2012年01月30日

男二人で育てた息子

たまにぶらりと来てくれるアゲモツさんが、友人を連れて来てくれた。
僕よりも少し年配のアゲモツさんは、まさか結婚しているとは!と思うほど
結構派手なファッションなのは、
彼がその類の仕事であるからだ。
そのお友達ボンマルさんも僕と同世代。
アゲモツさんよりも、さらに奇抜で、
自他ともに認めるほど、かなりフェミニンな雰囲気。
装いも革ジャンの上にゴージャスな毛皮を羽織って、
話しかたも、芸能界のオネエ軍団も真っ青という感じだ。

アゲモツさんはそろそろ成人するくらいの男女の子供たちがいるけれど、
驚いたのは、このボンマルさんも
もうとおに20歳を越えた息子を二人持っているとのこと。

彼が結婚を決めたのは、男にふられてしょげていた時に、
奥さんが「私と結婚しよう」という言葉に思わず乗ってしまったということ。
二人息子が出来たものの、ボンマルさんに男の恋人が出来た事で離婚。
長男を男二人で引き取り、20年近く一緒に育てたと言う。

海外では聞いたことあるし、女性同士のレズビアンの場合、
二人でどちらかの子供を一緒に育てている、というのも耳にしたことがあるけれど、
彼のようなケースは初めて聞いた。

一番ショックだったのは、父兄参観の時に
「お父さん、頼むから地味にして来てね」と
息子に言われ、どういう格好をしていいかわからず、
今日のような毛皮のコートに、ピッタリとしたパンツを履いて行ったらしい。
息子の女友達からは「お父さん、カッコイイね」と言われたものの、
他の父兄から攻撃にあったのも、今は良い想い出らしい。

そして、その息子さんは、何を思ったか、
十代の時から軍歌を聞きまくって、今や右翼で引きこもり。
昔、あれだけ優しかったのに、まったく口を聞かないほどの
反抗期だと言う。
なおかつ、父の勘としては、どうやらゲイという気もするとのこと。

あまりにも驚く話ばかりで、聞き出したら止まらないほど
かけ離れた人生でビックリしたけれど、
ボンマツさんいわく
「私、自分が飛び抜けて変わってるっていうのが
よくわからないのよね」と言う。

それが彼の魅力であり、強さなのだと確信した夜だった。
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2012年01月29日

外国人にとってこの寒さ

うちの店は有り難いことに、海外からのお客さんもよく来てくれるのだけれど、今日の土曜日は
いつになく多かった。

モンゴル、アメリカ、中国、台湾、韓国、etc.
そんな中で常連でもあるモンゴル人のチルドックが言うには
「世界で最も寒い都市は、モンゴルのウランバートルだと思う」とのこと。
確かに、彼のiPhoneが差す温度計は、ウランバートルー30度!!
他で色々見てみても、ロシアのイルツーツクがー20度代だったりする。

それでも、チルドックは「屋内は東京のほうがずっと寒い」

韓国人のサンドンちゃんは、昨日、ソウルから帰って来たばかりだと言うけど、
今回は東京のほうが寒いと思うようだ。

なるほど。モンゴルはお湯を使った暖房で
身体の芯から暖まる感じだし、正直、エアコンに比べると
身体にもいい。

サンドンちゃんが言うのには、韓国は石を使った床暖房で
これもまた温かいらしい。

それにしても、今の気温(朝の5時過ぎ)
東京は1度。
来週には零下にもなるらしい。

日本人にとっても嫌気がさすほど寒いんだけど、
海外からの客人は本当にたまらないようだ。
あとふた月くらいは、寒さが続きそうだ。
ううう・・・。

posted by みつあき at 05:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月28日

Bridge部活!?

キョウシロウがオーストラリアから一時帰国したここふた月。
平日もヒロフミと交代で入ってもらっているせいか、
お客さんたちとも盛り上がっている。
とは言っても、彼が日本にいるのもあと一週間。
最初に手伝ってもらっていた時は、
まだ23だかで、若い若いと思っていたら、
今や、彼より若い人だってチラホラ来てくれたりする。
時が流れるのは本当に早い。

そんなキョウシロウは、高校時代やっていた剣道を
オーストラリアでもやっていて、勉強とアルバイト以外
道場に通う日々らしい。

キョウシロウは、以前やっていたスタッフのタクヤや、
ツカサを入れて、Bridge剣道部を作りたいなんて言って突然言い出した。
昨日はお客さんでやっぱり昔やっていたという
ジュンゾウも意入れて
誰が先鋒で誰が次鋒なんて盛り上がる。


かく言う僕も高校時代だけは剣道部に所属していたものの

あれから35年も経っているから、さすがに(笑)

それに、キョウシロウが次に帰国するのが、1年後かと思うと

結構先の長い話だ(その頃、僕はさらに老いぼれているし。)


それにしても、他の店ではテニスサークルやら、卓球部やら

やっているらしく、以前、ヒロフミがBridge ダンス部を作りましょう

なんて言っていた。


さあ、どうなることやら(笑)


posted by みつあき at 15:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月27日

喧嘩が尽きないのは、仲が良い証拠

カミワシちゃんとカボシちゃんは、付き合って10年という仲。うちの店にもオープン1年目くらいから、一緒に、
時にはそれぞれが一人で、来てくれている。
二人は共に40を過ぎているけれど、
親御さんと暮らしているという都合上、
同棲はしていない。

しかしながら、ほぼ毎週末は一緒に過ごしているようだし、
毎日連絡をマメにとりあっている。
そんな二人を「オシドリカップル」と若い人たちからも
羨ましがられている。

そんなカミワシちゃんがクローズ前にぶらりと来て
「仲良く見えながらも、うちの喧嘩って凄い。
ついこの前も、胸ぐらを掴んで殴り合い寸前まで行った」と言う。
理由を聞くと、ちょっとしたことからの言い争い。
そのたびに、何度別れようと言ったか。

面倒臭がり屋の僕なんかは、ぶつかったり
大声を出したりするエネルギーがないせいか、
基本的には、付き合った相手と喧嘩をすることは多くはない。

けれど、この二人を見ていると、喧嘩をするほど仲が良い、
というのはよくわかる。

その取っ組み合いの喧嘩のあとは?と僕が聞くと
翌日、何事もなかったように電話するのが基本。だそうだ。
ごちそうさまと言うほかないじゃない。
これからも末永く、幸せにいてほしい。
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2012年01月26日

ゲイ・ファッションについて

ファッション業界で仕事をしているヒラジロが来て、スタッフのキョウシロウも交えて、
ゲイのファッションとノンケのファッションの違いを
語っていた。

短髪で、ラガーシャツ、季節はずれでも半パン、
肩からバッグを斜めがけなどと言うイカニモ系は
ある層からは可愛いとされるけれど、40過ぎても
それをやっていると痛いと思うと言う。

逆に上から下までファッショナブルで、ピアスにブレスレットや指輪
というのも、かなりやり過ぎでどん引きだったりすることもあると言う。

たとえば、ストレートで、休みの日にしか
普段着を着ない人など、ほとんどトレーナーとジーパン。
それも色などまったく気にしていなかったりする。
家の周りなど、ジャージで歩き回る。

かと言って、年相応というのがどういうファッションなのか。
20代、30代はともかく、40代も後半になると
本当にゲイは何をきているか、というのが
若い年上好きにはかなり気になるらしい。

僕自身、50を過ぎて、ジーンズもはけば、
夏にはTシャツだって着る。
「マスター、若いですよね」という言葉が
「若作りですよね」「痛いですよね」というふうに
聞こえなくもない。

さほど気にせず、かと言って多少の気遣いがある、
という微妙なお洒落、というのが必要なのかも知れない。
いやあ、とても付いていけないかも(笑)だ。
posted by みつあき at 05:14| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月24日

雪の降る夜は

今日(日が変わってしまっているから昨日なのだけれど)、21時前後から降り出した雪はあっという間にベランダの手すりに積もり、
店の大きな窓からはどんどん舞い続ける雪が見えた。
去年もそうだったけれど、こういう日は
店の電気をいつもよりも暗くして、
ほぼキャンドルだけの状態で、雪明かりを楽しむ。

そういう雪景色を見ながら、あまり混み合っていない店で
数人でまったりと飲む。
それはそれで、うちの店ならでは。
こういう時は、これだけ大きな窓があって良かったなあ。
つくづくそう思う。

そういう日は、結構シリアスな話で盛り上がる。
ジワヲちゃんは30代にして、会社の代表をやっている。
お気に入りの部下たち(ルックスも含めて、とは本人の談)に囲まれて
とても恵まれた職場だと言っているけれど、
ちょっと気になるのが、自分がこのまま独身でいて、
誰にもカミングアウトしないでいること。

世の中には、カミングアウトしながらも、
まったく堂々としている会社役員や、代表も比較的いたりする。
海外では「何が悪いの?」と言わんばかりだ。
社内はともかく、部外者や、家族にまで
それが伝わってしまうこと。
それはかなり慎重にしなければならないし、
そういう事を考えると、やっぱり出来ないなあと思う。

ただ、カミングアウトしてしまった人たちを見てみると、
そういう事が理由で、社員が離れていったり、
会社が潰れたり、ということはまずない。
むしろ、その正直さに、グイグイと部下たちが信用して
付いてくる、という傾向だってある。

ジワヲちゃんがこの先、カミングアウトしようがしまいが、
僕にとっての彼は変わらないけれど、
いずれにしても、一番楽な形でいてほしい、
それを願うだけだ。
posted by みつあき at 05:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月23日

ラブラブな二人

今日は付き合って3ヶ月、というハズマタ君と、マスヨシ君が一番最初のお客さんだった。

ハズマタ君と会ったのは、5、6年前。
僕がまだ店をやる前に、手伝っていた店に来てくれた。
それから彼は何人かの人たちに恋心を抱き、
その片思いに破れ、よく悩みを打ち明けてくれた。

40を過ぎて少し経つハズマタ君、今日、改めて聞いてみると
人ときちんと付き合う、ということに行き着いたのは
今回のマスヨシ君が初めて、ということ。

片や、30代後半に差し掛かったマスヨシ君は、
5人ほど付き合った人がいたけれど、なかなかうまくは行かなかったようだ。

そして突然の出会い。
長い時間はかかったけれど、タイミングがうまく合ったと言う。

デート慣れしていないハズマタ君は、マスヨシ君から
家具のイケヤに誘われただけでも大感激。
マスヨシ君からしてみると、こんな事で喜んでくれる
年上がいるなんて・・・とそれも嬉しそうだ。
マスヨシ君は、イケヤに行く人混みの中で
ここで「手を握ってもいい?」とか
「キスしていい?」と、ハズマタ君に問いかける。
「何、言ってんの?公衆の面前で」とあたふたするハズマタ君が
面白くて可愛い、とマスヨシ君は言う。

付き合って3ヶ月。こんな幸せがずっと長く続けばいいね。
当てられっぱなしの時間でした。
posted by みつあき at 03:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月22日

またまた久かたぶりの!!!

夕べ、ムロヒロちゃんが、連れて来てくれたのが物凄く久しぶりの「カンキチ君」だった!!

カンキチ君とは、それこそもう25年ほど前に、
クロノスというバーで隣り合わせになった。
彼はその当時、結婚しており、
僕は僕で、長く付き合っていた女性との恋愛が終わって
数年経っていた頃だった。

お互いに映画が好きだったり、
価値観が近かったりして、長い時間、色々な話で盛り上がった。
その後、同じお店で2度か、3度会っただろうか。
しかし、携帯やPCもなかった当時、
特に連絡を交換することもなく、年月は過ぎた。

その数年後、風の噂で、彼は離婚し、
結構著名な人と付き合っているらしい、ということを聞いた。
彼を通じて、仕事も変わったと耳にした。
あれだけ頑なにストレートの生活をしていたのに、
凄い変化だったんだ、と少し驚いた。

そして、その後、彼と再会したのは、10年ほど前の
ニューヨークのヴァージンメガストアの映画のビデオ売り場だった。
僕は旅行者で、彼は当時、前の彼とは別れ、
新しい恋人とサンフランシスコで暮らしている、という話だった。
僕はちょうど、癌になった直後でそんな話をしたことは覚えている。
その時も、僕は舞台を観る前で、彼は彼で約束があったらしく、
立ち話で30分ほど話しただけだった。
その時も何故か連絡先を交換することもなかった。

そんなワケで都合3回か、4回しか会っていないけれど、
カンキチ君は、とっても強く記憶に残っていた人だった。

今回の再会で、改めてやっと繋がりが出来たような気がする。
今や、facebookやtwitterの時代。
イヤでも繋がることは容易だ。

毎度、毎度、思うけれど、こうして店をやっていて、
特にゲイという狭い世界に生きていると、本当に
色々な再会がある。
この4年半の中で、その数はもの凄いのだから、
長く店をやっている人はもっと多いんだろう。

これからもどんな人たちと再会出来るのか、
楽しみで仕方がない。
久しぶりに雨が続く週末の夜の出来事だった。

posted by みつあき at 06:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月21日

苛立たないようにするには

いつも穏やかでニコニコしているソメロウちゃんが夕べ、店に来るやいなや
「マスターって、一番最近、怒ったことは
どんなこと?」と聞いてきた。

怒ったこと。
スタッフのだいしと顔を見合わせて、お互いに「ある?」と聞く。
だいしもそうらしいが、僕自身、あまり頭に来るということもなく、
怒りをあらわにすることもないので、思い当たらない。
そう答えると、ソメロウちゃんは
「ええっ!僕なんて頭に来ることばかりです。」と言った。

特に昨日は酷かったらしく、電車に乗ったら、
中でsuicaを落としてしまうし、
会社では重大なミスが発覚し、上司に怒られるし、
そのあと、お客さんからのクレーム処理で、一日
イライラしっぱなしだったようだ。

そんな苛立ちを持ちながら、帰りにパチンコ屋に行ったら、
周りは出ているのに、自分の台だけまったく出ない。
で、店員に「ここ、全然出ないじゃないか」と文句を言って来たと言う。

「で、スッキリした?」と尋ねると「まったく。」と
まだイライラしている様子。

たとえば、suicaを落としてしまったこと、
たとえば、ミスを犯してしまったこと、
そしてパチンコ屋で文句を言ってしまったこと、
その要因は自分自身にあるのに、
人のせいにすることに因って、さらに落ち込む。

ネガティブな気持ちはネガティブさを呼ぶし、
さらにそれを口にすることに因って、もっと気分が悪くなる。

「じゃあ、どうすればいいんだろう」とソメロウちゃんは言う。
我慢する、というよりも、まずは自らのことを反省し、
良かったと思えることに対して感謝する気持ちを持てば
きっと楽になるんじゃないか。
そう思う。

苛立たないようにするために、僕自身、実践しているのは
そういうこと。
これは最初はそうではなくても、そういう事を口にせず、
大したことじゃない、と自分に言い聞かせるようにするだけで
ずいぶん楽になる。

なんて、珍しく説教臭いブログになってしまった。
でも、ホントにそうしているほうが、楽だと思いませんか?
posted by みつあき at 06:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月20日

霊のはなし

一昨日、遅い時間にいたジースケが、店の奥のほうに人が見える、と急に言った。
もちろん、そこには誰もいない。
黙ってワインを飲みながら、みんなが話すのを
ニコニコと笑いながら、観ている、と言う。

そう言えば、その数日前に、タドゾウがふいに入り口のほうを観て
あれ?今、誰か入って来ようとしなかった?と聞いた。
確かに誰かがドアを明けて覗いていた、と言う。
すぐにタドゾウがドアの外を見に行ったけれど、
そこには誰もいなかったし、エレベーターも
2階で止まっていた。
驚いたのは、その時に、ジースケもいて、さすがに怖くて言えなかったけれど、
ジースケもその時、人影が見えた、と言う。

そんな話をしながら、奥にいる人の話をすると、
急に(その人が)怒りだしてしまったので、
この話をするのは止めにする、とジースケは言った。

ジースケは今まで霊のようなモノを見たことはなかったけれど、
うちの店で初めてだったようだ。

2丁目ではそういう話はよく聞いて、
霊感が強いアルバイトが、一人で店を任された時に、
仕事が終わってカウンターの中を掃除をしようとすると、
ものすごくたくさんの人がカウンターの中にいて、
掃除をするのが本当に大変だったようだ。

ジースケが「見える」と言った瞬間は少しぞくっとしたけれど、
見えない僕には何のことだか、よくわからない。
まあ、笑いながら座っていたのだから、
良しとしようか。

不思議なことはたくさんあるものだ。
posted by みつあき at 05:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする