれど、一人とは18年ぶりくらい。
もう一人とも、14,5年。
人ずてに聞いてから、是非会いたいとのことだった。

うちの店に来てくれる他の多くの僕の知り合いのストレート同様、
すみのほうで気遣いしながら飲んでもらって
少し申し訳なかった。

二人とも子供がもう30代。
二人の話から、多くの知人たちが病気になったり、
亡くなったりしたことを知った。

知らず知らずのうちに時は流れていく。

取材で受けたインタビューを改めて読んだりすると、
子供時代から、学生、そして社会人になった
一連の流れなんて、あっという間。

どの思い出も、ついこの間のように感じてしまう。

人生なんてそんなもの。
泡のように消えてしまうのかも知れない。

まあ、今となっては何も捨てるモノもなければ、
自分らしい人生を送っていければいいかと。

記事などの影響で、ひょっとして
今までいらっしゃらなかった方たちの来店が
あるかも知れないし、ないかも知れない。

そこに何の線を引くつもりもないけれど、
いずれにしても、まずはゲイの皆さんに居心地が良い場所、
であることを大前提に、より良い店作りを
心がけていきたい、そう思っています。
今後ともよろしくお願いします。
posted by みつあき at 17:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月22日

運命を決める瞬間

サイトウさんは、数ヶ月に一度、
地方都市から出張で上京する。
一人で認知症を患ったお母さんを看ながらの
生活だが、この時期だけは
何十キロか離れた姉夫婦のところに
お母さんを頼んで、自宅を離れると言う。

そんなサイトウさんは、
今から10年近く前に、前いた会社を辞め、
半年ほど、ニューヨークとロンドンで
暮らそう、そう思ったことがあったと言う。
もちろん、お母さんがまだまだお元気だった頃のこと。
そして、あちらで就職する、ということではなく、
あくまでもゆっくりとその後の仕事について
考えようとしていたようだ。

ニューヨークで3ヶ月暮らした時に
たまたま知り合った人と今までやった仕事、
そしてこれからやりたい事などを
話したりしたことがあった。

それから、またロンドンで暮らそうと
あちらに着いて、家探しを始めようとした矢先、
ニューヨークで会った彼から
こういう仕事をしないか、
という連絡があったと言う。



結局、サイトウさんはその後、
ロンドンで暮らすことなく、
日本に戻って来て、仕事を始めることになる。
また、当初、東京にでも出て
仕事をしようと思っていたことも
色々な理由から実家で出来る、
ということに落ち着いた。

あの時、ニューヨークに行かず、
ロンドンから暮らし始めていたら、
どうなっていたのか。
また、東京に来ていたとしたら、
今のお母さんとの生活もない。

あの日、あの時、あの場所にいなければ。
人生というのは、本当にそういう偶然(必然?)の
積み重ねだったりする。
でも、そういう事で人生というのは
本当に運命に導かれていくのだ、
僕自身、つくづくそう思う今日この頃である。

posted by みつあき at 19:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月21日

電車で始まる恋

35歳になるキヨシ君は、
とある私鉄沿線の駅に住んでいる。
そして、ほぼ同時刻、同じ車両に乗って
新宿に向かっているのだが、
去年の秋頃、新宿で降りた時に
「すみません」と声をかけられた。

振り返ると、自分よりも少し若い、
でもさわやかでガッチリした青年が立っていた。
「こんな場所で、気持ち悪いと思いますが、
もし良かったら、今度、お茶でもしてもらえませんか。」

「え?何で、僕を?」と尋ねると
「今度、もし会えたら、ゆっくりお伝えします」
と言い、メールアドレスを書いた紙を渡された。

そこにはフルネームと電話番号も書かれていた。

キヨシ君は、その彼が言うように
半分は気持ち悪い、とも思いながらも
その外見に惹かれて連絡をした。

彼はもう随分前から同じ車両に乗る
キヨシ君のことを(ゲイとは知らず)
好きなタイプだなあ、と見ていたという。

その彼いわく、とある土曜日の午後、
同じ私鉄の中で、キヨシ君と彼の友人らしき人が
一緒に乗っていることを見たことがあったそうだ。

そしてその友人が、何と彼の友人の恋人
(ここのところ、ちょっとややこしい)だ
ということを気付いたのだ。

ということは、キヨシ君はゲイだと。

まあ、そんなこんなで、それがきっかけで
二人はデートをし、そしてなんと
その彼が今のキヨシ君の恋人となったようだ。

ホント、人生、何があるか、わからない。
電車の中で始まる恋というのもあるのだ。


posted by みつあき at 15:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月19日

外国籍を持つ

ケンゾウ君は、半年ほど前に職場の都合で
ハワイに移り住んだ。
そして一昨日の日曜日、
久しぶりに親友のソウスケ君と共に
店に寄ってくれた。

移り住んだ、とは言っても、
仕事の都合でふた月に10日間ほど
日本に帰国しているとのことだ。

40歳を過ぎたばかりのケンゾウ君は
今まで外国生活をすることなど想像したこともなかった。
旅行に行っても、日本と違って不便なことも多く、
その環境の違いに無理して適応することもいやだった。

ただ、ハワイは違った。
日本人観光客が多いということだけではなく、
日系人も多いこの土地は、すべてがのんびりしており、
かつ、人も優しい。
通常、アメリカ大陸で感じる理不尽な差別的なモノも
まったく感じることがない。

そして、仕事の都合もあって、
他の人たちよりも確実に、早く、グリーンガードも
取ることが出来るのだと言う。

どちらかと言うと、文化的なアーバンライフの中に
いた東京の生活だったけれど、インターネットがある現在、
ハワイのような場所でも、どちらの生活も
十分に楽しめるとも思う。

それが現実になるかどうかは、
まだわからないけれど、
いずれにしても、ずっと暖かい国で老後を送る、
ということも視野にいれている。

加えて、ケンゾウ君にとって、
幸運だったのが、日本を出る直線に
ひと回り下の恋人が出来たということだった。

友人のソウスケ君いわく、
その彼氏は本当に素敵な人で、
外国に行く直前に彼のような人と出会えた、
というのは、心から羨ましい、そう言う。

今は少しだけ遠距離だけれど
(それでも行ったり、来たりで毎月、
一週間ほどは一緒にいられるようだし)、
いずれは二人でハワイに住むことも
考えながら、楽しい日々を送っているそうだ。

ケンゾウ君の幸せそうな表情は
見ているだけで、こちらも幸せな気持ちになった。
posted by みつあき at 15:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月18日

過去の・・・人数

土曜日に来てくれたゴウジさんは45歳。
凛々しい眉に一文字に閉めた口が
エロさを強調して
「エロいって言われるよね?」と聞くと
「うん、言われる、言われる」と、答える。
この世界、エロいというのは褒め言葉だ。

「色々な男を泣かせてきたんでしょう?」と
お客さんたちに言われると
「泣かせたこともあったし、泣いたこともあった。
まあ、結構経験は豊富だから」と言いながら
「実はやった男を、
全部手帳に付けているから」と加えた。

これにはびっくりした。
こっちの世界、
結構不特定多数とやる機会もあれば、
かなりの人がそれなりの人数と
出来ているだろうけれど、
だからと言って、付けている、と聞くのは初めてだ。

それは挿入行為なのか、どちらかが射精するまでなのか、
それとも裸になって抱き合ったらなのか、と聞くと
「自分がやった、と思えば、それはカウントしている」と。
なるほど。

それにしても、昔、友人たちと
やった相手の数、付けたりしている人いるかなんて、
バカな話をしていたが、
まさか、こんなところにいたなんて!!!

あなたは何人くらいですか?
僕はもう昔過ぎて、覚えてない(笑)

posted by みつあき at 19:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月17日

被災地を思う

前回の木曜日のブログの中で、
熊本の地震のことを書いたけれど、
あれは前震で、金曜日の朝、本震といわれる
さらに大きい地震があったのは
報道でも知られているとおりだ。

この前、無事だったと書いたキョウスケは
結局、家の中の食器は全部壊れ、
風呂にためた水が溢れ、家中水浸しとなり、
駐車場からは車が出せない状態となったようだ。

一応、避難所に一旦、向かい、
帰宅すると今度は水が止まってしまったと言う。
まだまだ余震も続き、予断は許せない状態なようだ。

また、彼以外でも、店のお客さんで
コウジロウや、ミツオも
実家が熊本だった。

連絡をしてみると、コウジロウは
海側らしく、今回は津波もなく大丈夫だったとのこと。
ミツオのうちは、被害がかなり大きい場所の
すぐ近くだったらしいが、
みんな無事だと確認できたと言う。

たぶん、他にうちの店にいらっしゃった方たちの中でも
何らかの被害に遭われた方がいるかも知れない。

阪神淡路大震災の時は、今はなき僕の実家も
壁にひびが入り、両親はものすごく
怖い思いをしたと言っていた。

そして5年前の震災の時に味わった恐怖。

戦争などとは違って、人間の力では
どうすることも出来ないだけに、
苛立ちを隠すことが出来ない人も多いと思う。

いずれにしても、被害がこれ以上大きくならないことを
祈りたい。
posted by みつあき at 19:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月15日

とりとめのない一夜

昨夜はとっても不思議な夜だった。

滅多に来ないけれど、自分のバースデイを
この店で祝ってもらいたかった、というロクスケ君が
入ってきて
「僕、霊感が強くて、今日は僕のお祝いに
多くの人が来てくれる」と言った。

そんなさなかに、
常連で、チンザノの赤、白をいつ同時に入れてくれている
エイサクちゃんが来てくれたと思えば、
20年来の知り合いでテレビ局勤務のヨウヘイが
友人と共に、6、7年ぶりに。
そして、初めてだという10歳離れたカップル、
また最近、すごい大失恋をした、というコンドウちゃん、
などなど、まだ9時前だというのに
あっという間に、座席が埋まっていく。

そのうちに、ちょっと店が揺れたと思っていたら、
その1時間後、熊本地方で震度7という
揺れが起こったとお客さんが教えてくれる。

熊本からたまに来てくれるキョウスケから
つい数日前、でこぽんを送っていただいたばかりで
とっても心配になる。
(今朝、メールの返信で、無事を確認できて
ホッとしたのだが)

何だかとりとめのない文章にしかならないような
とりとめのない一夜だったけれど、
九州地方では、新幹線も脱線して大変な様子だ。

これ以上、余震で被害が増えないことを祈りたい。

posted by みつあき at 20:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月14日

生きている意味

母の元へとまた行って来た。
会うたびに、母は無口になり、
自分の想像の世界に生きているような、
夢の中にいるような、そんなふうである。

ついこの間までは、僕が尋ねることに
応えることは出来たけれど、
よほどじゃない限り、それもない。

何とかやっていた百人一首も、もう言うことは出来ず、
音楽を聴きながら口ずさむこともない。

今回、僕が行った3日間で、
母の言葉を聞いたのは、5言か、6言か。
介護士の人に「ありがとうございます。」と
言ったことや、食事の時に「美味しいわ」と言ったこと、
そして、あとはほとんど何を言ったか、
聞き取れない。

でも、「有難い」と思ったり、
「美味しい」と思ったり
(たとえ、それがいつも言っていた習慣性のものだとしても)
それだけでも、母は、まだ生きている、
ということを何とか実感しようとしているのだろう。

こんな風になってしまって
「生きている意味はなんだろうか」
そういう人もいるかも知れないし、
僕自身、そう考えたこともある。
でも、こういうささやかで
ちっぽけな母の感情が
「その時」が来るまで、
きっと続いていくのだろう。
そう思わずにはいられなかった。

posted by みつあき at 14:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月10日

お知らせ

本日10日、11日はみつあきが
帰省のため、スタッフが入ってくれます。

本日は、恒例の六尺デイをタクヤが、
明日、11日はシマが営業いたします。

よろしくお願いします
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2016年04月09日

ヨーロッパからの旅人たち

外国人観光客が増えたからなのか、
外国のサイトに載せてもらってからもあって、
WEBサイトから昨日も3組の外国人旅行者の方が
いらっしゃった。

ひと組目は、スウェーデンから何と22歳という若い二人。
ブロンドで白い肌の青年だったが
その若さで、色々なところを旅行していると言う。
ストックホルムには僕の実の兄貴が住んでいて
僕は18歳の時(遠い目)に行ったきりなのだが
その頃、もちろんゲイバーなんてところには
行く術もなかった。

尋ねてみると、あちらではゲイバーは
7、8軒しかなく、それもクラブ系の大箱のみ。
うちのような落ちついた小さな店はまったくないとのこと。

あちらではまだまだ凍るような寒さが
続くようだけれど、
テラスで飲めることを、すごく喜んでもらえたことが
とても嬉しかった。

もうひと組はロンドンからの
40くらいのかっこいい兄貴風二人組。
色々話をしてみると、彼らは物凄い映画好き。

好きな映画の話をしてみると
「マイ・ビューティフル・ランドレット」
「ビューティフル・シング」(これは日本では
L&G映画祭のみで公開)という2本のゲイ映画を言った。

うちの店には、たぶん日本で公開された8割から9割くらいの
ゲイ映画のパンフレットがあり、彼らは非常に嬉々として
ひとつひとつを歓声をあげながら見てくれた。

ちなみに欧米では、パンフレットというモノは
ないらしく、ものすごく興味深かったようだった。

posted by みつあき at 20:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月08日

自分が自分で在る、ということ

ここでもよく書くのだけれど、
僕が店をオープンして9年、
このブログ、またはホームページのみならず、
Facebookやtwitter、LINEなどによって
僕が同性愛者である、ということは
過去のストレートの友人、知人に
多く知れ渡ってしまった。

学生時代の友人や、会社の同僚のみならず、
その周辺のそれほど親しくない人たちも
何らかの情報から知ることが出来る訳だ。
すごい時代だ。

そんな人たちから突然連絡があったり、
訪ねて来てくれたりするのは、
気恥ずかしいながらも、とても有難い。

もちろん、こうやって連絡が取り合える人は
縁があったんだなあ、そう思うけれど、
知りながらも、もちろん連絡がない人のほうが
多いと思う。

昨日ももう15年以上前に一緒に仕事をした
仲間からいきなりLINEがあって、
「今度、お店に行きます!」と。
どちらかと言うと、「ホモ!?キモ!」
というようなタイプだと想像していただけに
ちょっとビックリである。

でも、そういう昔の仲間が、僕を通して
こういう世界が普通にあることを知り、
知見が広がっていくことは決して悪いことじゃない。

さてさて、そんなこんなで、
今さらだけれど、僕がゲイだとわかってしまって
(悪いことをしている訳ではないので、
敢えて『バレて』というような表現は使わない)
いやだなあ、困るなあ、そういう相手が
いるのだろうか、と考えてみる。

遠い親戚なども含めて、子供時代から
今にいたるまで(いささか大げさだけど)
色々考えてみるけれど、
多少気恥ずかしい気持ちはあれど、
絶対知られたくない、
そう思う人はほぼいない。

もちろん、聞かされたほうが
嫌な気持ちになる、それは仕方がない。
僕が吹聴することはないけれど、
何らかの形で知ってしまった相手だから、
あとはその人自身がその事実をどう受け止めてくれるかだと思う。

そんなふうに考えてみると、
引っ込み思案で、世の中怖いモノだらけだった
子供の頃の僕とはずいぶん変わったのかも知れない。
ある意味、何とでもなれ、だ(笑)。

ただ、ここで敢えて言いたいのは
それでもゲイであるというだけで、色々な人がいる。
死ぬまで同性愛者であることは
絶対誰にも言いたくない、
そんな人が圧倒的に多数であることも
よくわかっている。

誰も強制することなんて出来ないし、
僕自身、その人それぞれが決めればいい、
そう思う。

いずれにしても、たまたま同性が好きだった、
ということだけ。
それを隠そうが、オープンにしようが
大したことじゃない、
双方がそう思えることが一番だと思う。

posted by みつあき at 14:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月07日

若くして同性婚

昨夜来てくれたアキオ君は27歳、
3歳年上のアメリカ人と二十歳くらいの頃、
同じ学校で知り合い、
その後、ゲイバーでばったり会って
お互いにゲイだとわかった。

それから二人は付き合い始めた。
アメリカ人の彼は家族にオープンしていて、
両親はその彼の動向にはとっても前向きに
接してくれる。

ある時、アキオ君が一度だけ浮気をしてしまい、
それをパートナーが知り、傷ついた彼が
両親に相談をする、
という事態にまでなった、
ということもあったと言う。

その頃からか、アキオ君は、
その彼との関係を
本気で考えるようになった。

そして自分も、と両親にカミングアウトした
アキオ君の家の場合、
「やっぱり親戚には絶対言えないから
ここだけの話にするように」
と手厳しい言葉を投げかけられたと言う。

その後、あちらの両親から
「アメリカでは同性婚が出来るようになったんだから
こっちに来て、二人で式をすればいいじゃない」
そういう話がきた。

そして3年前の春、
二人はニューヨークで晴れて挙式。
そこにはもちろん自分の親族はまったくいなかったが、
相手のほうの親族や友人は多く集まったらしい。
とても感動的な結婚式だったそうだ。

ただ、アキオ君は自分の両親には
結婚の報告が出来なかったこと、
そして今の会社にも言えないでいることを
時折考えると言う。
二人とも日本の会社に勤めているせいもあり、
アメリカで生活をする、ということは
今のところ考えていないようだ。

27歳、という若さで、同性婚、国際結婚を
したアキオ君を待ち受けているものは
困難だけではなく、
素敵に広がっていく将来だろう。
より良い未来となるように祈りたい。

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posted by みつあき at 18:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月04日

まさかの悲報

つい先日、とあるお客さんから
一人の方の訃報を耳にした。

その人は、もう25年以上前に、
当時、流行っていた男’s(オッス)という
店で、マスターの故ハジメさんから紹介された
大きな中華料理屋を経営されている、という
舞台好きな僕と同世代のリョウジさんという人だった。
ほぼ僕と同世代で、
ブロードウェイのみならず、
日本の舞台にも詳しかった。

僕もたまに日本の舞台を観に行くと
客席で見かけたりしたこともあった。

その後、今は亡き8.8というお店に
行かれたりしていることを耳にしており、
花見の時に、うちの隣で開催されていた
8.8の集いの中にいらっしゃった。

うちの店には滅多に来られなかったけれど、
(たぶん、オープンしてから4回か5回)
そのたびにものすごく大酔っ払いして、
それでも好きな舞台の話をされていた。

去年の11月くらいだったか、
やっぱり深夜、1時を過ぎた頃に
かなりぐてんぐてんになっていらっしゃり、
「マスターはどんな舞台が好きですか?
それは何故ですか???」と
細かく詰め寄り、人の話を聞くばかりで
自分の話はほとんどされなかった。

でも、微笑みながらも、酔っ払ったうつろな瞳が
とてもチャーミングだった。

そして、亡くなったのは、
たぶんその直後のことだったようだ。

色々、聞いてみるけれど、誰も詳細は知らず、
たぶん、何らかの突然死だったのかも知れない。

今、思えば、しらふの時にでも、
もう少し舞台の話を聞かせてもらえれば良かった。

ご冥福をお祈りします。

posted by みつあき at 20:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

花見の宴が終わって

古くからの友人、タカヒサに頼んで
去年からこの時期、店内に桜を生けてもらっている。
とは言っても、寿命が短いため、
たった1週間しか楽しんでもらうことしか
出来ないのが残念。

今年も昨日の昼間、花見の宴を催すために
ここ1週間、楽しむことが出来、
それが昨日、見事に満開となった。

夕方から始まった宴は、ものすごい混雑で
懐かしい面々から、最近来てくれている若い人たちまで
すし詰め状態で、とっても有難かった。

本来なら、僕がカウンターの外に出て
多くのお客さんたちの相手をするはずが
まったく出来ずに、
スタッフと共に延々とお酒を作る始末。
失礼しました。

ともあれ、店内、テラス、押せ押せ状態だったけれど、
みんな本当に楽しそうで良かった。

また、来年、素敵な宴となるべく
良い花を咲かせられればいいなあ。

ありがとうございました。
posted by みつあき at 20:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月02日

年でたったの一週間!!

1年間で、たった一週間から10日、
桜が満開の時期がやってきた。

昨日は残念ながら、夜、冷たい雨が降ったけれど、
お店も花見帰りのお客さんたちが来てくれていた。

僕はその昔に中野区に住んでいたことがあって、
その頃は毎年、中野駅から新井薬師を通り、
哲学堂に続く道が本当に好きで、
毎日、会社に向かって車を走らせ、
桜のトンネルを抜けていた。

中野を離れてからは、千鳥ヶ淵に行くようになり、
本当にうっとりとするような美しさだけれど、
外国人も含めて、年々、人が増えているような気がする。

昨日、来てくれていたアイカさんカップルは
「このたった一週間、という儚さが
いかにも日本的で、本当に素晴らしいと思う」と言い、
昼間、都電荒川線で、桜並木を堪能したようだ。

毎年、この時期はお店のお客さんたちと
新宿御苑に行っていたのだが、
お酒を隠し持つのも、ほとほと嫌になり、
ここ2年は店に桜を飾って、
その一週間を楽しんでいる。

image1.JPG

明日の日曜日、飲み放題イベントもあるので、
ぜひ、楽しみにしていてください!!

16時から19時までです。

posted by みつあき at 13:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月01日

春に来る人

数年前から、西の地方都市からぶらりと
来てくれていたサブロウちゃん。
彼は30代半ばで、かなり優秀な会社員だ。

彼は自分の仕事について悩み、
去年の夏に新しい職場を求めて
東京に来ようかと思っている、と言っていた。

彼がどうしても入りたい、という
2箇所の職場。
それはあらゆる部分で
一長一短だったようだ。

どちらを選べばいいか。
それは金額的なことではなくて、
A社は、根本から顧客の事を物凄く考えている、
B社は、とにかく社長が大変、魅力的である、
というところだったと言う。
それに付随して、それぞれに首を傾げるところも
あった、と話してくれたことをよく覚えている。

そして、この春、サブロウちゃんは
晴れてA社を選び、選ばれて入社となったようだ。
問題があると思う部分は、自分が加わることで
少しでも変わっていけばいい、
今はそう思っているそうだ。

この前のブログで東京を離れていく
モトヒロさんの事を書いたけれど、
サブロウちゃんのように
初めて東京に住む人もいる。

いずれにしても、常に世の中はまわり、
お客さんも少しずつ変化する。
寂しさの中に、ちょっとした喜びも
花開くそんな春だ。
posted by みつあき at 19:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

春に行く人 

50歳になるモトヒロさんが店に最初に
来てくれたのが、もう4年ほど前になるだろうか。
あとになって、野球をやっていたり、
ずっと女性と付き合っていた、ということを
聞いたせいか、最初はずいぶんノンケっぽい人だなあ、
そう思っていた。

ただ、僕が話しかけるたびに
「あ、無理して話しかけないでもいいです。
一人でぼ〜っと飲んでいるのも楽しかったりするので」
そう言った。

お客さんの中にも確かにそういう人はいる。
でもモトヒロさんは特別で、その後、
少し付き合ったボーイフレンドと共に
店に来てくれていた時期も、
その彼ともずっと口をきかないでいたりして、
本当に不思議な人だなあ、そう思っていた。

それからどれくらい経ってからだろうか、
彼は驚くほど、色々な人と話すようになった。
何が彼をそうさせたのかわからないけれど、
他店でも、ほとんど黙って飲んでいた、と
言っていた彼とある程度親しい友人のジョウ君なども
本当に驚いていた。

ものすごく社交的、というのかどうかはともかく、
とにかく最初の印象とはまったく違う。
店を9年やっていて、これほどまでに変わった人は
(それもこの年齢で!!!)僕は
あとにも先にもわからない。

そんなモトヒロさんが、転勤で東京を
離れることになってしまった。
いつの日か、サシでたくさん話がしたい、
そんな事を思っていた矢先の話。
2、3年でたぶん戻って来るとは聞きながらも、
多くの若い人たちよりも、少しだけ
僕に年齢が近いこともあって、
とても寂しくなったりした。

まあ、数ヶ月に一度戻って来たり、
僕が母の元に行くついでに会うことが出来たりするだろう。
その日を楽しみに、彼の前途を祈ることにしよう。
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posted by みつあき at 14:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする